神隠し 第10話 あらすじ/ネタバレ

古晋(こしん)は百鳥島の宴席に出席し、阿音(あいん)は一人で留守番をすることに不満を募らせる。鴻奕(こうえき)は雪景色で阿音(あいん)を慰める。二人は凝雲山を探すために外出したが、宴爽(えんそう)が孔雀族に追われているところに出くわす。鴻奕(こうえき)は宴爽(えんそう)を救うが、宴爽(えんそう)は再び鴻奕(こうえき)が媚薬を使ったと誤解する。

阿音(あいん)は最初は鷹族に大きな責任があると信じていたが、宴爽は華姝(かしゅう)が事実を歪曲し、鷹族が実際に被害者であることを明かす。鷹族の人々は行方不明になり、長老は連絡が取れなくなり、鷹王は孔雀族に拒否された無極洞を調査したことで、百年の争いが勃発した。阿音は孔雀族が真実を隠していることに気づき、宴爽と一緒に百鳥島へ真相を明らかにするために向かう。

古晋(こしん)は遮天傘を見つけられず、孔雀王(くじゃくおう)を疑う。侍女が鵲羽灯を持っているのを見て阿音の言葉を思い出し、疑念を深める。青衣(せいい)はうっかり孔雀王(くじゃくおう)が聘礼を受け取ったことを漏らし、古晋(こしん)は華姝(かしゅう)への想いに気づく。華姝(かしゅう)は遮天傘を使って、瀾灃(らんぷう)帝君の手を借りて争いを解決しようとする。古晋(こしん)は華姝と瀾灃(らんぷう)の深い愛情を目の当たりにして、10年間の執念が空しくなり、落胆して立ち去る。華姝は古晋(こしん)の存在に気づき、内心で得意げになる。

孔雀王(くじゃくおう)の寿宴で、古晋(こしん)は本題に入り、炫星鳳冠を手に入れて遮天傘を華姝に贈り、一線を画したいと表明する。瀾灃(らんぷう)帝君は華姝に求婚し、一同を驚かせる。阿音と鴻奕は巨大な鷹に乗って島に侵入し、孔雀王は結界を解除する。巨大な鷹は女性の姿に変身し、争いの真相を明かす。瀾灃帝君は公正に裁決し、鷹族が無極洞を調査することを許可し、孔雀王は渋々承諾する。

古晋は華姝に利用されたことに気づき、怒りと失望を募らせ、孔雀王に100年間鷹族を攻撃しないことを誓わせる。華姝は個人的に古晋に遮天傘を精錬することを説明し、古晋は賛同しないものの、彼女の恩義を忘れずに彼女の秘密を明かさなかった。しかし、華姝は阿音を殺そうと企む。

帰路、古晋は心が落ち着かず、阿音に恋をしているのではないかと疑う。阿音も罪悪感を抱いている。鴻奕は幽洺界に行って火鳳仙元を探すことを提案し、牛糞を使って牛車を誘導して侵入する。阿音は古晋に心惹かれるが、主従の契の罰を受けてしまう。鴻奕はそれを密かに察知し、二人が距離を置くように促す。

三人は幽洺王に会うことができず、修言(しゅうげん)楼に案内される。お金が足りず、古晋は修言(しゅうげん)に激しく抗議して王に会おうとする。

第10話の感想

第10話は、真実が明らかになり、物語が大きく動き出す重要な回でした。

阿音と鴻奕は孔雀族の陰謀を暴き、鷹族の無実を証明しました。しかし、その過程で古晋は華姝に裏切られ、大きな失望を味わいました。一方、華姝は自分の目的のために手段を選ばず、阿音の命を狙うなど、冷酷な一面を見せました。

古晋の華姝への想いは、この回で完全に断ち切られたように感じます。彼は怒りと失望を露わにし、孔雀王に鷹族への攻撃を禁じる誓いを立てさせました。

阿音と古晋の関係も、複雑さを増してきました。阿音は古晋に惹かれていることを自覚し始め、古晋もまた阿音への特別な感情を抱いているように見えます。しかし、主従の契の罰が二人の距離を阻んでいます。

つづく