神隠し 第38話 あらすじ/ネタバレ
青衣(せいい)の仲間たちが集結し、古晋(こしん)は仲間たちを率いて大澤山を再建します。鳳隠(ほういん)は古晋(こしん)を心配し、天宮を訪れて塑神之術を探しますが、古籍は何度も借りられてしまいます。鳳隠(ほういん)は文曲星(ぶんきょくせい)に問い詰め、ついに真実を知ります。古籍には、本源を犠牲にして元神池を開く方法が記されており、儀合真神(ぎごうしんしん)はこの方法で帝眷を救いましたが、彼女は真神であったため生き延びることができました。鳳隠(ほういん)がこの方法を行えば、必ず消滅してしまうのです。古晋(こしん)はこの危険を知っていたため、長闕(ちょうけつ)に書物を隠させて鳳隠(ほういん)に知られないようにしていました。
真相を知った鳳隠(ほういん)は、古晋(こしん)を責めます。古晋(こしん)は無理に笑って病気を隠しますが、封印されていることがバレてしまいます。剣霊は古晋(こしん)の余命が長くないことを明かし、古晋(こしん)は鳳隠を犠牲にしないと誓います。言い争っているうちに、紅綢(こうちょう)が九淵煞獄の元の神晶が本源の代わりに使えることを提案します。鳳隠は行く決意をしますが、古晋(こしん)は反対し、伏塵剣(ふじんけん)と青衣(せいい)も説得します。古晋(こしん)の懇願で、鳳隠はとりあえず考え直します。
翌日、鳳隠は古晋(こしん)を山奥に連れて行き、梨花酿の代わりに百日醉を飲ませ、二人で影絵を見て昔を思い出します。古晋は酔いつぶれ、鳳隠は伏塵剣(ふじんけん)を持って修言(しゅうげん)楼に行き、敖歌(おうか)の記憶を呼び覚まそうとします。敖歌(おうか)はもともと修言(しゅうげん)を救いたいと思っていましたが、九淵煞獄の結界が弱いため、冥起(めいき)が逃げ出すのではないかと心配し、鳳隠と対策を練っていました。修言(しゅうげん)の日記を読んで手がかりを探しますが、そこに古晋が現れます。古晋は鳳隠の行動を予測し、事前に準備していたと笑います。
古晋は、古神が世界を創造し、混沌を三界の気として分け、界碑を立てて三界を隔てたと語ります。鳳隠はこれをヒントに、界碑を壊して三つの気を合体させ、真神がいなくても九淵を封印できるのではないかと提案します。敖歌(おうか)は混乱が起きるのではないかと心配しますが、古晋は万全の準備をすると約束し、敖歌(おうか)の同意を得ます。
鴻奕(こうえき)は宴爽(えんそう)を救うことに失敗し、妖界の長老たちが反乱を起こします。鴻奕(こうえき)は多くの妖と戦い、宴爽(えんそう)は婚書を持って現れ、妖后を名乗り、鴻奕(こうえき)を助けて反乱を鎮圧します。古晋と鳳隠はこれを傍観し、鴻奕(こうえき)の徽記を借りることに成功します。宴爽(えんそう)は去ろうとしますが、鴻奕(こうえき)は婚書を理由に引き止め、婚書が偽物であることを知ります。そこで思い切って告白すると、宴爽(えんそう)は承諾し、二人は結ばれます。
鳳隠たちは帝玺を使って九淵を封印しようとしますが、鳳淵(ほうえん)は帝玺はすでに存在せず、九宮塔を突破して天帝の座を奪う必要があると言います。天帝選抜の日、鳳隠、玉霞子(ぎょくかじ)、万儀山主(ばんぎさんしゅ)が参加し、天河老祖(てんがろうそ)が見守ります。鴻奕は妖族を率いて伏兵を置き、古晋と宴爽(えんそう)は魔軍を包囲します。
三界の安危をかけた戦いが始まろうとしています。鳳隠と古晋は協力して困難を乗り越え、九淵を封印することができるのでしょうか? すべてはまだ明らかになっていません。
第38話の感想
第38話は、物語が大きく動き出す重要なエピソードでした。鳳隠と古晋の絆が深まる一方で、九淵の封印に向けた動きも加速します。
特に印象的なのは、鳳隠と古晋のやり取りです。鳳隠は古晋の病気を知り、彼を犠牲にしたくないと強く訴えます。古晋もまた、鳳隠を愛するが故に、彼女を危険にさらしたくないと葛藤しています。二人の切ない想いが伝わってくるシーンでした。
また、今回新たに明らかになった情報も重要です。古神が世界を創造し、三界を分けたという事実、そして帝玺がすでに存在しないという事実。これらの情報は、今後の展開に大きく影響してくるでしょう。
そして、最後に描かれた三界の戦い。鳳隠、古晋、鴻奕、宴爽など、様々なキャラクターがそれぞれの思いを胸に戦います。果たして彼らは九淵を封印することができるのでしょうか? 続きが気になります。
つづく