大理寺日誌~謎解く少卿には秘密がある~ 第25話 あらすじ/ネタバレ

第25話あらすじ

大理寺に奇妙な事件が発生。李餅が故郷に帰省している間、上官檎(じょうかんきん)は明鏡堂のメンバーと共に現場を調査する。王七(おうしち)は上官檎(じょうかんきん)と阿裏巴巴が二人きりになれるように画策する。

捜査が進むにつれて、金吾衛(きんごえい)が事件に関与している可能性が浮上。王七(おうしち)と孫豹(まがたま)は金吾衛(きんごえい)週辺を偵察し、怪しい馄饨屋を発見。二人は邱慶之ではなく、来仲書が黒幕ではないかと疑い始める。

一方、上官檎(じょうかんきん)と阿裏巴巴は青楼を訪れる。ある役者が窓の外に頻繁に鳩が飛んでくることを証言。ある日、窓辺に死んだ鳩が落ちているのが見つかり、足には胡文で書かれた「蝗虫」という文字が記されていた。この事件は李餅が解決した陸蝗虫事件と関係があるかもしれないと上官檎は推測し、鳩の飼い主を探し始める。

李餅は陳拾と共に廃船を発見。船底の隠し部屋から川に繋がる秘密の通路と、包みを見つけ出す。包みの中には王質(おうしつ)の死刑囚の札、"杜"と書かれた令牌、李餅の家の門釘とそっくりの門釘が入っていた。李餅はこれらの手がかりから、杜子虚(としくきょ)が濡れ衣を著せられて投獄され、青楼の胡姬(こき)とその父親の殺害事件と関係があるのではないかと推測する。

王七(おうしち)は金吾衛(きんごえい)の門前で無頼漢を装い、来仲書の叔父が営む馄饨屋で騒ぎを起こす。王七が騒ぎを起こしている間に、孫豹(まがたま)は屋根裏に潜入し、来仲書が口供を隠しているところを目撃する。

上官檎と阿裏巴巴は鳩を追跡して胡人キャンプに到著。鳩の足に付けられた手紙には「私はすでに李に会った。仮面は彼の手に渡っている」と書かれていた。しかし、手紙は胡文で書かれており、上官檎は内容を理解できない。崔倍(ついばい)は事件の記録を調べていると、金吾衛が行方不明になった元明鏡堂の司直、吳亦人を探していることを発見する。吳亦人の失踪は杜子虚(としくきょ)の失踪と関係しているかもしれない。

邱慶之は李府に侵入し、李餅に捜査を中止させ、情報を聞き出そうとする。李餅は情報を漏らすことを拒否する。その後、邱慶之は大理寺に押し入り、明鏡堂のメンバーを逮捕しようとする。上官檎は及時に駆けつけ、鳩を人質に明鏡堂の仲間を救出。事件解決のために貴重な時間を稼ぐ。

第25話の感想

第25話は、謎が謎を呼ぶ展開で、最後まで目が離せませんでした。特に、王七の策略や上官檎の推理は秀逸で、事件の真相に一歩一歩近づいていく様子がスリリングでした。

また、李餅と陳拾の活躍も見逃せません。廃船での発見や、李餅が事件の真相を推測するシーンは、胸が熱くなるほど感動的でした。

さらに、邱慶之の登場によって物語はさらに複雑さを増し、今後の展開がますます気になります。上官檎たちは邱慶之の陰謀を阻止することができるのでしょうか?

つづく