与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~第41話 あらすじ/ネタバレ
斉宸(せいしん)はそっと安神香囊を取り外し、薬で程若魚(てい・じゃくぎょ)を目覚めさせます。仇烟織が訪ねてきた時、斉宸(せいしん)はそれを機に部屋を後にします。田善(でんぜん)医师は斉焱(せいえん)の治療をしようとするも、拒否されてしまいます。外で焦る程怀智(てい かいち)の懇願にも、斉焱(せいえん)は応じません。田善(でんぜん)は急遽、程若魚(てい・じゃくぎょ)の協力を求めます。斉焱(せいえん)の命が危ないからです。
仇烟織は程若魚(てい・じゃくぎょ)に私怨を捨てて斉焱(せいえん)に会うよう懇願し、一刻を争う状況であること、斉焱(せいえん)が命の危機にあることを強調します。程若魚(てい・じゃくぎょ)は葛藤を抱えながらも、仇烟織の真摯な言葉に心を動かされ、斉焱に会うことを決意します。仇烟織は斉宸(せいしん)にも決意を伝え、斉焱と共に仇子梁(きゅう・しりょう)を倒し、朝廷の混乱を避けるために力を合わせたいと表明します。程若魚(てい・じゃくぎょ)はそれを聞いて、斉焱に会う決意を固めます。
程若魚は斉焱の寝宮に直接向かいます。高平(こうへい)が様子を窺おうとしますが、程怀智(てい かいち)に追い払われます。斉焱は程若魚を待ちわびており、彼女の到着に少し安心します。二人は率直に語り合い、雨亭での出会いを振り返ります。程若魚は程兮(ていせい)が自分を利用していた真実を明かし、黒幕を追及することを誓います。斉焱は偽りの第三者として程若魚と協力し、実は斉宸(せいしん)の真意を探るために彼女を送り込んだことを打ち明けます。斉焱は王若冷(おうじゃくれい)と王若清(おうじゃくせい)を守るため、そして阿妩と程若魚を救うために、必死に弓術を練習していたことを明かし、誤解が解け、二人は再び心を通わせます。
程若魚は調査結果を斉焱に報告します。斉宸(せいしん)は王位に興味がないことを自白し、宦官勢力の排除を手伝いたいと申し出ます。斉焱は半信半疑ながら、心中に計画を立てます。程若魚は斉焱に薬を飲ませ、程怀智(てい かいち)は喜びながらも高平(こうへい)の視線を警戒し、再び追い払います。仇烟織が現れ、二人が仲良くしている様子を見て安心し、その場を去ります。
斉焱は自ら行動を起こし、斉宸(せいしん)の真の姿を暴くことを決意します。仇烟織と厳修(げんしゅう)が陣営に戻ると、仇子梁(きゅう・しりょう)から3日以内に妃となるよう命じる密令が届きます。厳修(げんしゅう)は本心に従うよう説得しますが、仇烟織は復讐心に駆られ、途中で諦めることを拒否します。
袁都(えんど)は斉宸(せいしん)に仇子梁(きゅう・しりょう)の縁談について報告します。斉宸(せいしん)は絶望に陥ります。程若魚は斉焱が仇烟織を娶ろうとしていることを知り、憤慨して去ろうとしますが、程怀智(てい かいち)の説得により、三原の徐木塬陵園で待つことになります。
斉焱は計画を立て、韓定(かんてい)が高平(こうへい)を尾行し、彼が程兮(ていせい)を密かに解放していたことを暴きます。斉焱は仇烟織が実は王若清(おうじゃくせい)であり、何度も程若魚を助けてきたのは偶然ではないと確信します。左車(さしゃ)は程兮(ていせい)を厳しく尋問しますが、程兮(ていせい)は屈せず、拷問を受けます。
程若魚は仇烟織を訪ね、酒に酔って憂さ晴らしをしている彼女を見て、宮廷に嫁ぎ、斉焱と共に残りの人生を過ごしたいと打ち明けます。仇烟織は実は仇子梁(きゅう・しりょう)の監視に気づいており、決戦が近づいていることを予感し、程若魚を危険に巻き込みたくないと考え、彼女を挑発します。程若魚は憤慨して立ち去ります。
程若魚は突然、頭痛がして記憶が断片的に蘇り、そのまま気を失います。仇烟織は急いで駆けつけ、厳修(げんしゅう)に程若魚をすぐに遠くに逃がすよう命じ、仇子梁(きゅう・しりょう)の危害から守ります。嵐が近づき、二人の運命が交錯し、今後の闘いの中でそれぞれの伝説を刻んでいくことでしょう。
第41話の感想
第41話は、衝撃的な展開が続いた回でした。特に、程若魚と斉焱の再会シーンは感動的でした。二人は誤解を解き合い、再び心を通わせました。しかし、斉焱が仇烟織を娶ろうとしていることを知った程若魚は、憤慨して去ってしまいました。
仇烟織の真の目的も明らかになりました。彼女は仇子梁を倒すために、斉焱と協力することを決意しました。しかし、仇子梁の監視に気づき、程若魚を危険に巻き込みたくないと考え、彼女を挑発しました。
程若魚は突然、頭痛がして記憶が断片的に蘇り、気を失ってしまいました。仇烟織は彼女を遠くに逃がすよう命じ、仇子梁の危害から守りました。
つづく