神隠し 第17話 あらすじ/ネタバレ

瀾灃(らんぷう)帝君は、霊爻盛会を準備し、仙尊たちに慎重な行動を命じます。仙妖両界の確執を考慮し、帝君は妖界聖物である山皇真乙指骨を返還して関係を改善しようとします。指骨は森羅陣法の霊を宿しており、直接渡すことができないため、瀾沣(らんふう)帝君は一時的な容器として護霊箭を造ることを決定します。司兵殿と戦神殿が協力して作業を行います。阿音(あいん)は積極的に参加を希望し、古晋(こしん)と過ごす時間を増やしたいと考えます。一方、華姝(かしゅう)は阿音(あいん)が古晋(こしん)に近づいていることに不満を持ち、紅綢(こうちょう)に相談します。華姝(かしゅう)は阿音(あいん)と古晋(こしん)を二人きりにして、二人の様子を試すことにします。

古晋(こしん)は華姝(かしゅう)に距離を置き、冷たい態度をとります。二人が同じ部屋にいても、何も起こりません。華姝は古晋(こしん)に近づこうとしますが、古帝剣が邪魔をして、結界が破れてしまいます。華姝は仕方なく立ち去ります。

一方、青霖(せいりん)は天宮秘庫を開くために、孔雀王(くじゃくおう)に協力を求めます。青霖(せいりん)は報酬として修为を上げる丹药を提供し、孔雀王(くじゃくおう)は仙界の主になることを要求します。

古晋(こしん)は阿音の誕生日に、竹とんぼをプレゼントします。古晋は兄として阿音の結婚を心配しますが、阿音は竹とんぼに込められた意味に心を動かされます。阿音は功績が認められ、瀾沣(らんふう)帝君から司兵殿兵器庫監事に任命されますが、華姝の妨害により、洞府の申請は却下されます。

瀾沣(らんふう)帝君は華姝との関係を改善しようとしますが、華姝は家族の利益と個人的な感情の衝突により、帝君に冷たい態度をとります。華姝は瀾沣の性格が正直であることを知っており、自分に有利なようにすることはできないと判断し、別の方法を探すことにします。

幽洺界の敖歌(おうか)は取引のために宴席に参加します。華姝は故意に敖歌(おうか)の接待を阿音に押し付け、天門令の時間をごまかして阿音に敖歌(おうか)を怒らせようとします。阿音は遅刻したことで華姝に責められますが、敖歌が助けに入り、華姝の陰謀を暴きます。紅雀(こうじゃく)は責任を負います。このことで阿音は敖歌の見方を変え、敖歌は阿音の霊力と引き換えに火鳳仙元を提供し、幽洺界への自由出入を許可する令牌を渡します。

三生石(さんせいせき)は偶然敖歌の手に渡りますが、阿音が保管することになります。三生石(さんせいせき)は古晋と阿音の関係を知っており、阿音の説明の後、古晋の阿音への愛情が本物であることを確認します。阿音は三生石(さんせいせき)に心を操って親密な行為をさせることができるかどうか尋ねますが、否定的な答えを得ます。これにより、阿音は古晋が本気で自分を思っていることを確信します。

この一連の出来事は、阿音の知恵と勇気を試すだけでなく、複雑な仙妖関係の中で成長し、自分の信念と選択をより一層強くするものでした。

第17話の感想

第17話は、複雑な人間関係と裏切りが描かれた、スリリングな展開の回でした。阿音と古晋の間に芽生えた恋心は、華姝の嫉妬と策略によって試されます。また、青霖(せいりん)と孔雀王(くじゃくおう)の取引は、仙界の勢力図を大きく変える可能性を秘めています。

特に印象に残ったのは、阿音と華姝の対立です。華姝は阿音に嫉妬し、巧妙な罠を仕掛けますが、阿音は敖歌の助けを得て危機を乗り越えます。この経験を通して、阿音は自分の強さと知恵を認識し、さらに成長します。

また、古晋の阿音に対する愛情も描かれました。古晋は阿音の幸せを願い、そっと見守っています。しかし、華姝の存在は二人の関係に影を落とします。

つづく