山河之影 錦衣衛(きんいえい)と謀りの王朝 第14話 あらすじ/ネタバレ

京城の一角、医館の外

陸铮(りく・そう)は焦燥に歩き回りながら、趙苟(ちょう・こう)からの知らせを待っていた。やがて、趙苟(ちょう・こう)は急ぎ足で現れ、入宮の命を伝える。

金碧輝かしい皇宮

袁忠道(えん·ちゅうとう)は皇帝に、魚瞑鎖(ぎょめいさ)が聖上の手に渡れば燕(えん)王の復辟の夢が潰えると進言する。そして、その鍵を握るのは陸铮(りく・そう)しかいないと告げる。陸铮(りく・そう)は、全力を尽くして魚瞑鎖(ぎょめいさ)の秘密を解き明かすと誓う。

朝堂

袁忠道(えん·ちゅうとう)は、逆党事件の主理に李霧(り・む)を推薦し、陸铮(りく・そう)を補佐役に付けることを提案する。皇帝はそれを受け入れる。

鍾楼の密室

袁忠道(えん·ちゅうとう)は張俊清(ちょう·しゅんせい)に、洪武(こうぶ)年間に沐景高(ぼく·けいこう)が東宮(とうぐう)のために火器を製造し、東宮(とうぐう)が争いを避けるため臨終前にそれを隠したことを明かす。その鍵を握るのは李厳だったが、逆党によって謀仮の罪を著せられ、拷問を受けたにも関わらず口を閉ざした。李嚴の血筋を守るため、宋鶴鳴(そう・かくめい)は李嚴の息子と李霧(り・む)をすり替えた。そして、目の前の袁忠道(えん·ちゅうとう)こそが李嚴の息子であった。彼は魚瞑鎖(ぎょめいさ)を差し出し、李嚴の名誉を回復し、張俊清(ちょう·しゅんせい)を救うことで償いを果たそうとする。張俊清(ちょう·しゅんせい)は怒りを露わにするが、最終的には剣を収め、去っていく。

酒館

李霧(り・む)は傷が癒えたものの、酒に溺れていた。そこで琴の音色を聞き、李東方(り・とうほう)を見つけると驚き、転倒してしまう。

張記綢緞鋪

張俊清(ちょう·しゅんせい)は李東方(り・とうほう)にある取引を持ちかける。それは、彼女が自分の命を絶つことで嫌疑を晴らす代わりに、皇宮の文華殿への秘密の通路を教えるというものだった。李東方(り・とうほう)はその真意を疑う。

李霧(り・む)は張記綢緞鋪で目を覚ます。彼は張俊清(ちょう·しゅんせい)に、宋天意(そう・てんい)の愛の勇気を称賛する。張俊清(ちょう·しゅんせい)は、逆党に関する密折を李霧(り・む)に渡し、厳しく取り締まるよう示唆する。李霧(り・む)は袁忠道(えん·ちゅうとう)の説明を求め、盲目的に従うことを拒否する。

鎮撫司

陸铮(りく・そう)は、李霧(り・む)が病身のため来ないだろうと考えるが、司向南(し・きょうだん)は王命旗牌が不審だと指摘する。二人が争っているところに、李霧(り・む)が杖をついて現れる。彼は言葉を発することができないが、絵で指示を出し、錦衣衛(きんいえい)を指揮する。錦衣衛(きんいえい)は役人を詔獄に連行し、李霧(り・む)は雷のような手段で彼らを屈服させる。陸铮(りく・そう)は、その様子を複雑な気持ちで見守る。

翌日

陸铮(りく・そう)は、李霧(り・む)が役人から銀を巻き上げたことに怒りを露わにする。しかし、李霧(り・む)はそれが汚職官吏から命を買い取るための手段だと咲う。彼は銀を封じて宮中に送るよう命じ、役人を震え上がらせると同時に、国庫を潤すことに成功する。

皇宮

袁忠道(えん·ちゅうとう)は李霧(り・む)の行動に不満を抱き、立ち去る。李霧(り・む)は陸铮(りく・そう)に袁忠道(えん·ちゅうとう)の仮応を伝え、今後の計画を練る。

錦衣衛(きんいえい)は張俊清(ちょう·しゅんせい)と共に鶏鵝巷に潜入するが、刺客に襲われる。張俊清(ちょう·しゅんせい)は危ういところを錦衣衛(きんいえい)に助けられる。駆けつけた陸铮(りく・そう)は、張記綢緞鋪が荒らされているのを目にする。張俊清(ちょう·しゅんせい)は複雑な表情を浮かべており、大きな嵐が近づいていることを予感させる。

第14話の感想

第14話は、物語が大きく動き出す重要なエピソードでした。

まず、袁忠道(えん·ちゅうとう)が李嚴の息子であり、李霧(り・む)と入れ替わっていたという衝撃の事実が明らかになりました。これは、今後の展開に大きな影響を与えるでしょう。

また、李霧(り・む)が主理となり、錦衣衛(きんいえい)を率いて逆党を摘発していく様子が描かれました。彼の強引なやり方に陸铮(りく・そう)は戸惑いを隠せませんが、汚職官吏を退治し、国庫を潤すという成果は無視できません。

さらに、張俊清(ちょう·しゅんせい)が李東方(り・とうほう)と取引を持ちかけるなど、謎が深まる展開も気になります。

つづく