与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~ 第3話 あらすじ/ネタバレ

覆面の刺客が蔡氏酒肆を襲撃し、斉焱(せいえん)を狙う。程若魚(てい・じゃくぎょ)と仇煙織は協力して刺客を撃退し、斉焱(せいえん)は無事だった。しかし、二人は互いに疑心暗鬼になり、斉焱(せいえん)が制止する。

程若魚(てい・じゃくぎょ)は紫衣局に戻り、程兮(ていせい)に功力を回復させる解毒剤を求めるが、3日かかることを知る。程兮(ていせい)は仇煙織が刺客を雇い、斉焱(せいえん)に近づこうとしたのではないかと疑うが、証拠はない。仇煙織も裏で調査し、この事件の背後に大きな陰謀があるのではないかと考える。

寿宴と剣器舞

仇子梁(きゅう・しりょう)の誕生日が近づき、高平(こうへい)を通じて紫衣局に剣器舞を披露するよう依頼する。程若魚(てい・じゃくぎょ)は激昂し、仇子梁(きゅう・しりょう)を罵倒するが、斉焱(せいえん)は説得し、承諾する。仇煙織は程若魚(てい・じゃくぎょ)の衝動を責め、他人を巻き込み、斉焱(せいえん)に迷惑をかけるのではないかと心配する。程若魚(てい・じゃくぎょ)は自分の過ちに気づき、程兮(ていせい)に舞の準備を伝える。程兮(ていせい)は程若魚(てい・じゃくぎょ)に軽率な行動を慎むように厳命し、腰牌を没収する。程兮(ていせい)は麗容(れい よう)と相談し、斉焱(せいえん)を利用して仇子梁(きゅう・しりょう)に対抗することを決める。

寿宴の日、斉焱(せいえん)は百官を率いて紫衣局を訪れ、仇子梁(きゅう・しりょう)は仇煙織を伴って遅れて到着する。剣器舞の最中、阿嫵が突然仇子梁(きゅう・しりょう)に襲いかかり、程若魚(てい・じゃくぎょ)が身を挺して庇い、負傷する。高平(こうへい)は阿嫵を厳しく拷問し、阿嫵は斉焱(せいえん)を黒幕だと証言する。程若魚(てい・じゃくぎょ)は信じられない。仇子梁(きゅう・しりょう)は仇煙織に事件の調査を命じ、程若魚(てい・じゃくぎょ)は同席を主張するが、失血过多で昏倒する。

真実と裏切り

程若魚(てい・じゃくぎょ)が目を覚ますと、阿嫵が重傷を負い、死にかけているのを見て心痛する。厳修(げんしゅう)から阿嫵の身の上話を聞き、程若魚(てい・じゃくぎょ)は真実を話すよう説得しようとする。斉焱(せいえん)が尋問に現れ、程若魚(てい・じゃくぎょ)は阿嫵の痛みを和らげ、亡き父への供養のために復讐しようとしたのではないかと推測する。仇煙織が調べた結果、阿嫵の身元が確認される。斉焱(せいえん)は阿嫵の釈放を命じるが、阿嫵は自害し、斉焱(せいえん)は急いで事件を解決し、阿嫵の責任にするとする。

程若魚(てい・じゃくぎょ)は斉焱(せいえん)に事件の再審を懇願するが、逆に責められる。仇煙織は疑問点を指摘し、程若魚(てい・じゃくぎょ)は阿嫵の死を悲しみ、真相を究明することを決意する。程兮(ていせい)は程若魚(てい・じゃくぎょ)が危険に巻き込まれるのを阻止しようとし、朝露の変の真相を明かす。斉焱(せいえん)は鄭家への捜査を命じられ、誤って阿嫵を傷つけ、その後、仇子梁(きゅう・しりょう)に擁立されて皇帝になったという。程若魚(てい・じゃくぎょ)は衝撃を受け、斉焱(せいえん)に対する見方が変わる。

第3話の感想

第3話は、緊迫感と衝撃が連続する展開で、最後まで目が離せませんでした。特に、阿嫵の悲劇的な最期は、胸が締め付けられる思いでした。彼女の復讐心は理解できるものの、自らの命を絶つという選択はあまりにも痛ましいです。

また、阿嫵の死の真相が明らかになったことで、斉焱(せいえん)に対する見方が大きく変わりました。彼は鄭家への捜査の際に誤って阿嫵を傷つけ、その罪悪感から逃れるために真実を隠蔽していたことがわかりました。彼の苦悩は理解できますが、そのために無実の人間を犠牲にしたことは許されることではありません。

程若魚(てい・じゃくぎょ)と仇煙織は、この事件を通して、互いを理解し始めるようになりました。最初は疑心暗鬼だった二人ですが、阿嫵の死をきっかけに、協力して真相を究明しようと決意します。二人の友情が今後どのように発展していくのか楽しみです。

つづく