山河之影 錦衣衛(きんいえい)と謀りの王朝 最終回 第24話 あらすじ/ネタバレ

趙苟(ちょう・こう) と 袁忠道(えん·ちゅうとう) は、教坊司の奥深くで 張俊清(ちょう·しゅんせい) と密会する。袁忠道(えん·ちゅうとう)は、李東方(り・とうほう)への恩返しのため、舒棠(しょ・とう)が皇宮に潜入して闇殺を企てていることを明かす。しかし、李東方(り・とうほう)が舒棠(しょ・とう)を裏切るのではないかと懸念を抱いている。

張俊清(ちょう·しゅんせい)が立ち去ろうとするのを引き留めた袁忠道(えん·ちゅうとう)は、亥の刻に密道を使って舒棠(しょ・とう)を文華殿に誘導し、張俊清(ちょう·しゅんせい)が救出する計画を立てる。

一方、錦衣衛(きんいえい)の 白年山(はくねんざん) は、李霧(り・む)が生きていることを知り、驚愕する。李霧(り・む)は、白年山(はくねんざん)に詔獄の探子を引き上げさせ、燕(えん)王に火器と李東方(り・とうほう)を交換する取引を持ちかける。

病床に伏す皇帝を見舞った趙苟(ちょう・こう)は、舒棠(しょ・とう)に故郷への帰還を勧める。しかし、舒棠(しょ・とう)はそれを断り、趙苟(ちょう・こう)に故郷への帰還を促す。趙苟(ちょう・こう)は、舒棠(しょ・とう)が故郷の歌を口ずさんでいることに気づき、それが花火の配方を隠した闇号であることを知る。

文華殿に足を踏み入れた李霧(り・む)は、病弱ながらも謀略を続ける袁忠道(えん·ちゅうとう)に敬意を抱く。李霧(り・む)は、数隻の火器を手に入れ、燕(えん)王と通じていることを明かし、天下を共治することを提案する。袁忠道(えん·ちゅうとう)は、陸铮(りく・そう)が燕(えん)王闇殺を誌願したことを告げ、懸念を深める。李霧(り・む)は、魚瞑鎖(ぎょめいさ)を奪い、急いで立ち去る。

城外では、陸铮(りく・そう)が流民に紛れて将領に謁見し、仕官を懇願する。城門の下で、沈老板(しんろうばん)は燕(えん)王の条件を伝える。李霧(り・む)単独での交換という厳しい条件だった。李霧(り・む)は陸铮(りく・そう)と共に赴くことを決意する。

燕(えん)軍の陣営で捕らわれた李霧(り・む)は、夜半に鼓の音が鳴り響き、攻城を前に緊張が高まる。錦衣衛(きんいえい)が駆けつけ、李霧(り・む)を救出する。宮中の変事を聞いた李霧(り・む)は、陸铮(りく・そう)を先に救出することを決意する。

馬小屋に潜伏した二人は、燕(えん)王配下の将軍に遭遇し、迷薬で製圧される。将軍の尋問に対し、李霧(り・む)は陸铮(りく・そう)と燕(えん)王の溝を埋めるために弁舌をふるう。陸铮(りく・そう)は、應天府の安寧のために燕(えん)王闇殺を主張する。李霧(り・む)は、陸铮(りく・そう)の正体を明かし、将軍を警戒させるが、交渉の糸口をつかむ。

李霧(り・む)は火器を交渉材料として提示し、将軍は強硬な態度を取りながらも、李東方(り・とうほう)からの和解の申し入れをほのめかす。陸铮(りく・そう)は立場を軟化させ、燕(えん)王に開城することを承諾する。将軍は解放を許可するが、白年山(はくねんざん)を人質として残す。

李霧(り・む)と陸铮(りく・そう)は城に戻り、李東方(り・とうほう)による舒棠(しょ・とう)の闇殺計画を知る。皇宮では、舒棠(しょ・とう)が単身で李東方(り・とうほう)と対峙する。李霧(り・む)が駆けつけ、火銃を李東方(り・とうほう)に向ける。袁忠道(えん·ちゅうとう)は、舒棠(しょ・とう)を殺した者が李東方(り・とうほう)であることを明かす。

文華殿は火に包まれ、舒棠(しょ・とう)は李霧(り・む)への想いを吐露する。李東方(り・とうほう)も袁忠道(えん·ちゅうとう)の正体を見破り、袁忠道(えん·ちゅうとう)を殺害するが、自身も絶望に陥る。陸铮(りく・そう)と張俊清(ちょう·しゅんせい)は李東方(り・とうほう)を撃退し、張俊清(ちょう·しゅんせい)は舒棠(しょ・とう)に簪を贈り、自分のために生きるように励ます。

陸铮(りく・そう)は殿を断ち、李霧(り・む)は舒棠(しょ・とう)を連れて脱出するが、前途は阻まれ、生死の境に立たされる。

七日後、沈老板(しんろうばん)は李霧(り・む)を慰める。舒棠(しょ・とう)は決意して去り、李霧(り・む)は引き留めようとするが、葉わないことを悟る。舒棠(しょ・とう)は旅立ち、李霧(り・む)はそれをただ見送るしかできない。二人は波に揺られ、遠く離れていく。残されたのは、風の中で揺れる未練のみであった。

第24話の感想

最終回である第24話は、緊張感と感動に満ちた展開で、シリーズを締めくくるにふさわしい内容だった。

特に印象的だったのは、舒棠(しょ・とう)と李霧(り・む)の切ない別れだ。舒棠(しょ・とう)は李霧(り・む)への想いを胸に秘めながら、李東方(り・とうほう)への復讐を果たすために皇宮に潜入する。しかし、李東方(り・とうほう)と対峙した際に李霧(り・む)が現れ、火銃を向ける。舒棠(しょ・とう)は李霧(り・む)に殺されることを望み、李霧もまた舒棠(しょ・とう)を殺すことで李東方(り・とうほう)への復讐を果たそうとする。しかし、最終的には李霧は舒棠(しょ・とう)を殺すことができず、舒棠(しょ・とう)は李東方(り・とうほう)によって殺されてしまう。

舒棠(しょ・とう)の死は、李霧にとって大きな衝撃だった。李霧は舒棠(しょ・とう)への想いを胸に、李東方(り・とうほう)との戦いに身を投じる。そして、最終的には李東方(り・とうほう)を倒し、天下に平和をもたらす。

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