神隠し 第32話 あらすじ/ネタバレ

鳳凰の威厳と屈服

鳳族が新帝のように降臨し、多くの女君が跪拝する中、華姝(かしゅう)は天帝の命を自称して頭を下げようとしません。鳳皇(ほうおう)である鳳隠(ほういん)は、天帝の詔書なしに主を名乗ることはできないと華姝(かしゅう)を強く非難します。鳳族の威厳と百鳥の崇拝を目の当たりにした華姝(かしゅう)は、孔雀一族に累が及ぶことを恐れてついに屈服します。そこに古晋(こしん)が現れ、鳳隠(ほういん)を強く支持し、華姝(かしゅう)に謝罪を強要します。

寿宴と鳳隠(ほういん)の輝き

寿宴の前夜、古晋(こしん)は鳳隠(ほういん)に頻繁に声をかけ、彼女をうんざりさせます。宴には多くの仙人が集まり、古晋(こしん)の王座の隣には鳳隠(ほういん)のために特別に席が用意されています。仙尊たちは、古晋(こしん)が華姝(かしゅう)に恋をしていると噂し、側室を迎えるように勧めます。古晋(こしん)がそれを断ると、華やかな衣装をまとった鳳隠が現れ、その輝きは誰もが彼女が古晋(こしん)の縁であることを悟らせます。華姝はそれを不服とし、さらに鴻奕(こうえき)と林墨(りんぼく)が現れたことで怒りが頂点に達し、彼らを捕まえようとしますが、古晋(こしん)に阻止されます。

千年の謎の解明

宴の中で、鳳隠、鴻奕(こうえき)、古晋(こしん)は協力して千年前の事件の真相を明らかにし、仙と妖の誤解を解きます。大澤山の生き残りである青衣(せいい)が名乗り出て、宴爽(えんそう)が証言することで、華姝は言葉を失います。古晋(こしん)は混元雲珠を使って過去を振り返り、鴻奕(こうえき)は灼影(しゃくえい)輪を使って青霖(せいりん)の时空を特定します。仙人们は事件の再調査を要求し、華姝はしぶしぶ承諾します。

真相と華姝の怒り

3人は时空を旅し、青霖(せいりん)の手がかりをもとに真実を明らかにします。鳳鳴(ほうめい)は護霊箭をすり替え、瀾沣(らんふう)は魔人に襲われます。その時、孔雀王(くじゃくおう)が邪魔をして映像が途切れます。3人は離れ離れになり、鳳隠は古晋(こしん)が凝雲山を手に入れるために努力していること、瀾沣(らんふう)が罰せられていること、古晋が華姝に玉印を贈って内丹を手に入れようとしていることなどを目撃します。心を乱された鳳隠は、最終的に古晋と鴻奕(こうえき)と合流し、陣を破って脱出します。真相が明らかになると、華姝は鳳鳴(ほうめい)を殺そうとしますが、鳳隠に阻止され、一時的に幽閉されます。古晋は阿音(あいん)たちを無罪とし、大澤山の英霊を慰めます。

宴の後と新たな陰謀

宴の後、鴻奕(こうえき)は宴爽(えんそう)との関係を修復しようとしますが、失敗します。鳳隠は華姝と密会し、彼女が観世鏡を操作していたことを暴露します。華姝は後悔していませんが、鳳隠は彼女を哀れみ、瀾沣(らんふう)のことを考えて追及しません。

古晋は鳳隠が怪我をしているのを見て治療し、弑神花を植えたのは鳳鳴(ほうめい)ではないと推測します。鳳鳴(ほうめい)は死ぬ前に孔雀王(くじゃくおう)を疑っていましたが、魔気に襲われて言葉を失います。古晋と鳳隠は鳳鳴(ほうめい)の傷跡を調べ、修魔者が半神に近い存在であることを確認します。

鴻奕は鳳隠を探して鷹王の父娘に出会い、修魔者を捕まえるために半神の結婚を利用して神光を顕現させることを提案します。鴻奕は承諾し、鳳隠は躊躇しますが、宴爽(えんそう)の気持ちを考えて説得されて同意します。偽の結婚は除魔を目的としており、三界に再び嵐が訪れます。

第32話の感想

第32話は、怒涛の展開と衝撃の真実が明らかになった回でした。鳳隠の凛とした姿と、古晋の彼女への強い想いが印象的でした。

特に、鳳隠が華姝に屈せず、堂々と立ち向かうシーンは圧巻でした。また、古晋が鳳隠のために王座の隣に席を用意し、彼女が運命の相手であることを宣言したシーンは、胸が熱くなりました。

一方で、千年前の事件の真相が明らかになったことで、新たな謎が浮上しました。弑神花を植えたのは誰なのか、修魔者は誰なのか、今後の展開が気になります。

また、鴻奕と宴爽(えんそう)の関係も気になるところです。鴻奕は宴爽(えんそう)に想いを寄せていますが、宴爽は鴻奕を拒絶しています。二人の関係は今後どのように変化していくのでしょうか。

つづく