与君歌(よくんか)～乱世に舞う運命の姉妹～ 第42話 あらすじ/ネタバレ
昏睡から目覚めた程若魚(てい・じゃくぎょ)は、華やかな衣装に身を包んだ仇煙織 (きゅう・えんしょく)の姿に複雑な思いを抱く。程若魚(てい・じゃくぎょ)は幼い頃に過ごした剣南東川を訪れ、昔の出来事について情報を得ようとする。仇煙織 (きゅう・えんしょく)は程若魚(てい・じゃくぎょ)に簪を付けてもらうように頼み、程若魚(てい・じゃくぎょ)は仮面を付けて東川へと旅立つ。
一方、斉宸(せいしん)は程兮(ていせい)が程若魚(てい・じゃくぎょ)の出生の秘密を明かすことを恐れ、仇子梁(きゅう・しりょう)が程若魚(てい・じゃくぎょ)を殺害することを心配する。左車(さしゃ)は程兮(ていせい)を執拗に問い詰めるが、程兮(ていせい)は程若魚(てい・じゃくぎょ)の正体を明かさず、左車(さしゃ)は怒りを露わにする。斉焱(せいえん)は斉宸(せいしん)に遺書を見せ、仇煙織 (きゅう・えんしょく)が皇后になった後に女帝になることを恐れて、大婚の日に3人の酒に毒を盛って仇煙織 (きゅう・えんしょく)と仇子梁(きゅう・しりょう)を道連れにしようと企む。斉宸(せいしん)は仇煙織 (きゅう・えんしょく)を信じ、皇帝になることも仇煙織 (きゅう・えんしょく)を傷つけることも拒否する。斉焱(せいえん)は仇煙織 (きゅう・えんしょく)が王若清(おうじゃくせい)であることを疑い、斉宸(せいしん)が仇煙織 (きゅう・えんしょく)を信じていることにより、その確信を強める。
程若魚(てい・じゃくぎょ)は東川への旅を続けるが、左車(さしゃ)が将棋令を持って現れ、仇煙織 (きゅう・えんしょく)の命で程若魚(てい・じゃくぎょ)を捕まえようとする。卒七は左車(さしゃ)と戦い、程若魚(てい・じゃくぎょ)の逃走を助ける。負傷した卒七は仇煙織 (きゅう・えんしょく)に報告し、左車(さしゃ)が将棋令を持っていることから、仇子梁(きゅう・しりょう)が左車に将棋令を与えたこと、自分の正体がバレたことを知る。仇煙織 (きゅう・えんしょく)は厳修(げんしゅう)に左車を追わせ、仇子梁(きゅう・しりょう)に会いに行く。
仇煙織 (きゅう・えんしょく)は修行中の仇子梁(きゅう・しりょう)に会おうとするが、追い返されてしまう。仇煙織 (きゅう・えんしょく)は仇子梁の動向を監視し、左車が報告するのを阻止する。厳修(げんしゅう)は左車を捕まえ、仇煙織 (きゅう・えんしょく)の前に連れてくる。仇煙織 (きゅう・えんしょく)は左車を問い詰め、右馬(うま)の弟であることを認めさせる。左車は程若魚(てい・じゃくぎょ)と仇煙織 (きゅう・えんしょく)が姉妹であることを暴露しようとするが、仇煙織 (きゅう・えんしょく)は仇子梁の疑い深さを知り、覚悟を決める。
仇煙織 (きゅう・えんしょく)は厳修(げんしゅう)に程若魚(てい・じゃくぎょ)の保護を命じるが、仇子梁が神才軍を派遣して程若魚(てい・じゃくぎょ)を捕まえようとする。程若魚(てい・じゃくぎょ)は煙幕弾を使って厳修(げんしゅう)を逃がし、単身で仇子梁に会いに行く。仇子梁は仇煙織 (きゅう・えんしょく)と程若魚(てい・じゃくぎょ)が王揚(おうよう)の孫娘であることを暴露し、仇煙織 (きゅう・えんしょく)は死を覚悟する。仇子梁は右丞相の斉宸(せいしん)を呼び、斉宸(せいしん)も覚悟を決める。仇子梁は2人への復讐を誓い、生きた心地をさせないと宣言する。
第42話 感想
第42話は、物語が大きく動き出す重要な回でした。昏睡から目覚めた程若魚(てい・じゃくぎょ)は、仇煙織 (きゅう・えんしょく)の正体を知り、複雑な思いを抱きます。一方、斉宸(せいしん)は仇煙織 (きゅう・えんしょく)の出生の秘密を明かされることを恐れ、程兮(ていせい)を問い詰めます。
程若魚(てい・じゃくぎょ)は東川への旅を続ける中で、左車に襲撃されますが、卒七の助けで逃走します。仇煙織 (きゅう・えんしょく)は左車の正体を知り、仇子梁に会いに行きますが、追い返されてしまいます。
仇子梁は、程若魚(てい・じゃくぎょ)と仇煙織 (きゅう・えんしょく)が王揚(おうよう)の孫娘であることを暴露し、2人を捕らえようとします。仇煙織 (きゅう・えんしょく)は油鍋の危機に陥りますが、仇子梁は彼女を救い、斉焱(せいえん)との間に子供を産むように命じます。
この回では、仇子梁の冷酷さと、仇煙織 (きゅう・えんしょく)と斉宸(せいしん)の絆の深さが描かれました。また、程若魚(てい・じゃくぎょ)と仇煙織 (きゅう・えんしょく)の姉妹関係が明らかになり、物語は新たな展開を迎えます。
仇子梁は熱した油の入った鍋を用意し、斉宸(せいしん)をその下に立たせる。仇煙織 (きゅう・えんしょく)は油鍋を吊るしている縄を焼くように強要される。仇煙織 (きゅう・えんしょく)と斉宸(せいしん)は油鍋の下で肩を並べ、縄が焼け落ちて油鍋が落ちてきそうになる。その時、仇子梁は拂塵を投げつけて油鍋を支え、仇煙織 (きゅう・えんしょく)に斉焱(せいえん)との間に子供を産むように命じる。仇子梁は将来、その子供を皇帝に即位させ、斉宸(せいしん)に新皇帝を補佐させようと企む。
仇子梁は斉焱(せいえん)を見舞い、偽善的な言葉をかけながら、程若魚(てい・じゃくぎょ)と仇煙織 (きゅう・えんしょく)を姉妹同士で争わせるように仕向ける。斉焱は自分が罪を被るから程若魚(てい・じゃくぎょ)を解放するように懇願するが、仇子梁は拒否する。斉焱は床から這い出して仇子梁に土下座するが、仇子梁は聞く耳を持たず、怒って立ち去る。
つづく
