与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~ 第28話 あらすじ/ネタバレ
仇煙織 (きゅう・えんしょく)は崔氏に毒を盛ったお茶を差し出しますが、崔氏は身元確認に忙しくお茶を飲む暇がありません。仇煙織 (きゅう・えんしょく)は程若魚(てい・じゃくぎょ)に合図を送りますが、程若魚(てい・じゃくぎょ)はすぐに理解できず、程兮(ていせい)が駆けつけます。崔氏は程若魚(てい・じゃくぎょ)が妊娠2ヶ月半であることを確認し、仇子梁(きゅう・しりょう)に報告しますが、仇子梁(きゅう・しりょう)は信じず、生死門を使って侍医を脅迫します。沈老(しんろう)と崔氏は正直に答えますが、侍医と崔氏は恐怖に震え、沈老(しんろう)は自分の判断を間違っていないと主張し、死を選ぶ覚悟をします。仇子梁(きゅう・しりょう)は3人全員の処刑を命じます。
仇子梁(きゅう・しりょう)は程若魚(てい・じゃくぎょ)に堕胎薬である安神湯を送り、斉焱(せいえん)は程若魚(てい・じゃくぎょ)のために命乞いをしますが、仇子梁(きゅう・しりょう)は聞き入れず、斉焱(せいえん)は仕方なく程若魚(てい・じゃくぎょ)に薬を飲ませます。
厳修(げんしゅう)は石淵(せきえん)の家を訪れ、一家が殺害され、袁醒(えんせい)が行方不明になっていることを知り、神才軍の軍営に急ぎます。斉焱(せいえん)は安神湯を受け取り、程若魚(てい・じゃくぎょ)に飲ませますが、仇子梁(きゅう・しりょう)の手下が去った後、程若魚(てい・じゃくぎょ)は薬を吐き出します。厳修(げんしゅう)は江定(こうてい)と交渉し、仇子梁(きゅう・しりょう)に偽の情報を伝え、成功すれば神才軍の大将軍にすると約束します。江定(こうてい)は息子の返還だけを望みます。
仇子梁(きゅう・しりょう)は程若魚(てい・じゃくぎょ)が安神湯を飲んだことを知り、程兮(ていせい)を責めます。程兮(ていせい)はすべてが仇烟織の策略だと疑います。斥候が急いで仇子梁(きゅう・しりょう)に報告し、鎮呉の軍隊が出発したことを伝えます。仇子梁(きゅう・しりょう)は程兮(ていせい)を殺そうとしますが、程兮(ていせい)は仇烟織を人質にします。仇子梁(きゅう・しりょう)は程兮(ていせい)に仇烟織を解放するよう命じ、全尸を与えることを約束しますが、程兮(ていせい)は拒否し、仇子梁(きゅう・しりょう)は2人を解放します。
厳修(げんしゅう)は仇烟織の計算通りに仇子梁(きゅう・しりょう)に報告し、2時間前に神才軍で内乱が発生し、仇子梁(きゅう・しりょう)の側近である袁醒(えんせい)と石淵(せきえん)が相打ちになり、江定(こうてい)だけが苦戦していると伝えます。仇子梁(きゅう・しりょう)は鎮圧に向かうよう要請しますが、まだ決断していません。斉焱(せいえん)は昏睡状態の程若魚(てい・じゃくぎょ)を抱きかかえ、すぐに皇宮に連れ戻そうとします。李得昀(り・とくうん)は兆儀軍を率いて護衛に駆けつけ、仇子梁(きゅう・しりょう)に神才軍の内乱を鎮圧するよう促します。仇子梁(きゅう・しりょう)は側近が全員死んだことを知り、程若魚(てい・じゃくぎょ)を顧みる余裕がなく、斉焱(せいえん)に彼女を連れ去らせます。
李得昀(り・とくうん)は斉焱(せいえん)と程若魚(てい・じゃくぎょ)を皇宮に送り届け、神才軍の崩壊の過程を簡単に説明します。程若魚(てい・じゃくぎょ)はすべてが仇烟織の策略だと認め、仇烟織は石淵(せきえん)の名を騙って袁醒(えんせい)の家族を殺害し、袁醒(えんせい)は石淵(せきえん)の一家を皆殺しにしたことを明かします。程若魚(てい・じゃくぎょ)は仇烟織の安全を心配しますが、斉焱(せいえん)は程兮(ていせい)が彼女を殺すことはないと断言し、棋営が混乱に乗じて神才軍を掌握し、劉弥紗(りゅう・びさ)を鎮呉に解放できると自信を示します。斉焱(せいえん)は10日以内にすべてを解決できると確信し、李得昀(り・とくうん)は彼の成功を祈ります。斉焱(せいえん)は仇子梁(きゅう・しりょう)が諦めないと心配しています。
程兮(ていせい)は仇烟織を幽閉しますが、仇烟織は動じず、程兮(ていせい)こそがすべてを操る黒幕だと暴露します。程兮(ていせい)はこれを認め、仇子梁(きゅう・しりょう)は神才軍の軍営に到着し、江定(こうてい)から内乱の全容を聞きます。仇子梁(きゅう・しりょう)はすべてが斉焱(せいえん)の策略だと断定し、敗北を認めようとはしません。
右丞相が程兮(ていせい)のもとを訪れ、仇烟織の解放を要求しますが、程兮(ていせい)は拒否し、右丞相と対立します。程兮(ていせい)は右丞相を殴り倒しますが、駆けつけた者に助けられ、右丞相は仇烟織を救い出します。仇烟織は右丞相が自分のために程兮(ていせい)と対立するとは思えず、右丞相は王位を狙ったことはなく、宦官を排除したいだけだと説明しますが、仇烟織は信じません。
第28話 感想
第28話は、衝撃的な展開が続く回でした。仇煙織の策略によって、神才軍は内乱状態に陥り、袁醒(えんせい)と石淵(せきえん)は相打ちになり、江定(こうてい)だけが生き残りました。斉焱(せいえん)は程若魚(てい・じゃくぎょ)を救うために、彼女を皇宮に連れ戻します。程兮(ていせい)は仇烟織を幽閉しますが、仇烟織は程兮(ていせい)こそが黒幕であることを暴露します。仇子梁(きゅう・しりょう)は神才軍の崩壊に怒り、右丞相に仇烟織の解放を要求しますが、程兮(ていせい)は拒否します。
第28話は、多くのキャラクターの思惑が交錯する回でした。仇煙織は自分の野望のために、多くの人々を犠牲にしました。程兮(ていせい)は仇煙織の策略に気づき、彼女を阻止しようとしますが、仇煙織の策略はあまりにも巧妙でした。斉焱(せいえん)は程若魚(てい・じゃくぎょ)を救うために、自分の立場を危険に晒しました。右丞相は仇煙織を救うために、程兮(ていせい)と対立しました。
つづく