神隠し 第5話 あらすじ/ネタバレ
九淵煞獄、伝説の凶悪な場所。真の神と特定の門番だけが召喚できる。三つ首の火竜、妖界の尊貴な存在だが、殺戮が多いため、神になるための劫難の道は茨の道である。彼は古晋(こしん)の非凡さを知り、梧桐樹心を取り戻して劫難の安全を確保することを条件に、九淵煞獄の結界を開くことを提案した。古晋(こしん)は承諾し、万が一に備えて天梭衣を用意した。
煞獄に入ると、阿音(あいん)は古晋(こしん)の衣の角をきつく握り、姿を隠すことができるようになった。二人は無事に火鳳仙元を手に入れたが、その間に阿音(あいん)は火狐に出会い、可愛そうに思い抱き上げた。しかし、この行為は周囲の弑神花を怒らせてしまい、彼らはあらゆるものを飲み込むことができるため、阿音(あいん)は危険な状態に陥った。天梭衣は一時的に守ってくれたが、長続きはしなかった。花に囲まれ、古晋(こしん)は重傷を負い倒れた。彼の血が古帝剣を活性化させ、異変が起こった。
その時、鴻奕(こうえき)が火狐の姿に変身して勇敢に駆けつけ、二人を危機から救い出し、煉獄の入り口まで逃げ出した。結界が適時に閉じられ、邪悪な存在を隔離した。
脱出後、阿音は古晋(こしん)が遮天傘を使わなかったことを責めたが、すでに華姝(かしゅう)に贈っていたことを知った。古晋(こしん)は昏睡状態になり、阿音は初級の治癒術を試みたが失敗した。そこで碧波(へきは)に上級の術を学び、内丹を焼いて耐えた。古晋が目覚めた時、阿音の落とした小話本を見て、彼女の気持ちが本物ではないと誤解した。二人は口論になり、阿音は怒って立ち去り、虚弱な火狐に出くわし、再び治癒術を施したが、自身もさらに弱ってしまった。古晋は彼女が命を顧みないことを叱責し、再び口論になった。鴻奕(こうえき)が介入し、誤解は深まった。
古晋は怒って碧波(へきは)に理論を述べ、鴻奕(こうえき)も阿音のために不平を言った。争おうとしたその時、鴻奕は阿音を見つけ、小さな狐の姿に変身して庇護を求めた。阿音は古晋を責めた。去る前に、三つ首の火竜は古晋に秘密を守るように警告し、古晋は承諾した。
鴻奕は行方不明になったが、乾坤袋に彼の気配が残っており、紫月(しげつ)山から無事に連れ出されたことが確認された。鴻若(ひかり)は静幽谷に行って火鳳仙元を探すことを約束した。静幽谷、梧桐樹の下、梧帰(ごき)仙君が隠居している。彼は古晋の旧知の半神である。梧帰(ごき)と鳳熾はかつて恋仲だったが、鳳熾が涅槃で消散したことで終わりを告げ、梧帰(ごき)は追放され、その後狐の王に救われたが、恨みを抱いていた。
実際には、梧帰と鳳熾は私的に凡界に降り、天の規則に触れた。鳳熾は梧帰を守るために祖先の神と取引をし、自分の命と引き換えに彼の安全を確保し、彼の運命を変えた。古晋が真実を明かすと、梧帰は悲しみと同時に安堵し、鳳隠(ほういん)仙元を手渡した。阿音は梧帰に主従の契りを解除してほしいと頼み、梧帰は拒否せず、すぐに術を施した。
第5話の感想
第5話は、緊迫感と驚き、そして感動が詰まった素晴らしいエピソードでした。特に、阿音と古晋の絆が試されるシーンは、見ていてハラハラドキドキしました。
阿音は、古晋の身を案じて危険を顧みずに行動するなど、献身的な一面を見せました。一方、古晋は阿音の身を第一に考え、時には厳しい態度を取ることもありましたが、それは彼女への愛情の裏返しだったのでしょう。
また、鴻奕の登場は意外でしたが、彼もまた阿音と古晋を気にかけていることがわかり、今後の展開が気になります。
つづく