与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~ 最終回 結末 第49話 あらすじ/ネタバレ

李則寧(りせきねい)は急いで金殿の外にやってきて、韓定(かんてい)から斉焱(せいえん)の聖旨を待つように言われる。一方、斉焱(せいえん)は李得昀(り・とくうん)を救い起こし、すぐに朝議に出席させるように命じる。

斉焱(せいえん)は文武百官全員を金殿に呼び寄せ、先帝の遺詔を披露する。程若魚(てい・じゃくぎょ)が遺詔を水に浸すと、「传位斉宸(せいしん)」の4文字が特製の薬水で書かれており、水に濡れると消えてしまい、「传位斉焱(せいえん)」に変わる。斉焱(せいえん)は斉宸(せいしん)を試していたことを認め、斉宸(せいしん)が潔く大義を主張したことに深く謝罪する。

斉焱(せいえん)は朝露の変の真相を詳しく説明する。先帝は斉焱(せいえん)に仇子梁(きゅう・しりょう)に寝返って力を蓄えさせ、斉宸(せいしん)を使って仇子梁(きゅう・しりょう)の注意をそらすように命じていた。斉宸(せいしん)も斉焱(せいえん)に命を救われたことに感謝し、斉焱(せいえん)は斉宸(せいしん)を堂々たる君子だと称え、储君に立てることを宣言する。

その夜、斉焱(せいえん)は程若魚(てい・じゃくぎょ)と一生を共にして、望む通りの人生を送りたいと約束する。程若魚(てい・じゃくぎょ)は感動して涙を流す。

正月十五日、斉焱(せいえん)と程若魚(てい・じゃくぎょ)は微服で宮殿を出て、街で賑やかに灯を眺める。劉弥紗(りゅう・びさ)は程若魚(てい・じゃくぎょ)を呼び出し、容姿を変える霊丹妙薬が欲しいこと、世界中を旅して理想の相手を見つけたいことを話す。程若魚(てい・じゃくぎょ)は劉弥紗(りゅう・びさ)の願いが叶うことを祈る。劉弥紗(りゅう・びさ)は程若魚(てい・じゃくぎょ)に別れを告げて、翌日には鎮呉に帰るという。程若魚(てい・じゃくぎょ)は涙ながらに見送る。

斉焱(せいえん)と程若魚(てい・じゃくぎょ)は灯を眺めながら歩く。程若魚(てい・じゃくぎょ)は来年も一緒に灯を見たいと言うが、斉焱(せいえん)は自分の余命が長くないことを悟り、程若魚(てい・じゃくぎょ)が一人になっても幸せに暮らすように願う。程若魚(てい・じゃくぎょ)は話題を変えようとするが、斉焱(せいえん)は程若魚(てい・じゃくぎょ)を抱き上げてくるくると回る。突然、斉焱(せいえん)はめまいを起こして倒れてしまう。

田善(でんぜん)が診察すると、斉焱(せいえん)は病がかなり進行しており、手遅れであることがわかる。田善(でんぜん)は斉焱(せいえん)が毒を以て毒を制する安神丸を服用していたことを明かす。斉宸(せいしん)は激怒するが、田善(でんぜん)は斉焱(せいえん)が強く望んでおり、誰にも言うなと命じられていたと説明する。斉焱(せいえん)は残りの人生をかけて仇子梁(きゅう・しりょう)を倒そうとしていたのだ。

程若魚(てい・じゃくぎょ)は最後の安神丸を斉焱(せいえん)に飲ませようとするが、田善(でんぜん)は慎重になるように忠告する。もし斉焱(せいえん)が急死すれば、程若魚(てい・じゃくぎょ)は弑君の罪に問われる恐れがあるからだ。しかし、程若魚(てい・じゃくぎょ)は斉焱(せいえん)が必ず目覚めると信じている。

田善(でんぜん)の懸命な治療により、斉焱(せいえん)は意識を取り戻す。斉宸(せいしん)と田善は部屋を出て、斉焱(せいえん)と程若魚(てい・じゃくぎょ)に二人だけの時間を与える。

斉焱(せいえん)は程若魚(てい・じゃくぎょ)に愛を伝え、来世では一介の布衣となって、程若魚(てい・じゃくぎょ)と寄り添って暮らしたいと願う。程若魚(てい・じゃくぎょ)は斉焱(せいえん)の胸に泣き崩れる。斉焱(せいえん)は自分が死んだら、韓定(かんてい)に程若魚(てい・じゃくぎょ)を宮殿から連れ出し、自由に旅をさせるように頼む。程若魚(てい・じゃくぎょ)は承諾する。

斉焱(せいえん)は息も絶え絶えになり、斉宸(せいしん)と文武百官は龍榻の前に跪く。斉焱(せいえん)は斉宸(せいしん)を呼び寄せ、最後の力を振り絞って起きてそばに座らせ、皇位を譲ることを宣言する。そして、斉宸(せいしん)の腕の中で安らかに息を引き取る。場にいた全員が感動し、太皇太后は悲しみのあまり涙を流す。

韓定(かんてい)は程若魚(てい・じゃくぎょ)を宮殿から連れ出すが、途中、斉焱(せいえん)が崩御したとの知らせが届く。程若魚(てい・じゃくぎょ)は悲しみに暮れ、涙を流しながら馬に乗って去っていく。

斉宸(せいしん)は皇帝に即位し、青光剣を玉娘(ぎょくじょう)に授けて、紫衣局の新任持剣人に任命する。程若魚(てい・じゃくぎょ)は特色のある麺店を開業し、連日多くの人が訪れる。程若魚(てい・じゃくぎょ)は日々忙しく働いているが、斉焱(せいえん)が望んでいた太平の世が訪れたことを目の当たりにして、心の中で静かに哀悼の意を表する。

第49話の感想

第49話は、壮大な歴史ドラマ『与君歌』の感動的な最終回でした。物語は、愛、犠牲、そして運命の力を描いた、忘れられないクライマックスで幕を閉じました。

斉焱(せいえん)と程若魚(てい・じゃくぎょ)の愛の物語は、このドラマの核心でした。二人は数々の困難を乗り越え、永遠の愛を誓い合いました。斉焱(せいえん)の死は、程若魚(てい・じゃくぎょ)に深い悲しみをもたらしましたが、彼女は彼の記憶と彼の夢だった平和な世界のために生き続ける決意をしました。

斉宸(せいしん)は、ドラマを通して大きな成長を遂げました。彼は最初は野心的で冷酷な人物でしたが、兄の犠牲と程若魚(てい・じゃくぎょ)の愛によって、思いやりのある統治者へと変わりました。

最終回は、ドラマのすべてのキャラクターにふさわしい結末をもたらしました。彼らはそれぞれ、自分たちの旅を通して、愛、喪失、そして贖いの意味を学びました。

『与君歌』は、忘れられないキャラクター、感動的なストーリー、そして美しいビジュアルで、視聴者を魅了しました。中国時代劇のファンにとって、必見のドラマです。

おすすめ: