与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~ 第40話 あらすじ/ネタバレ

程若魚(てい・じゃくぎょ)は、斉焱(せいえん)が自分を救うために家族を殺したことを知り、大きな苦悩に陥ります。これまで共に生死を共にした日々を思い出し、復讐を決意できずにいました。しかし、家族の仇を忘れることもできず、ただ涙を流すばかりです。

絶望に駆られた斉焱(せいえん)は、自らを傷つけようとします。その瞬間、駆けつけた仇煙織 (きゅう・えんしょく)が彼を救い、程若魚(てい・じゃくぎょ)は何も言わずに立ち去ります。

程若魚(てい・じゃくぎょ)が屋敷を出ようとすると、严修が彼女を止めます。彼は恩返しとして命を賭けて彼女を守り、将棋営に戻って武芸を磨くことを提案しますが、程若魚(てい・じゃくぎょ)は冷たく断ります。

そこへ、紫衣局の阿施が現れ、程兮(ていせい)を探す名目で程若魚(てい・じゃくぎょ)を連れ去ろうとします。程若魚(てい・じゃくぎょ)は阿施の靴の異変に気づき、何も言わずに彼女に従います。严修も後を追います。

一方、心を閉ざした斉焱(せいえん)は、治療を拒否し、死を望みます。程怀智(てい かいち)は焦りますが、どうすることもできません。田善(でんぜん)大夫も彼の心を動かすことはできません。

程若魚(てい・じゃくぎょ)は、程兮(ていせい)を追いかけ、馬車の中で彼女と対峙します。程兮(ていせい)は、斉焱(せいえん)に近づかせるために程若魚(てい・じゃくぎょ)を利用したことを認め、家族の仇を討つように説得します。しかし、程若魚(てい・じゃくぎょ)は惑わされることなく、程兮(ていせい)のさらなる陰謀を暴きます。程兮(ていせい)は、阿施の特製靴を証拠として利用し、仇煙織 (きゅう・えんしょく)を陥れて2人を引き裂き、程若魚(てい・じゃくぎょ)を完全に掌握しようとしていました。

陰謀が露呈した程兮は、程若魚(てい・じゃくぎょ)に自分を殺すように要求します。怒った程若魚(てい・じゃくぎょ)は立ち去ろうとしますが、程兮に毒を盛られ、倒れてしまいます。

一方、斉宸(せいしん)と仇煙織 (きゅう・えんしょく)は、斉焱(せいえん)の死を偽装して程兮を油断させ、程若魚(てい・じゃくぎょ)を救出する計画を立てます。李得昀(り・とくうん)ら百官は斉焱(せいえん)に謁見しようとしますが、程怀智(てい かいち)に巧みに阻止されます。

阿施は噂を信じて程兮に斉焱(せいえん)の死を報告します。程兮は疑念を抱きながらも、阿施に程怀智(てい かいち)を気絶させて真実を確かめようとします。程怀智(てい かいち)は気絶した際に、斉焱(せいえん)と李得昀(り・とくうん)の密会計画をうっかり漏らしてしまいます。程兮はこれを利用して、程怀智(てい かいち)に斉宸(せいしん)への譲位を偽装した遺詔を書かせようとします。

しかし、阿施の暗殺計画は、事前に準備していた韓定(かんてい)に阻止されます。斉宸(せいしん)が適宜に現れ、程兮の陰謀を暴きます。実は、これはすべて斉宸(せいしん)が仕組んだ罠であり、彼は最初から程兮の狙いを見抜いていたのです。

阿施は戻って報告しますが、斉焱(せいえん)の死を偽装したことがバレてしまいます。程兮は斉宸(せいしん)と手を組んで帝位を奪おうとしますが、斉宸(せいしん)は彼女の真の野心を見抜きます。程兮は女帝になることを望んでいたのです。

斉宸(せいしん)は程兮の毒計を暴き、袁都(えんど)らと共に彼女を捕らえ、その正体を明らかにします。

こうして、程兮の野心は完全に打ち砕かれ、彼女は幽閉され、二度と悪事を働くことができなくなります。一方、程若魚(てい・じゃくぎょ)は一連の出来事を通じて、復讐と許しについてより深く理解するようになります。彼女の未来は、新たな思考と決断の中で展開されていくでしょう。

斉焱(せいえん)と程若魚(てい・じゃくぎょ)の複雑な感情のもつれ、そして皇位をめぐる争いは、程兮の敗北によって一時的に終結を迎えます。しかし、真の平穏が訪れるには、さらなる時間と努力が必要かもしれません。

第40話の感想

第40話は、衝撃の事実と裏切り、そして決断が描かれた、ドラマチックな展開の回でした。程若魚(てい・じゃくぎょ)が斉焱(せいえん)の真実を知り、苦悩する姿は胸を打ちました。また、程兮の陰謀が明らかになり、斉宸(せいしん)がそれを阻止するシーンはハラハラドキドキしました。

特に印象に残ったのは、程若魚(てい・じゃくぎょ)と程兮の対峙シーンです。程若魚(てい・じゃくぎょ)は惑わされることなく、程兮の真意を見抜きます。そして、程兮の毒計を暴き、彼女を捕らえる斉宸(せいしん)の活躍も素晴らしかったです。

この回で、程若魚(てい・じゃくぎょ)は復讐と許しについてより深く理解するようになります。彼女の未来がどうなるのか、今後の展開が気になります。また、斉焱(せいえん)と程若魚(てい・じゃくぎょ)の複雑な感情のもつれも、今後の見どころの一つです。

つづく