神隠し 第6話 あらすじ/ネタバレ

梧帰(ごき)は主従契約を解こうと努力するが、東華(とうか)神君(しんくん)が設定したものであり、彼以外には解くことができない。梧帰(ごき)は古晋(こしん)が神子元啓であることを見抜き、神君(しんくん)の意図を理解し、焦る必要はないと皆を慰める。阿音(あいん)は理由を聞こうとするが、古晋(こしん)に止められ、やむなく梧帰(ごき)に別れを告げる。この出来事の後、阿音(あいん)は古晋(こしん)との関係を振り返り、主従を超えて友達になりたいと願う。

古晋(こしん)は阿音(あいん)に傘を貸した理由を説明し、契約が解除されたら天地を駆け巡り、阿音(あいん)のために延命する方法を探すことを約束する。阿音(あいん)は古晋(こしん)の誠実な態度に心を動かされるが、契約の束縛で我に返る。阿音は内緒で婿選びの記録簿に古晋(こしん)の名前を書き加えるが、古晋(こしん)が覗こうとすると巧みに隠してしまう。

妖界への旅で阿音は妖族に対する認識を改め、仙族の偏見に惑わされなくなる。妖にも善があり、種族だけで判断すべきではないと考える。古晋(こしん)はこれに心を打たれる。火鳳仙元を求めて帰墟山に行く必要があるが、そこは晨敏(ちょうびん)姫君が守っているため、まずは妖族の夜市で厚礼を用意することにする。

晨敏(ちょうびん)について、古晋(こしん)は彼女が先代天帝が仙妖大戦を起こしたことで不遇な運命を背負い、孤独に帰墟を守っていること、そして族徽が失われていることを語る。偶然にも、古晋(こしん)は夜市で族徽を発見し、晨敏(ちょうびん)に好感を持ってもらおうと考える。阿音はこれを聞いて、翌日一緒に夜市に行く約束をする。夜空に流星が流れ、阿音は次々と願い事をし、夢の中でも古晋の平安を祈る。古晋は感動する。

妖族の夜市に到着すると、古晋と阿音は拒否される。神剣が匕首に変わっていることを軽視されたのだ。この時、鴻奕(こうえき)が現れ、阿音は彼に助けを求める。3人は中に入ることができた。鴻奕(こうえき)は内心わだかまりがあり、わざと古晋を仙奴だと貶め、彼を賭けの対象にする。最初の賭けは晨輝家の族徽を争奪することで、古晋が自ら出場するが、美男子が現れると姿を見せる賭博の達人、三眼虎に遭遇し、苦戦を強いられる。

危機一髪、古晋は鴻奕(こうえき)が三眼虎に惚れていると嘘をつく。三眼虎は鴻奕(こうえき)の高貴な身分と容姿に喜び、一緒に酒を飲もうと誘い、機嫌が良くなったら族徽を古晋に贈ると約束する。阿音は族徽を必要としているため、鴻奕(こうえき)は渋々ながら色仕掛けで部屋に入る。次の賭けは華姝(かしゅう)がどうしても欲しい碧血霊芝で、古晋は再び勝利する。

宴爽(えんそう)が突然現れ、霊芝を奪おうとする。古晋は敵わず、霊芝を阿音に投げ渡す。宴爽(えんそう)が阿音を攻撃すると、鴻奕が身を挺して庇い、逆に宴爽(えんそう)に古晋を人質に取られてしまう。鴻奕は狐族の媚術で宴爽(えんそう)を操ろうとするが、阿音は宴爽(えんそう)が苦しむのを見かねて乾坤袋で彼を連れ去る。古晋と阿音は帰墟に向かおうとするが、鴻奕が同行しようとする。古晋は法術で彼を拘束するが、鴻奕は巧みに逃れ、乾坤袋に入って宴爽と争う。

一方、青霖(せいりん)は九淵煞獄から再び姿を現し、妖族の勢力を集めて灼影(しゃくえい)に火凰玉を取り戻すよう命じる。青霖(せいりん)は火凰玉が九淵煞獄の秘密を解き明かすことができ、封印が緩んでいるため、わずかな神元があれば封印を破ることができると明かす。その後、青霖(せいりん)は林墨(りんぼく)を訪ね、彼がまだ鴻若(ひかり)を想っていることを知り、愛憎が入り混じる。かつて彼女は鴻若(ひかり)と林墨(りんぼく)を同時に愛していたが、嫉妬から鴻若(ひかり)の親族を殺し、偽の死を装って林墨(りんぼく)との婚約を騙し取った。結局、真の愛を裏切ってしまったのだ。

第6話感想

第6話では、物語が大きく動き出し、今後の展開が気になる終わり方となりました。特に印象に残ったシーンは、以下の3つです。

  1. 梧帰(ごき)が古晋の正体を見抜き、阿音たちを慰めるシーン。梧帰(ごき)の冷静さと包容力が感じられるシーンでした。
  2. 阿音が古晋に傘を借り、お礼に婿選びの記録簿に彼の名前を書き込むシーン。阿音の古晋への想いが垣間見える可愛らしいシーンでした。
  3. 妖族の夜市で、古晋が三眼虎に苦戦するも、鴻奕の助けで切り抜けるシーン。鴻奕の策士ぶりと、古晋と阿音の絆の深さが感じられるシーンでした。

また、青霖(せいりん)の登場と、林墨(りんぼく)への想いを語るシーンも印象的でした。青霖(せいりん)の複雑な心情が垣間見え、今後の展開が気になります。

つづく