山河之影 錦衣衛(きんいえい)と謀りの王朝 第18話 あらすじ/ネタバレ

李霧(り・む)は陸羽林(りく・うりん)が隠していた秘密を打ち明けられたことに驚きを隠せません。陸羽林(りく・うりん)は、李霧(り・む)を10年間の心の枷鎖から解放し、新たな人生の道を歩ませるために、この秘密を明かしたと語ります。彼は当年、陸铮(りく・そう)を助けたのは魚瞑鎖(ぎょめいさ)の秘密を探るためだったと告白しますが、陸铮(りく・そう)に手をかけることができず、秘密は胸の内に秘め続けられていました。

王崇喜(すうき)が宮中に送られ、陸铮(りく・そう)と外敵の通謀を告発したと聞いた李霧(り・む)は、王崇喜(すうき)の一言だけで納得することはできません。しかし、陸羽林(りく・うりん)は袁忠道(えん·ちゅうとう)が宋鶴鳴(そう・かくめい)が残した無常簿を李霧(り・む)が持っていることを知っており、その冊子には魚瞑鎖(ぎょめいさ)に関する重要な手がかりが記されていると明かします。彼は、一連の行動の背後には衙門内部の奸細がいて、自分と陸铮(りく・そう)を失脚させようとしていると断言します。

さらに混乱を深める李霧(り・む)は、なぜ自分が矢面に立たされるのか理解できません。陸羽林(りく・うりん)は苦咲いし、李霧(り・む)が李東方(り・とうほう)であり、燕(えん)王と関係があると噂を流したのは自分だと打ち明けます。これはあまり褒められた行為ではありませんが、朝廷にとっては必要なことだったと説明します。そして、陸羽林(りく・うりん)は李霧(り・む)に今日の話を陸铮(りく・そう)に漏らさないよう厳命し、もし自分に何かあったら無常簿を陸铮(りく・そう)に託してほしいと遺言を残します。

一方、陸铮(りく・そう)は邸内で無常簿を調べていると、雑字の記録に夜不収(やふしゅう)の特殊な印を見つけ、警鍾が鳴ります。彼は、雑字を印刷した倣古斎に何かあると推測し、潜入します。そこで、掌柜が雑字にこっそりと印を付けているのを目撃し、自分の推測が正しかったことを確信します。

また、陸铮(りく・そう)は登聞鼓の前で役人に徐輝祖が召還されたかどうかを尋ねます。その鋭い質問に役人は驚きを隠せません。なぜなら、それは剛剛発表された機密だったからです。司礼監の趙苟(ちょう・こう)が提案したことを知った陸铮(りく・そう)は疑念を抱き、張俊清(ちょう·しゅんせい)が来るのを待ち伏せします。突然現れた張俊清(ちょう·しゅんせい)に対して、陸铮(りく・そう)は昨晩盗み聞きした密謀を隠すことなく暴露します。張俊清(ちょう·しゅんせい)は弁明せず、陸铮(りく・そう)が秦淮に行ったことを知ると、彼の心を探り、最終的に気絶させます。

李霧(り・む)と梅豆(めまめ)は山中に身を潜め、孟姉(もうし)から舒棠(しょ・とう)が回復したものの行方不明になっていることを知らされます。李霧(り・む)は自分の複雑な立場、逆党案の主事であり、夜不収(やふしゅう)の眼線であることを自覚し、舒棠(しょ・とう)を守るために彼女を「死んだ」ことにしなければなりません。孟姉(もうし)は李霧(り・む)の舒棠(しょ・とう)への本心を理解していますが、ただ黙って嘆くしかありません。

山洞の中で、孟姉(もうし)は李霧(り・む)から贈られた金を舒棠(しょ・とう)に渡そうとしますが、断られてしまいます。舒棠(しょ・とう)は孟姉(もうし)に自分の過去を打ち明け、そのすべてを洞の外で李霧(り・む)が聞いていました。翌日、舒棠(しょ・とう)は何も言わずに姿を消し、残されたものすべてから、李霧(り・む)は彼女が李東方(り・とうほう)を探しに行き、心の負い目を償おうとしていることを悟ります。

目を覚ました陸铮(りく・そう)は、自分が鍾楼の密室にいることに気づきます。袁忠道(えん·ちゅうとう)が現れ、真実を明かします。なんと、張俊清(ちょう·しゅんせい)は夜不収(やふしゅう)の卧底であり、重要な任務を負っていたのです。迫り来る燕(えん)王の仮乱に対抗するため、魚瞑鎖(ぎょめいさ)の中の火器が戦局を左右する鍵となります。

舒棠(しょ・とう)は李東方(り・とうほう)を救うため、詔獄に潜入し、放火して混乱に乗じて脱獄しようとします。しかし、李東方(り・とうほう)は大胆な要求をし、皇帝を闇殺して自由を得たいと提案します。

舒棠(しょ・とう)の行動を知った李霧(り・む)は焦り、詔獄へと向かいます。陳繼真(ちん・けいしん)的案内で、舒棠(しょ・とう)と交換する条件は宋鶴鳴(そう・かくめい)の息子、宋真(そうしん)を引き渡すことだと知らされます。深夜、陸铮は偶然李霧(り・む)と出会い、李霧(り・む)の突然の拳を受け止めます。それは過去の誤解に対する謝罪の気持ちでした。その後、陸铮は李霧(り・む)の佩刀が折れているのを見て、宋鶴鳴(そう・かくめい)の佩刀を贈ります。二人の間のわだかまりはこの時、少し和らいだように見えました。

第18話の感想

第18話は、緊迫感と謎が交錯する展開で、視聴者を釘付けにする内容でした。李霧(り・む)と陸羽林(りく・うりん)の秘密の共有、陸铮の無常簿の調査、そして舒棠(しょ・とう)の決死の行動など、見どころ満載でした。

特に印象に残ったのは、李霧(り・む)と陸羽林(りく・うりん)のシーンです。陸羽林(りく・うりん)が李霧(り・む)に自分の秘密を明かすシーンは、二人の関係に大きな変化をもたらしました。また、陸铮が舒棠(しょ・とう)を救うために詔獄に潜入するシーンは、手に汗握る展開で、舒棠(しょ・とう)の運命が気になりました。

つづく