神隠し 第12話 あらすじ/ネタバレ
朝焼けに包まれた街で、鴻奕(こうえき)は阿音(あいん)と共に古晋(こしん)と宴爽(えんそう)に別れを告げる。名残惜しい思いを胸に秘めつつ、古晋(こしん)は阿音(あいん)の好きなものを鴻奕(こうえき)に伝え、何度も念を押す。そんな中、突然三生石(さんせいせき)が姿を現し、月下老人の正体を明かす。使命を果たすため、最後の2組の縁を結ぶ必要があるという。彼女は古晋(こしん)と阿音(あいん)、鴻奕(こうえき)と宴爽(えんそう)をペアに組み、それぞれに姻縁果のブレスレットを授ける。真摯な愛情がブレスレットの力を引き出し、姻縁果を成長させると告げる。
やがて、阿音(あいん)は重要な情報を記した眷仙録を紛失したことに気づく。宴爽(えんそう)は彼女と共に探し回り、古晋(こしん)と鴻奕(こうえき)も加勢する。古晋(こしん)は眷仙録を発見するが、そこには鴻奕(こうえき)の名前が記されていた。複雑な思いが胸をよぎるが、よく見ると名前が書き換えられていることに気づく。阿音(あいん)が本当は自分を書いていたことに気づき、心が晴れる。一方、鴻奕と宴爽(えんそう)は買い物をしていた。鴻奕は阿音の好みばかり考えて宴爽(えんそう)へのプレゼントを選ぶため、宴爽は嫉妬してしまう。しかし、姻縁果の変化を見て、自分の気持ちを自覚する。その後、和菓子屋に立ち寄った際、宴爽は母親の味を思い出す。鴻奕は彼女を慰めようと大切な腕輪と交換しようとするが、宴爽はそれを拒否。代わりに別のものを交換することで、鴻奕の優しさと2人の絆を深める。
古晋(こしん)は阿音と街を散策し、甘い時間を過ごす。飴細工をプレゼントし、2人で縁結びの木に鍵をかけて永遠の愛を誓う。阿音は竹とんぼの景品を欲しがるが、古晋(こしん)は獲得できなかった。しかし、2人の愛はさらに深まる。
一方、鴻若(ひかり)は弑神花の副作用で青霖(せいりん)に敗れ、体を乗っ取られてしまう。青霖(鴻若(ひかり)の体)に対する林墨(りんぼく)の態度は変わり、再び想いを寄せるようになる。その頃、鳳鳴(ほうめい)は瀾沣(らんふう)帝君に閒竹が人間を匿っていることを密告する。
紅綢(こうちょう)は古晋(こしん)が邪魔だと考え、阿音を消そうとするが、閒善と閒竹に阻止される。2人は古晋(こしん)の仙脈を強化し、彼を全力で守ると誓う。その日、古晋(こしん)と阿音の姻縁果は大きく成長するが、鴻奕と宴爽のはまだ時間がかかる。三生石(さんせいせき)は偽の結婚式を挙げて縁を早めようと提案する。洞房の夜、古晋は阿音に愛を告白し、誤解が解けてさらに愛が深まる。宴爽と鴻奕は予期せぬハプニングで初めてのキスをし、恥ずかしさとともに甘さも感じる。2組のカップルはついに結ばれ、姻縁果が実を結ぶ。三生石(さんせいせき)は急いで姻縁簿をめくるが、閒竹と皖月(わんげつ)が危機に瀕していることに気づく。
閒竹は天条を破り、仙力で皖月(わんげつ)を仙人にして永遠の命を手に入れようとする。それが発覚し、瀾沣(らんふう)帝君は激怒し、誅仙台の雷劫で罰を与える。仙友たちは閒竹のために罪を共有しようと懇願するが、閒竹は自分の罪を一人で背負うことを決意する。
第12話の感想
第12話は、切ない別れと新たな恋の始まり、そして衝撃的な展開が描かれた回でした。古晋と阿音の別れは、見ていて胸が締め付けられる思いでした。しかし、鴻奕に対する阿音の本当の気持ちを知り、古晋の心が晴れたのは救いでした。一方、鴻奕と宴爽の恋の芽生えも微笑ましかったです。宴爽の嫉妬や、鴻奕の不器用ながらも一途な想いが可愛らしく描かれていました。
しかし、物語は急展開を迎えます。鴻若(ひかり)が青霖(せいりん)に体を乗っ取られ、林墨(りんぼく)が再び彼に惹かれるようになるなど、不穏な空気が漂います。そして、紅綢(こうちょう)による阿音への襲撃や、閒竹と皖月(わんげつ)の危機など、次々と問題が浮上します。
特に、閒竹が天条を破ってまで皖月(わんげつ)を救おうとする姿には心を打たれました。仙友たちの友情や、愛する人への想いが切々と描かれており、感動的なシーンでした。
つづく