神隠し 第22話 あらすじ/ネタバレ
華姝(かしゅう)は鏡を通して瀾沣(らんふう)の傷が寂滅輪によるものだと確認し、犯人は狐族と関係があると確信します。仙たちは怒りをあらわにしますが、御風(ぎょふう)仙尊は冷静に結論を急がないよう注意を促します。ある仙人は犯人の霊力が鴻若(ひかり)とは異なることを指摘し、追跡を提案します。万儀山主(ばんぎさんしゅ)が術を施すと、犯人は大澤山にいることが判明し、仙界は騒然となります。
阿音(あいん)は客を迎えながらも、犯人として疑われたことに驚き、鴻奕(こうえき)を信じます。古晋(こしん)も鴻奕(こうえき)の無実を主張します。華姝(かしゅう)は激昂して鴻奕(こうえき)を捕らえようとしますが、古晋(こしん)は古帝剣で庇います。孔雀王(くじゃくおう)は珍しく冷静な対応を支持し、閑善(かんぜん)は鴻奕を保証します。御風(ぎょふう)仙尊は網を張って調査することを提案し、大澤山には異常がないこと、鴻奕には瀾沣(らんふう)を殺す力がないことが確認されます。御風(ぎょふう)仙尊は妖界に狐族の徹底的な調査を命じます。
閑善(かんぜん)は古晋(こしん)の成長を認め、大澤山の仕事を託して閉関します。古晋(こしん)は化神丹を錬成しますが、阿音(あいん)の仙気が枯渇し、命が危ないことに気づきます。碧波(へきは)が何かを隠しているのではないかと疑い、阿音(あいん)を連れて紫月(しげつ)山へ真相を確かめに行くことを決意します。宴爽(えんそう)は鴻奕の劫を乗り越えることを約束します。
華姝(かしゅう)は百鳥島に戻り、孔雀王(くじゃくおう)に鴻若(ひかり)が魔族と結託して瀾沣(らんふう)を殺したのではないかと疑います。孔雀王(くじゃくおう)は否定しますが、内心は不安を募らせます。碧波(へきは)と三つ首の火竜が言い争っているところに古晋(こしん)が現れ、欺瞞を責めます。碧波(へきは)は真実を吐露し、薬の材料として弑神花と九淵魔髓が必要だと明かします。古晋(こしん)は危険を顧みず、九淵煞獄へ乗り込む決意をし、火凰玉を碧波に託します。
鴻奕が劫を乗り越えようとした時、魔気が制御できなくなり、阵法を破って神灯を奪い、神位に昇格します。これにより、大戦が勃発します。閑善(かんぜん)と閑竹(かんちく)は力を尽くしますが、鴻奕を止めることができず、弟子たちは命をかけて守ります。鴻奕は神灯を破壊し、魔軍を呼び寄せ、残忍な一面を見せます。閑善夫婦は宴爽(えんそう)と青衣(せいい)を逃がすために命を落とし、他の弟子たちも山と共に滅びます。鴻奕は青霖(せいりん)に連れ戻され、古晋は一人弑神花と対峙し、心を痛めます。
第22話感想
第22話は衝撃的な展開が続く回でした。華姝の怒り、御風仙尊の冷静さ、孔雀王の苦悩など、それぞれのキャラクターの心情が丁寧に描かれており、見応えがありました。
特に印象に残ったのは、古晋と阿音の絆の深さです。阿音が命の危機に瀕していることを知った古晋は、危険を顧みず九淵煞獄へと向かいます。また、阿音も古晋を信じ、紫月(しげつ)山へと同行することを決意します。二人の強い絆が感じられるシーンでした。
一方、鴻奕は魔気に呑み込まれ、神灯を奪って神位に昇格します。彼の豹変ぶりは衝撃的で、今後の展開が気になります。また、閑善夫婦の壮絶な最期も涙を誘いました。
つづく