神隠し 最終回 第40話 あらすじ/ネタバレ
魔神の封印と古晋(こしん)の消滅
魔神冥起(めいき)は三界の阵法を軽々と破壊し、本体は九淵煉獄から脱出しようとしていた。それを阻止するため、古晋(こしん)は自身の混沌本源を犠牲にして九淵を封印する決意をする。混沌の身である彼は本源を失うことで神格を維持できず、鳳隠(ほういん)の腕の中で消滅してしまう。
鳳隠(ほういん)の苦悩と復活への道
古晋(こしん)の死を目の当たりにした仙界は悲しみに包まれる。鳳隠(ほういん)は鳳淵(ほうえん)や碧波(へきは)たちに助けを求めるが、古晋(こしん)は既にこの世を去っており、剣霊も彼と共に消滅していた。誰もこの状況を変えることはできず、鳳隠(ほういん)は深い悲しみから吐血して倒れてしまう。
その後、鳳隠(ほういん)は古晋(こしん)を復活させる方法を探し求め、神界にまで乗り込んで儀合真神(ぎごうしんしん)に助けを求める。鴻奕(こうえき)、宴爽(えんそう)、大澤山の仲間たちも協力するが、鳳隠はまだ神になっていないため神界に登ることができず、儀合真神(ぎごうしんしん)も力不足で彼女の願いを叶えることはできなかった。
長闕(ちょうけつ)の別れと修言(しゅうげん)の提案
長闕(ちょうけつ)は紅綢(こうちょう)と共に神界に戻るため、鳳隠に別れを告げる。小神君(しんくん)が命をかけて守ってきた三界は、これからも彼女が守っていく必要があると告げる。鳳隠は縁起縁滅は一瞬のことだと呟き、三界を守ることを誓う。
一方、修言(しゅうげん)は冥起(めいき)のもとを訪れ、古晋(こしん)の神格を再構築することで自由を与えて欲しいと提案する。冥起(めいき)は当初拒否するが、修言(しゅうげん)は天命は変えることができると説得する。魔神である冥起(めいき)は必ずしも仙界と対立する必要はなく、自分の望む生き方を選択できると訴える。
鳳隠の天帝就任と古晋(こしん)の復活
鳳隠は天帝に就任し、多くの仙人が祝賀に訪れる。修言(しゅうげん)は鳳隠を連れて冥起(めいき)のもとへ行き、彼の協力と儀合真神(ぎごうしんしん)の力によって古晋(こしん)の混沌本源を再構築し、元神池で休養させる。古晋(こしん)がいつ復活するかはまだわからないが、修言(しゅうげん)は混沌の力を持つ鎮魂塔を鳳隠に託す。鎮魂塔は万物の霊気を吸収することで古晋(こしん)の復活を早めることができるという。
鳳隠は天帝の座を敖歌(おうか)に譲り、自身は人間界に降りて霊気を集める旅に出る。修言(しゅうげん)は幽冥王としての身分に戻る。
鴻奕(こうえき)と宴爽(えんそう)の結婚式と古晋の復活の兆し
鴻奕(こうえき)と宴爽(えんそう)の結婚式は何度も延期されていたが、鷹王の催促もあり、ついに盛大に執り行われることになった。鳳隠は宴爽(えんそう)の支度を手伝い、梨花酿を贈る。
結婚式では鴻奕(こうえき)と宴爽(えんそう)が天地に拝礼し、参列者たちは祝福の言葉を贈る。敖歌(おうか)も祝福に訪れ、三生石(さんせいせき)は彼と宴爽を赤い糸で結ぶ。敖歌(おうか)は抵抗せず、彼女の行動を認める。
その瞬間、剣霊が天から舞い降りて伏塵剣(ふじんけん)と梨花酿を奪い合う。剣霊の復活は古晋の復活を意味している。
一方、鳳隠は梨花林で鎮魂塔を使って霊気を集めようとするが、鎮魂塔は青煙となって消滅する。鳳隠は青煙を追いかけると、古晋が立っていた。二人は涙を浮かべながら微笑み合う。
冥起は修言(しゅうげん)のもとを訪れ、人間界に降りて様々な経験を積みたいと提案する。修言(しゅうげん)は笑顔でそれを受け入れ、前例のない挑戦に意欲を見せる。
第40話の感想
『神隠し』の最終回である第40話は、感動的で希望に満ちた結末でした。古晋の犠牲によって三界は救われ、鳳隠は天帝となり、三界の平和を維持するために尽力します。
特に印象的だったのは、古晋の復活シーンです。剣霊の復活とともに古晋が姿を現した瞬間は、多くの視聴者を涙させたことでしょう。また、鴻奕(こうえき)と宴爽の結婚式や、冥起と修言(しゅうげん)の新たな挑戦など、それぞれのキャラクターの未来に希望を感じさせる展開も素晴らしかったです。