与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~第6話 あらすじ/ネタバレ
仇煙織 (きゅう・えんしょく)は、程若魚(てい・じゃくぎょ)に玉真坊が蔡婶の死に関与していることをほのめかし、関連資料を贈り、自分で調査するように促します。斉焱(せいえん)は偶然、程兮(ていせい)が人手を密かに訓練していることを知り、疑念を抱きます。程兮(ていせい)は死刑囚を標的にすることを提案しますが、斉焱(せいえん)は腹を立て、代わりに紫衣局の女衛を陪練に指名します。程兮(ていせい)は恐縮しながら承諾します。
程兮(ていせい)は斉焱(せいえん)が程若魚(てい・じゃくぎょ)をつけ回していると思い込み、麗容(れい よう)に玉真坊の人馬を撤退させるよう急いで命じます。宦官が狩猟の帳簿を提出すると、斉焱(せいえん)は莫大な支出に驚き、特に酒代が異常なことに気づきます。程懐智(じょうかいち)はそれが偽の帳簿であることを白状します。夜、斉焱(せいえん)が宮殿を抜け出すと、程懐智(じょうかいち)は急いで程兮(ていせい)に報告します。その後、何者かが玉真坊に侵入しようとしていることを知り、程兮(ていせい)はそれが斉焱(せいえん)だと推測し、人馬の撤退が間に合わず、坊内には厳しい戒律があることを心配します。
程若魚(てい・じゃくぎょ)は単身玉真坊に侵入し、斉焱(せいえん)が後を追います。坊内は静まり返っており、程若魚(てい・じゃくぎょ)は怒鳴っても無駄でしたが、誤解から斉焱(せいえん)と交戦してしまいます。八卦陣に触れて剣が飛び交い、黑衣人が程若魚(てい・じゃくぎょ)を庇って負傷します。仇烟織が人々を率いて到着し、羅盤が異変を起こして、二人は罠に陥ります。斉焱(せいえん)は自分の身分を明かし、程若魚(てい・じゃくぎょ)に痛み止めを施し、一緒に脱出する方法を探します。
仇烟織は捜索に失敗し、仕掛けに触れて多数の死傷者が出ますが、最終的に生門を見つけます。斉焱(せいえん)は壁を破ろうとしますが、剣が折れてしまいます。程若魚(てい・じゃくぎょ)はそれを心配しますが、斉焱(せいえん)は補償することを約束します。将棋営が密道を発見し、暗器が飛び交います。程若魚(てい・じゃくぎょ)は斉焱(せいえん)を庇って負傷します。二人は協力して罠を突破し、斉焱(せいえん)は程若魚(てい・じゃくぎょ)を休ませます。厳修(げんしゅう)は何も得られずに撤退し、仇烟織は必ず犯人を見つけ出すと誓います。
斉焱(せいえん)と程若魚(てい・じゃくぎょ)は心を開き、程若魚(てい・じゃくぎょ)は阿嫵の事件について問い詰めます。斉焱(せいえん)は阿嫵を逃がした理由を正直に打ち明けます。程若魚(てい・じゃくぎょ)は体力の限界に達して気を失います。仇烟織はそれを目撃し、複雑な気持ちになります。
仇子梁(きゅう・しりょう)は失敗に激怒し、程懐智(じょうかいち)は二人の怪我を心配します。斉焱(せいえん)は人目を避けて程若魚(てい・じゃくぎょ)に手当てをします。程若魚(てい・じゃくぎょ)が目を覚ますと驚き、斉焱(せいえん)は彼女を安心させます。程兮(ていせい)は玉真坊が暴露されたことを知り、及时に撤退できたことに安堵し、斉焱(せいえん)に白状することに決め、紫衣局の名单を提出します。
程兮(ていせい)は紫衣局の再建と死士の訓練の理由を説明し、斉焱(せいえん)は隠していたことを責めますが、人員が祁山に無事に移動されたことを知って安心します。実は、斉宸(せいしん)は事前に計画を立てており、撤退を警告し、後方の手配をしていたのです。斉焱(せいえん)は仇子梁(きゅう・しりょう)に対抗するために、まだ力が必要だと考えています。
第6話の感想
第6話は、緊張感と感動が入り混じった、見応えのある展開でした。玉真坊の秘密が明らかになり、程兮(ていせい)と斉焱(せいえん)の信頼関係が深まる一方で、仇烟織の執念深さが際立ち、今後の展開が気になります。
特に印象に残ったのは、玉真坊での程若魚(てい・じゃくぎょ)と斉焱(せいえん)の戦いでした。誤解から始まった戦いでしたが、次第に協力して罠を突破していく姿は、二人の絆の深さを物語っていました。また、斉焱(せいえん)が程若魚(てい・じゃくぎょ)に阿嫵を逃がした理由を正直に打ち明けたシーンは、彼の誠実さと優しさが伝わってきました。
一方、仇烟織の執念深さも怖さを感じさせます。玉真坊での失敗に激怒し、必ず犯人を見つけ出すと誓う姿は、彼女の強い意志と復讐心を表しています。今後の展開では、仇烟織がどのような行動に出るのか、目が離せません。
つづく