与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~第38話 あらすじ/ネタバレ
程若魚(てい・じゃくぎょ)はついに九天玄女陣を完成し、仇烟織が訓練結果を視察し、応援する。程若魚(てい・じゃくぎょ)は廬から戻り、程兮(ていせい)の双砲を探したが、見つからなかった。仇烟織は程兮(ていせい)が朝露の変の真相を程若魚(てい・じゃくぎょ)に話すのではないかと心配し、復讐計画に支障をきたすのではないかと心配する。
麗容(れい よう)は程兮(ていせい)を祭る霊堂を設けたが、程兮(ていせい)は死を免れて突然現れた。麗容(れい よう)は驚きと喜びを隠せない。仇烟織は程兮(ていせい)から、程兮が紫衣局に戻ったことを聞き、厳修(げんしゅう)に捕縛を命じる。しかし、到着すると程兮の姿はなく、玉真坊の死士も姿を消していた。
程若魚(てい・じゃくぎょ)は斉焱(せいえん)に会いたいと願うが、仇烟織に監視されているため、仕方なく斉宸(せいしん)に訴える。斉宸(せいしん)は太皇太后の誕生日に宮廷に連れて行くことを約束する。
仇子梁(きゅう・しりょう)は97日間も閉関しているが、まだ死んでいない。神医は焦り、斉宸(せいしん)に相談する。仇烟織が斉宸(せいしん)を訪ねてきたとき、神医も同席していた。神医は当年、千年雪参で程若魚(てい・じゃくぎょ)の命を救ったこと、そして斉宸(せいしん)と共謀して仇子梁(きゅう・しりょう)を閉関に追い込んだことを明かす。神医は仇烟織が斉宸に気があることに気づき、席をはずす。
斉宸は仇烟織に復讐計画の詳細を語る。朝露の変の後、斉宸は乱葬崗から多くの人を救い出し、仇子梁(きゅう・しりょう)に草廬に軟禁された。そこで神医?田善(でんぜん)と知り合う。田善(でんぜん)の妻女は郊外で仇子梁(きゅう・しりょう)と遭遇し、残酷に殺害された。田善(でんぜん)は斉宸と共に、無遠大師の弟子を偽り、仇子梁(きゅう・しりょう)のために武功秘籍の後半を完成させる。そして、仇子梁を走火入魔させて死なせようと企てた。斉宸は将棋営の右丞相が実は田善(でんぜん)の弟子であることを認め、仇子梁に策を献じ、将棋営の営図と秘籍の半分を渡して信頼を得た。
将棋営の卒三は仇烟織の名を借りて程若魚を呼び出すが、程若魚はすぐに怪しいと気づく。卒三は玉真坊の死士であることを認め、程兮の命令で程若魚を呼びに来たと話す。程若魚は死士に従い、密道から程兮のもとへ向かう。仇烟織はこれを察知し、密道を捜索し、程若魚の衣服の糸を発見する。すぐに追跡を開始する。
追っ手がいることに気づいた死士は、程若魚に杏子林で待つように指示し、追っ手を引きつける。程若魚は急いで杏子林に到着すると、仇烟織が待ち構えていた。仇烟織は激怒し、程若魚を将棋営の牢に閉じ込める。仇烟織は厳修(げんしゅう)に斉宸への想いを打ち明けようとするが、厳修(げんしゅう)は話を聞く前に言い訳をして立ち去ってしまう。
韓定(かんてい)は斉焱(せいえん)のもとに駆けつけ、斉宸の手下から追われたことを報告する。斉焱(せいえん)はすべてを悟る。
程兮は仇烟織が伝令の死士を殺し、杏子林で程若魚を連れ去ったことを知り、程若魚が生きていることを確信する。程兮は程若魚に真相を伝え、自分の手で斉焱(せいえん)を殺させたいと考える。しかし、表に出ることができないため、麗容(れい よう)に程若魚を連れてくるように頼む。
仇烟織は程若魚を訪ね、数日後に解放することを約束する。程若魚は彼女の駒になることを拒否し、紫衣局を引き継いでも協力しないと宣言する。仇烟織は仕方なく程若魚を解放する。
程若魚はすぐに雨亭に向かい、程懐智(じょうかいち)が水晶棺に納められた人を冷陶で祭っているのを見つける。程若魚は自分が死んでいないことを繰り返し説明し、程懐智(じょうかいち)の多くの秘密を明かす。程懐智(じょうかいち)は彼女が程若魚であることを信じる。
程若魚が雨亭から出てくると、麗容(れい よう)に蔡氏酒肆に連れて行かれる。麗容(れい よう)は程若魚の真実を明かそうとした瞬間、後をつけてきた厳修(げんしゅう)に暗器で喉を刺され、死んでしまう。
第38話の感想
第38話は、物語が大きく動き出す重要なエピソードでした。程若魚はついに九天玄女陣を完成させ、仇烟織の復讐計画に大きく貢献します。しかし、程若魚は仇烟織の操り人形になることを拒否し、自分の意志を貫こうとします。
一方、斉宸と神医の復讐計画も明らかになりました。彼らは長年計画を練り、仇子梁を追い詰めていきます。しかし、彼らの復讐は果たして成功するのでしょうか?
また、麗容の死は物語に大きな衝撃を与えました。彼女は程若魚を助けるために命を落とし、程若魚に大きな影響を与えます。
つづく