与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~ 第39話 あらすじ/ネタバレ

麗容(れい よう)の死と程若魚(てい・じゃくぎょ)の怒り

程若魚(てい・じゃくぎょ)は麗容(れい よう)が殺されるのを目の当たりにし、悲しみと怒りを抑えながら刺客と激闘を繰り広げる。仇煙織が駆けつけて刺客を制止するが、程若魚(てい・じゃくぎょ)は彼女が麗容(れい よう)を殺させたと思い込み、怒りをぶつける。仇煙織は程若魚(てい・じゃくぎょ)を説得しようとするが、彼女は聞く耳を持たず、仇煙織は仕方なく彼女を捕らえる。

仇煙織の苦悩と厳修(げんしゅう)の想い

麗容(れい よう)を殺したくなかった厳修(げんしゅう)だが、状況を打開するためにやむを得ず手を出した。仇煙織は程兮(ていせい)が黙っていないことを理解し、程若魚(てい・じゃくぎょ)を拘束する。

程若魚は程懐智(じょうかいち)に斉焱(せいえん)に伝言を頼み、翌晩雨亭で会う約束を取り付ける。斉焱(せいえん)は激动のあまり再び血を吐く。程若魚は牢獄の中で麗容(れい よう)の優しさを思い出し、複雑な気持ちになる。仇煙織が訪ねてくるが、程若魚は彼女を罵倒する。仇煙織は反論できず、涙ながらに去っていく。

悲しみに暮れる仇煙織は体調を崩し、厳修(げんしゅう)は彼女を看病する。厳修(げんしゅう)は程若魚に今は会わない方が良いと進言するが、仇煙織は程若魚を自分の祖父のように誇り高く感じ、自分には到底及ばないと嘆く。厳修(げんしゅう)は彼女を励まし、程若魚が彼女の真意を理解する日が来ると信じる。仇煙織は薬を飲んで眠りにつく。厳修は懐から枯れた花を取り出し、仇煙織に渡す。彼は仇煙織の仇が晴れたら命を程若魚に捧げ、彼女たち姉妹の間に確執を生じさせないと約束する。

程兮(ていせい)の復讐と程若魚の真実

麗容の死を知った程兮(ていせい)は、彼女の愛用品と首飾りを集め、蔡氏の酒肆と共に焼き払う。彼女は仇煙織に血の報復を誓う。

程若魚は夢の中で麗容が生きているのを見て喜ぶが、目が覚めると夢だったことに気づく。彼女は麗容が死の直前に託した密書を取り出す。そこには程若魚が王揚(おうよう)の孫娘王若冷(おうじゃくれい)であることが記されていた。程若魚は自分が斉焱(せいえん)に殺された王揚(おうよう)の娘であり、姉の王若清(おうじゃくせい)を殺したのも彼であることを知る。

程若魚は手紙を読み終えると、程兮(ていせい)に会いに行くことを主張する。仇煙織はそれを聞いて厳修の制止を振り切って程若魚に会いに行く。程若魚は手紙の内容を確認するために程兮(ていせい)に会いに行こうとするが、仇煙織は手紙が偽物だと主張する。程若魚は信じず、仇煙織を人質に取る。厳修は仕方なく彼女を解放する。

程若魚と斉焱(せいえん)の対決

程若魚は街中で紫衣局の姑娘阿施に出会い、程兮に会うための道案内を頼む。程若魚は手紙の内容が真実かどうかを問い詰め、程兮は程若魚が撃たれた時に残された血染めの衣服、玉佩、そして斉焱(せいえん)の矢じりを示す。程若魚はそれらを一つ一つ確認し、真実であることを確信する。彼女はそれらを持って斉焱に会いに行くが、途中で刺客に襲われる。彼女は刺客たちを倒し、その場を後にする。

厳修は刺客から程若魚が雨亭で斉焱に会うことを知り、急いで仇煙織に知らせに行く。

斉宸(せいしん)の決断と程若魚と斉焱の再会

斉宸(せいしん)は程兮のやり方に激怒し、彼女が程若魚を利用して斉焱を陥れようとしていることを非難する。程兮はすべて彼が早く皇帝になるためだと主張するが、斉宸(せいしん)は王位に興味がなく、もし即位するとしても堂々とやりたいと考える。斉宸(せいしん)は怒り、程兮を恒安城から追放し、紫衣局は玉娘(ぎょくじょう)に任せる。

斉焱は約束通り雨亭で程若魚を待つ。程若魚が到着し、矢じりを突きつけて斉焱を問い詰める。斉焱は過去の行いを認め、程若魚は仮面を外し、自分が王揚(おうよう)の孫娘王若冷(おうじゃくれい)であることを明かす。斉焱は驚愕し、王若冷(おうじゃくれい)のために命を捧げようと青光剣を渡し、彼女の裁きを受け入れる。程若魚は彼に苦衷を説明してほしいと願うが、斉焱は多くを語ろうとしない。

第39話の感想

第39話では、物語が大きく動き、衝撃的な展開が続きました。特に、麗容の死と程若魚の怒り、そして程若魚が自分の真実を知ったシーンは、視聴者に強い印象を与えたのではないでしょうか。

麗容の死は、程若魚にとって大きな心の傷となりました。彼女は悲しみと怒りを抑えきれず、刺客と激闘を繰り広げます。仇煙織が彼女を説得しようとするも、程若魚は聞く耳を持ちません。仇煙織の苦悩と厳修の想いが描かれたシーンは、物語に深みを与えています。

一方、程若魚は麗容から託された密書を読み、自分が王揚(おうよう)の孫娘であることを知ります。さらに、姉の王若清(おうじゃくせい)を殺し、自分にも傷を負わせたのが斉焱であることも明らかになります。この真実を知った程若魚は、復讐に燃えます。

つづく