与君歌(よくんか)~乱世に舞う運命の姉妹~第8話 あらすじ/ネタバレ

重紫衣局に戻った程若魚(てい・じゃくぎょ)は、深い悲しみの中、真相を明らかにし、阿妩のために正義を勝ち取ることを誓います。仇煙織と偶然出会い、祝いの言葉をかけられますが、仇子梁(きゅう・しりょう)に対抗するために利用されたと責め立てます。仇煙織は、程若魚(てい・じゃくぎょ)の成長を助け、第三者と手を組むことを提案しますが、程若魚(てい・じゃくぎょ)は拒否します。仇煙織は怒ることなく、程若魚(てい・じゃくぎょ)が最終的に目覚めるだろうと予言します。

旧い血の手帕を手にした斉焱(せいえん)は、鄭禄(ていろく)の教えを思い出し、矢術を磨いて人を救う方法を学びます。朝露の変で3人を救いますが、残りの2人の安否は不明です。程若魚(てい・じゃくぎょ)が護衛すると、斉焱(せいえん)は休息を取るように勧めますが、程若魚(てい・じゃくぎょ)は斉焱(せいえん)が宮殿を出ようとしているのではないかと疑います。仇煙織の話を持ち出し、手を組む提案を受けなかったことを後悔し、彼女の真意を探ろうとします。斉焱(せいえん)は彼女の天真さを笑い、誤って転倒し、2人は偶然キスをします。程懐智(じょうかいち)に見られ、程若魚(てい・じゃくぎょ)は恥ずかしさと怒りで立ち去ります。

仇煙織は夜に斉宸(せいしん)を訪ね、佛見笑のことについて問い詰めます。斉宸(せいしん)は、仇煙織を利用して仇子梁(きゅう・しりょう)を出し抜くために贈ったと答えます。右馬(うま)献花は仇子梁(きゅう・しりょう)に怒って殺され、仇煙織は右馬(うま)の忠誠心を信じ、斉宸(せいしん)が仇子梁(きゅう・しりょう)を弄んでいると判断します。斉宸(せいしん)に懲らしめることを請け負い、将棋営を率いて彼の草廬を破壊します。

程若魚(てい・じゃくぎょ)は熱心に矢術を練習し、斉焱(せいえん)は彼女に技術を直接指導します。2人の関係は深まっていく。斉宸(せいしん)と斉焱(せいえん)は、廬従節度使の死と寧和郡主(ねいわぐんしゅ)について話し合います。2人とも郡主の帰還を望んでいますが、仇子梁(きゅう・しりょう)の妨害に遭っています。程若魚(てい・じゃくぎょ)は琴譜を求めますが、斉焱(せいえん)は苦笑いを浮かべます。

厳修(げんしゅう)は左相に冷遇され、将棋営の左馬(さま)が戻ってきます。銀針の毒を調べるために、試毒者が必要になります。左馬(さま)は仇煙織に譲位するよう説得しますが、失敗します。程若魚(てい・じゃくぎょ)は将棋営の資料を読み、斉焱(せいえん)は厳しい制度について説明します。2人の交流は温かいものになります。

左馬(さま)は毒の源が河豚であることを突き止め、先帝もこの毒で亡くなったことを仇煙織に報告します。仇煙織はすでに知っていました。程兮(ていせい)は斉宸(せいしん)に罪を請いますが、斉宸(せいしん)は3人目の身元を気にしており、紅姑を疑い、程兮(ていせい)に調査を命じます。韓定(かんてい)も紅姑と寧和郡主(ねいわぐんしゅ)の関係を突き止めます。紅姑の死は謎に包まれており、韓定(かんてい)は廬従郡主の行方を追います。

程若魚(てい・じゃくぎょ)は郡主を探し出し、阿妩のために冤罪を晴らすことを請け負います。斉焱(せいえん)は彼女を止めようとしますが、無駄でした。程若魚(てい・じゃくぎょ)は、斉焱(せいえん)が暴君ではないと信じており、真相を究明する決意をします。

第8話の感想

第8話は、緊迫感と切なさ、そしてロマンスが入り混じった、見応えのあるエピソードでした。

程若魚(てい・じゃくぎょ)は、阿妩の死の真相を明らかにし、復讐を果たすという強い決意を胸に、紫衣局に戻ってきました。仇煙織との複雑な関係も描かれ、互いに利用し合う狡猾さと、どこか共感できるような切なさを感じさせます。

斉焱(せいえん)は、先帝の死の真相を探る中で、自らの使命と向き合い、成長していく姿が印象的でした。程若魚(てい・じゃくぎょ)との関係も深まり、互いに惹かれ合う様子が微笑ましいです。

また、紅姑の死の謎や、寧和郡主(ねいわぐんしゅ)の行方など、今後の展開が気になる伏線も散りばめられており、目が離せません。

つづく