与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~ 第25話 あらすじ/ネタバレ

程兮(ていせい)が緊急に斉焱(せいえん)に面会を求め、劉弥紗(りゅう・びさ)を救出するための策謀を共謀し、恒安城の地図を提供する。程若魚(てい・じゃくぎょ)は冷静に分析し、程兮(ていせい)が劉弥紗(りゅう・びさ)を紫衣局に隠している可能性を推測する。斉焱(せいえん)は程若魚(てい・じゃくぎょ)が親情と使命の板挟みになることを心配するが、程若魚(てい・じゃくぎょ)は剣と身をもって主君を守ることを誓う。

夜が訪れ、斉焱(せいえん)と程若魚(てい・じゃくぎょ)は顔を覆って紫衣局に潜入するが、玉娘(ぎょくじょう)に阻まれる。程若魚(てい・じゃくぎょ)は懇切に語り、悪の勢力に加担しないよう説得し、劉弥紗(りゅう・びさ)の行方を尋ねる。夏紫苑(かしようえん)が適宜に現れ、劉弥紗(りゅう・びさ)は局中にはいないことを明らかにする。そのとき、外では刀が交錯し、斉焱(せいえん)の居場所がばれてしまう。程若魚(てい・じゃくぎょ)はためらうことなく飛び出し、主君を危機から救う。

程兮(ていせい)は斉焱(せいえん)を認識し、剣を向けるが、発射はせず、逆に斉焱(せいえん)から裏切りの理由を問われる。程兮(ていせい)は斉焱(せいえん)の弱さを非難し、仇子梁(きゅう・しりょう)の横暴を許しているとし、弟こそが帝位にふさわしいと断言する。

程懐智(じょうかいち)が身を挺して現れ、斉焱(せいえん)に許しを請うとともに、程兮(ていせい)の身世の謎を明かす。彼女の父である斉琥は、王位争いで斉焱(せいえん)の祖父に殺害されたという。程兮(ていせい)は程若魚(てい・じゃくぎょ)が実の妹ではなく、8年前に斉宸(せいしん)に救われ、その賢さを見込んで養女にしたことを告白する。程懐智(じょうかいち)は早年、程兮(ていせい)を保護したことを思い出し、彼女が斉氏の遺孤であることを知る。

言い争いの末、二人は戦い、両者とも重傷を負う。程若魚(てい・じゃくぎょ)と程懐智(じょうかいち)は重傷を負った斉焱(せいえん)を宮中に連れ戻し、斉宸(せいしん)は旧傷が再発し、さらに新しい傷を負ったため、助からないかもしれないと診断する。皆が焦る中、斉焱(せいえん)は程懐智(じょうかいち)に看病させることを主張し、程若魚(てい・じゃくぎょ)の護衛を拒否し、李得昀(り・とくうん)と李則寧(りせきねい)の名を挙げて彼女を追い払おうとする。

程若魚(てい・じゃくぎょ)は揺るぎない決意で、斉焱(せいえん)と生死を共にすることを誓い、ついに斉焱(せいえん)の許可を得る。しかし、その条件は、斉焱(せいえん)と程兮(ていせい)の再戦を受け入れ、彼に忠誠を誓い、彼が李則寧(りせきねい)を娶るという決断と自分への不信を受け入れることだった。程若魚(てい・じゃくぎょ)はすべてを承諾し、ただ君主の側にいるためだけだった。

夏紫苑(かしようえん)は王林への復讐を決意し、程若魚(てい・じゃくぎょ)に別れを告げる。程若魚(てい・じゃくぎょ)は引き止めるが、無駄だった。程兮(ていせい)は仇子梁(きゅう・しりょう)に寝返り、劉弥紗(りゅう・びさ)の居場所を明かすものの、実際には王林の元に密かに移送していた。厳修(げんしゅう)は程兮(ていせい)の背景を調べ、仇煙織と協力して劉弥紗(りゅう・びさ)の居場所を推測し、厳修(げんしゅう)を捜索に派遣する。

李則寧(りせきねい)は斉焱(せいえん)に駕籠を贈り、一緒に凧揚げをして気を紛らわせる。程若魚(てい・じゃくぎょ)も付き添う。斉焱(せいえん)は突然体調を崩し、程若魚(てい・じゃくぎょ)は心配して李則寧(りせきねい)に斉焱(せいえん)をこれ以上働かせないように言うが、逆に斉焱(せいえん)に叱責され、李則寧(りせきねい)に謝罪する。李則寧(りせきねい)も程若魚(てい・じゃくぎょ)を快く思わず、無理やり追い払う。

李則寧(りせきねい)は献身的に斉焱(せいえん)の世話をし、自分が恋に落ちたと勘違いするが、斉焱(せいえん)は二人にとって権宜の計に過ぎないと明言する。李則寧(りせきねい)は父である李得昀(り・とくうん)を引き合いに出して圧力をかけるが、斉焱(せいえん)は動じず、心から信頼しているのは程若魚(てい・じゃくぎょ)だけであり、彼女を危険にさらさないために近づけられないと打ち明ける。

程若魚(てい・じゃくぎょ)は王林の邸宅を密かに偵察し、仇子梁(きゅう・しりょう)が訪れるのを目撃し、劉弥紗(りゅう・びさ)が密室に囚われていることを知る。程若魚(てい・じゃくぎょ)と後から駆けつけた夏紫苑(かしようえん)は協力し、程若魚(てい・じゃくぎょ)は侍女に扮して王林に近づき、夏紫苑(かしようえん)は裏庭で火を起こして注意をそらす。混乱に乗じて、二人は囚われ、毒を盛られた劉弥紗(りゅう・びさ)を救出するべく、手に汗握る救出作戦が展開される。

第25話感想

第25話は、緊迫感と感動が入り混じった、見応えのあるエピソードでした。程兮(ていせい)と斉焱(せいえん)の対立、程若魚(てい・じゃくぎょ)と斉焱(せいえん)の絆、そして劉弥紗(りゅう・びさ)の救出劇と、見どころ満載の内容でした。

特に印象的だったのは、程兮(ていせい)と斉焱(せいえん)の対立シーンです。二人の複雑な関係性や、それぞれの苦悩が浮き彫りになり、胸が締め付けられる思いでした。また、程若魚(てい・じゃくぎょ)が斉焱(せいえん)を庇う姿や、斉焱(せいえん)が程若魚(てい・じゃくぎょ)を気遣う様子にも感動しました。

さらに、劉弥紗(りゅう・びさ)の救出劇も手に汗握る展開で、最後まで目が離せませんでした。程若魚(てい・じゃくぎょ)と夏紫苑(かしようえん)の協力プレイや、二人の勇気ある行動に拍手を送りたいです。

つづく