山河之影 錦衣衛(きんいえい)と謀りの王朝 第1話 あらすじ/ネタバレ
洪武(こうぶ)二十五年、皇太子が崩御し、政局が混乱に陥る。
詔獄の激しい雨の中、3人の少年が門から飛び出す。宋鶴鳴(そう・かくめい)は慌てて門を閉める。少年?宋真(そうしん)は仲間の舒棠(しょ・とう)に逃げるよう促し、振り返ると父親が殺害されているのを目にする。犯人は血まみれの匕首を持った李霧(り・む)だった。宋真(そうしん)は復讐しようと李霧(り・む)を追いかけるが、背中に傷を負わされてしまう。李霧(り・む)は逃走し、宋真(そうしん)は罪人の息子として陸铮(りく・そう)と名を変えて生きることになる。
10年後、鶏鵝巷で李霧(り・む)は小さな男の子が追っ手に捕まるのを庇い、報酬として男の子が盗んだお金を奪おうとする。
しかし、男の子はお金を奪い返せず泣き崩れてしまう。李霧(り・む)は仕方なく包子を買ってなだめる。王叔は李霧(り・む)に王克恭(おう・こくきょう)邸の地図を渡し、李霧(り・む)は満足そうに受け取るが、銅銭が一枚しか残っておらず、店を出ざるを得なくなる。
男の子は包子を一つ残し、他の子供たちと分け合う。ふらついていると、捕手に捕まってしまう。男の子は許しを請うが、捕手は許さない。李霧(り・む)は自分の子供時代を思い出し、錦衣衛(きんいえい)を名乗り、男の子を僉事(せんじ)大人の孫だと嘘をつく。捕手は謝罪し、李霧(り・む)は巧みに2人を綢緞舗で著替えさせる。店を出た後、李霧(り・む)は男の子に翌日食肆で孟姉(もうし)を探して雑用をしてもらい、背中に刀傷がある男に注意するよう頼む。
建文3年4月25日、総旗?陸铮(りく・そう)は誕生日に線香をあげた後、酔っ払う。部下の謝鏗然(しゃ・こうぜん)は夜間の当番を思い出させ、2人は一緒に向かう。
教坊司で陸铮(りく・そう)と謝鏗然(しゃ・こうぜん)は雷震(らい・しん)総旗を探すが、雷震(らい・しん)は事件捜査中だとわかる。2人は侍衛を協力して製圧し、部屋に侵入するが、雷震(らい・しん)はすでに逃走しており、虐待された3人の女性だけが残されていた。陸铮(りく・そう)は雷震(らい・しん)の悪行を記録する。
鎮撫司で陸铮(りく・そう)は養父である指揮使に雷震(らい・しん)の事件を報告し、無常簿を提出する。雷震(らい・しん)とその父親が現れ、指揮使は彼らを部屋に連れ込んで酒を飲ませ、陸铮(りく・そう)に証拠を破棄するよう命じる。酒の後、指揮使は雷震(らい・しん)の父親と話をし、雷震(らい・しん)は陸铮(りく・そう)が百戸への昇進の機会を逃したことをあざける。
雷震(らい・しん)が去った後、陸铮(りく・そう)は密かに彼を捕らえて船に監禁し、鎮撫司に戻る。父親?宋鶴鳴(そう・かくめい)の位牌に線香をあげると、養父は10年前に負傷した陸铮(りく・そう)を救ったことを思い出す。陸铮(りく・そう)は悪人を決して許さないと言い、雷震(らい・しん)の罪を記した無常簿の一ページを燃やす。
夜が訪れ、城門が閉鎖される直前、李東方(り・とうほう)騎馬で入城する。謝鏗然(しゃ・こうぜん)は陸铮(りく・そう)に夜警を促し、2人は鶏鵝巷食肆に向かう。
陸铮(りく・そう)は謝鏗然(しゃ・こうぜん)に最近、北方の逃亡兵と思われる人物が出没していると話す。食事中、北方訛りの天秤棒担ぎが近づき、2人はわざと彼に機の上のノートを取らせる。天秤棒担ぎはノートを舒棠(しょ・とう)に渡し、指示通り李東方(り・とうほう)への伝言を伝える。陸铮と謝鏗然(しゃ・こうぜん)は天秤棒担ぎを追跡し、川辺の小さな船に乗る。
一方、李霧(り・む)は醉仙楼に到著し、店小二から王克恭(おう・こくきょう)邸の客がここに宿泊していることを知る。
席に著くと、李霧(り・む)は同席の李東方(り・とうほう)が王府の招待状を落としたことに気づき、店小二が保管するよう促す。李霧(り・む)は招待状なしでは王克恭(おう・こくきょう)邸に入れないことを知る。
第1話の感想
第1話は、緊迫感と謎に満ちた展開で、視聴者を一気に物語に引き込みました。洪武(こうぶ)25年の太子病逝から始まる動乱の時代背景と、主人公?陸铮の復讐と正義への葛藤が巧みに描かれています。
特に、冒頭の詔獄からの脱出シーンは手に汗握る迫力があり、陸铮の苦悩と決意が伝わってきました。また、10年後の陸铮と李霧(り・む)の対比も興味深く、それぞれの過去と因縁が物語の鍵となりそうです。
つづく