十七は腕利きの女画師。親友の盈袖に頼まれて描いた閨房画が評判を呼び、店は大繁盛。ある日、高貴な令嬢・沈沁から閨房画の依頼を受ける。沈沁は姉の居場所を知っていると十七に告げ、絵の完成と引き換えに情報を提供することを約束する。
約束の日、十七は芊影山荘を訪れる。そこで沈沁と男が戯れている姿を目撃し、驚愕する。沈沁は十七に衝立越しに自分たちの房事を描くように命じ、姉の居場所を教える代わりにすると約束する。
十七は沈沁の要求に従い、衝立の穴から二人を垣間見ながら絵を描き始める。しかし、物音を立ててしまい、男に見つかりそうになる。沈沁は咄嗟に野良猫だとごまかし、事なきを得る。
沈沁の房事の相手は寧王・子衡だった。沈沁にはすでに許嫁がいたが、寧王との縁談を喜んでいた。寧王は沈沁に蕭寒声に嫁ぐように命じ、蕭寒声の協力を得て沈沁を取り戻す計画を立てる。
絵を描き終えた十七は、寝殿に入ると沈沁の姿が消えていた。中庭の湯船に浸かっている沈沁を見つけ、意中の人がいるかどうか尋ねる。沈沁は政略結婚を強いられていることを嘆き、十七に相国と話し合うように勧める。
十七は沈沁が嘘をついていたことに気づき、姉の居場所を知ることはできないと悟る。しかし、沈沁が湯船に潜ったまま浮かび上がってこないことに気づき、心配になって湯殿へ引き返す。沈沁は突然、十七に襲いかかり、湯船の中に引きずり込む。
その頃、山荘には謎の男が現れる。男は十七に恩があると言い、術を使って恩を返す。十七は薄れゆく意識の中で、沈沁と謎の男の姿を見る。
十七が目を覚ますと、相国府の侍女・小倩が現れる。小倩は、沈沁が気を失って将軍府に運ばれたことを説明する。実はこの日は、皇帝が決めた蕭寒声と沈沁の婚礼の日だった。
沈沁は十七と顔を取り替えていた。鏡を見た十七は自分が沈沁の顔になっていることに気づき、愕然とする。十七は錯乱状態になり、将軍が禁足を命じた部屋にまで入り込んでしまう。
その頃、蕭寒声と軍師・雲諾は隠し部屋で寧王と相国に仕える男を拷問していた。何も知らない十七は将軍の部屋にあった鏡で自分の顔を確認し、衝撃のあまり鏡を動かしてしまう。実はその鏡が隠し部屋の戸を開ける仕掛けだった。蕭寒声は口を割らない男に切りかかるが、突然、花嫁が現れ、返り血を浴びて倒れてしまう。
再び意識を失った十七。小倩はその隙に大小姐の顔に花嫁の紅蓋頭を被せ、首を絞める。しかし、将軍が現れ、小倩は逃げ出す。十七は苦しくて目を覚ますが、紅蓋頭を外してくれたのは蕭寒声だった。
蕭寒声は自分を見て涙ぐむ花嫁に戸惑いながらも、夫婦の杯を交わすことにする。十七は本当のことを打ち明けようとするが、物音が聞こえて中断してしまう。実は蕭寒声は沈沁と夫婦の杯を交わすふりをしただけだった。
小倩が回廊から寝殿を見張っていると、将軍が出てくる。将軍は部屋に錠をかけ、独りでどこかへ行ってしまう。小倩は合図の手巾を落とし、刺客が蕭府の中庭に潜入する。
つづく