与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~第7話 あらすじ/ネタバレ

斉焱(せいえん)は程兮(ていせい)を厳しく問い詰める

斉焱(せいえん)は程兮(ていせい)に、狩猟資金を勝手に使って玉真坊の死士を訓練した理由と真の目的を厳しく問い詰める。程兮(ていせい)は恐れおののいて跪き、自分の非を認める。斉焱(せいえん)は程若魚(てい・じゃくぎょ)が怪我から回復したら、彼女に玉真坊と紫衣局を任せて、新しい持剣人にすることを決める。程若魚(てい・じゃくぎょ)はベッドに横たわり、程兮(ていせい)を弁護しようとするが、力不足で何もできない。

程若魚(てい・じゃくぎょ)は再び倒れる

程若魚(てい・じゃくぎょ)は起き上がろうとするが、体力の限界で気を失ってしまう。程兮(ていせい)は彼女の怪我を診断し、自分にもどうすることもできないと感じる。斉宸(せいしん)に治療を依頼することを提案する。斉焱(せいえん)は急いで程若魚(てい・じゃくぎょ)を斉宸(せいしん)のもとへ送り、斉宸(せいしん)は精一杯の治療を施す。斉焱(せいえん)は常に程若魚(てい・じゃくぎょ)を気にかけており、一株のたくましい仏見笑を見て、程若魚(てい・じゃくぎょ)の性格と似ていると感じる。

仇烟織の疑念

仇烟織は、紫衣局と将棋営の戦いで最も利益を得たのは斉宸(せいしん)ではないかと考える。もし彼が遺詔を手に入れれば、即位することができる。彼女は遺詔が斉宸(せいしん)と仇子梁(きゅう・しりょう)の手中にはないと確信し、斉宸(せいしん)を厳重に監視する。しかし、斉宸(せいしん)の生活は質素で、袁都(えんど)だけが補佐している。それでも仇烟織は安心できず、厳修(げんしゅう)に草廬を探らせる。

斉宸(せいしん)と斉焱(せいえん)の密談

斉宸(せいしん)は斉焱(せいえん)と会い、情勢を分析して、彼を助けるために山を下りることを決意する。斉焱(せいえん)は喜んで同意するが、今は兵を集めず、時を待つことにする。厳修(げんしゅう)が草廬を探ると、将棋営の右馬(うま)が長年斉宸(せいしん)を監視していたことがわかる。

斉焱(せいえん)の動き

登朝の前に、斉焱(せいえん)は程兮(ていせい)と斉宸(せいしん)の言葉を思い出し、半信半疑になる。しかし、程若魚(てい・じゃくぎょ)だけは信じている。彼は青光剣の修復を命じ、太皇太后に挨拶に行き、斉宸(せいしん)に寿宴の開催を提案する。太皇太后は斉宸(せいしん)を好ましく思っていないが、斉焱(せいえん)に説得されてしぶしぶ同意する。

太皇太后の予言

太皇太后は五朝にわたって君主を見てきたが、斉焱(せいえん)だけは予測がつかない。彼女は仇子梁(きゅう・しりょう)は必ず斉焱(せいえん)に敗れると断言する。朝議で、斉焱(せいえん)は太后の誕生日を簡素に祝い、衣食を施して民衆と楽しむことを発表し、斉宸(せいしん)に準備を任せることを提案する。仇子梁(きゅう・しりょう)は理解できない。

仇子梁(きゅう・しりょう)の疑心暗鬼

仇子梁(きゅう・しりょう)は斉焱(せいえん)と斉宸(せいしん)が密謀しているのではないかと疑い、右馬(うま)に調査させるが、何も得られない。右馬(うま)は長年功績を挙げられず、疑われることを恐れて斉宸(せいしん)に辞表を提出する。斉宸(せいしん)は彼に仏見笑の鉢植えを贈る。仇烟織はこれを機に左相に仏見笑について尋ね、幻覚作用があることを知るが、斉宸(せいしん)の行動が尋常ではないと感じる。

程若魚(てい・じゃくぎょ)と斉焱(せいえん)の和解

程若魚(てい・じゃくぎょ)は斉宸(せいしん)の世話で日増しに回復していくが、斉焱(せいえん)に対する誤解は依然として残っている。斉焱(せいえん)は彼女に紫衣局と玉真坊を任せることを告げ、程若魚(てい・じゃくぎょ)は程兮(ていせい)を弁護する。斉焱(せいえん)はすぐに受け入れなかったが、彼女の率直さに安堵する。程若魚(てい・じゃくぎょ)は阿嫵の事件を再審してほしいと懇願し、斉焱(せいえん)はついに承諾する。

夜の会話

夜遅く、程若魚(てい・じゃくぎょ)は斉焱(せいえん)に、当年阿嫵を逃がした理由を問いただす。斉焱(せいえん)は特製の矢を使い、要害を傷つけないようにし、検死を阻止して漏洩を防いだことを認める。斉焱(せいえん)は程若魚(てい・じゃくぎょ)に捜査には気をつけるようにと忠告し、程若魚(てい・じゃくぎょ)は温かい気持ちになる。

蛍の夜

蛍が舞う夜、程若魚(てい・じゃくぎょ)は戯れに追いかけっこをし、斉焱(せいえん)はそれを眺めている。彼は程若魚(てい・じゃくぎょ)が自分に心を開いてくれることを願っている。程若魚(てい・じゃくぎょ)は紫衣局に戻り、程兮(ていせい)は死士のリストを渡し、蔡婶を殺害したことを告白する。程若魚(てい・じゃくぎょ)は彼女の苦衷を理解し、程兮(ていせい)は程若魚(てい・じゃくぎょ)に斉焱(せいえん)を必ず守るようにと告げる。

第7話の感想

第7話は、緊張感と感動が入り交じった、見応えのある回でした。特に、斉焱(せいえん)と程兮(ていせい)、程若魚(てい・じゃくぎょ)と斉焱(せいえん)の複雑な関係が描かれており、今後の展開が気になる終わり方でした。

斉焱(せいえん)と程兮(ていせい)の関係は、疑心と信頼の間で揺れ動いています。斉焱(せいえん)は程兮(ていせい)の真の目的を疑っていますが、程兮(ていせい)は斉焱(せいえん)を裏切るつもりはありません。この二人の関係は、今後どのように変化していくのでしょうか?

程若魚(てい・じゃくぎょ)と斉焱(せいえん)の関係も、少しずつ変化しています。程若魚(てい・じゃくぎょ)は斉焱(せいえん)を誤解していますが、斉焱(せいえん)は程若魚(てい・じゃくぎょ)を信じていることを示しています。この二人の関係は、今後どのように発展していくのでしょうか?

また、斉宸(せいしん)の登場も注目すべき点です。斉宸(せいしん)は斉焱(せいえん)の兄であり、遺詔を手に入れれば即位することができる立場にあります。斉宸(せいしん)は斉焱(せいえん)の味方になるのか、敵になるのか?

つづく