与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~第43話 あらすじ/ネタバレ
仇烟織と斉焱(せいえん)の結婚式
仇子梁(きゅう・しりょう)は仇烟織に鳳冠霞帔を送り、斉宸(せいしん)に送親を命じる。程若魚(てい・じゃくぎょ)は酒場で仇烟織と斉焱(せいえん)の結婚式の喜酒が配られているのを見て複雑な気持ちになる。厳修(げんしゅう)は酒に酔って泣き叫び、配っていた酒を全部奪い取ってしまう。程若魚(てい・じゃくぎょ)は厳修(げんしゅう)を無視して去っていく。
仇烟織は鳳冠霞帔を着て仇子梁(きゅう・しりょう)に別れを告げ、花轎に乗って皇宮へ向かう。仇子梁(きゅう・しりょう)は得意げな笑みを浮かべる。
厳修(げんしゅう)の危機
厳修(げんしゅう)は森の中で居眠りをしているところを左車(さしゃ)に襲われる。厳修(げんしゅう)は必死に抵抗し、左車(さしゃ)を負傷させる。厳修は逃走しようとするが、左車(さしゃ)は部下に追撃を命じる。程若魚(てい・じゃくぎょ)は遠くからこの光景を見て、仇烟織の安全を心配する。
仇烟織の正体
結婚式の夜、仇烟織は斉焱(せいえん)に早く子供を作りたいと伝えるが、斉焱(せいえん)は体調が悪いと断る。仇烟織はしつこく迫らず、斉焱(せいえん)は仇烟織が王揚(おうよう)の孫娘である王若清(おうじゃくせい)であることを見抜く。仇烟織は否定するが、斉焱(せいえん)は韓定(かんてい)に王家の老僕人を連れてこさせる。老僕人は王若清(おうじゃくせい)が猫アレルギーであることを明かし、程若魚(てい・じゃくぎょ)が小さい頃から猫のぬいぐるみで遊んでいたことを証言する。斉焱(せいえん)は斉宸(せいしん)の真意がわからず、どうすればいいのか悩む。
仇子梁(きゅう・しりょう)の脅迫
仇子梁(きゅう・しりょう)は田善(でんぜん)を拷問し、偽物の武功秘伝の解き方を聞き出そうとする。田善(でんぜん)は頑なに口を閉ざし、仇子梁を罵倒する。仇子梁は田善(でんぜん)の家族を全員殺すと脅迫するが、田善(でんぜん)は屈しない。
斉焱(せいえん)と程若魚(てい・じゃくぎょ)の苦悩
斉焱(せいえん)と程若魚はどちらも眠れぬ夜を過ごす。程若魚は森の中でたくさんの蛍を見て斉焱(せいえん)のことを思い出し、斉焱(せいえん)は程若魚の血のついた白綾を抱きしめて苦しむ。
李則寧(りせきねい)への伝言
翌朝、斉焱(せいえん)は仇烟織を連れて皇太后に挨拶に行く。李則寧(りせきねい)もそこに居合わせ、すぐに退席しようとする。斉焱(せいえん)は李則寧(りせきねい)を送り届けると申し出る。仇烟織は斉焱(せいえん)が李則寧(りせきねい)に李得昀(り・とくうん)への伝言を託そうとしていることに気づくが、止めることはできない。李得昀(り・とくうん)は斉焱(せいえん)からの命令を受け、門下生と相談して神才軍の軍饷を減らすことを決める。仇子梁はこれを聞いて激怒し、李得昀(り・とくうん)が軍饷を横領したという噂を流す。
仇子梁の企み
仇子梁は牢獄にいる程兮(ていせい)のもとを訪れる。仇子梁は程兮(ていせい)の行動をすべて把握しており、仇烟織が王若清(おうじゃくせい)であることも知っている。仇子梁は程若魚と仇烟織を姉妹同士で争わせるつもりだと明かす。
第43話の感想
第43話は、緊迫感と切なさが交錯する展開でした。仇烟織と斉焱(せいえん)の結婚式は、表面上は華やかでしたが、それぞれの思惑が複雑に絡み合い、不穏な空気が漂っていました。
仇子梁は相変わらず冷酷で、田善(でんぜん)を拷問したり、程兮(ていせい)を脅迫したりと、悪辣な手段を使って目的を達成しようとします。彼の野望はとどまることを知らず、周囲の人々を不幸に陥れています。
斉焱(せいえん)は仇子梁と戦いながら、程若魚への想いを断ち切ることができずに苦悩しています。仇烟織との結婚は、彼にとって苦渋の決断だったのでしょう。
程若魚もまた、斉焱(せいえん)への想いを胸に秘めながら、仇子梁との戦いに身を投じています。彼女の強さと優しさは、多くの人の心を打つでしょう。
つづく