山河之影 錦衣衛(きんいえい)と謀りの王朝 第4話 あらすじ/ネタバレ

十年前、沐府で突如其来に起きた事件により、沐景高(ぼく·けいこう)一家は悲劇に見舞われました。家族は強製的に鎮撫司に連行され、姉妹は引き離されてしまいました。姉は教坊司に送られ、妹は詔獄に幽閉されました。

一方、王克恭(おう・こくきょう)邸では、陸铮(りく・そう)は李霧(り・む)の逃走の謎に疑問を抱いていました。李霧(り・む)は賭けを持ちかけ、屋上で真実を明かすと約束しました。しかし、屋上では李霧(り・む)は機密任務を理由に真実を隠し、重要なアイテムである魚瞑鎖(ぎょめいさ)を陸铮(りく・そう)に預けました。実は、李霧(り・む)は後に取り戻すつもりで、私心を隠していました。

曇花宴が終わり、客が帰った後、王克恭(おう・こくきょう)は後花園で李霧(り・む)に機密情報を漏らしました。その際、陸铮(りく・そう)が花園に呼び出され、李霧(り・む)は服の整理を装って魚瞑鎖(ぎょめいさ)を取り戻しました。花園では、陸铮(りく・そう)は王克恭(おう・こくきょう)に自分の身の上を明かし、父親と王克恭(おう・こくきょう)の関係を探りました。王克恭(おう・こくきょう)は、魚瞑鎖(ぎょめいさ)の解錠方法は宋鶴鳴(そう・かくめい)が書いた無常簿に記されていると告げました。

しかし、夜になると夜不収(やふしゅう)が現れ、陸铮(りく・そう)の刀を使って王克恭を殺害しました。李霧(り・む)は駆けつけましたが、脅迫されて魚瞑鎖(ぎょめいさ)を渡さざるを得ませんでした。しかし、その瞬間、舒棠(しょ・とう)が現れて刺客と戦い、李霧(り・む)は魚瞑鎖(ぎょめいさ)を取り戻して西の塀の破れ目から逃げ出しました。

王克恭の死は邸内を震撼させ、使用人たちは逃げ惑いました。しかし、門の外には錦衣衛(きんいえい)が待ち構えており、司向南(し・きょうだん)が率いていました。花園では、王克恭の遺体の傍らで陸铮の佩刀に血痕が付いているのを発見した司向南(し・きょうだん)は、陸铮を犯人と断定し、無常簿に記録して罪を確定させました。

文華殿では、袁忠道(えん·ちゅうとう)が皇帝朱允炆に講義をしていました。その際、密書が届き、袁忠道(えん·ちゅうとう)は陸铮の行為を非難しました。朱允炆は司向南(し・きょうだん)に鎮撫司を徹底的に調べ、逆賊を一掃するよう命じました。

李霧(り・む)は城門の警備兵を買収して応天府を脱出し、山中に逃げ込みました。そして、魚瞑鎖を大きな木の根元に埋め、布切れを目印にしました。一方、王克恭邸の後庭では、錦衣衛(きんいえい)が逆賊である宋鶴鳴(そう・かくめい)の位牌を発見しました。司向南(し・きょうだん)はこの機会を利用して陸羽林(りく・うりん)を陥れ、指揮使の座を狙いました。

一方、張記綢緞鋪では、張俊清(ちょう·しゅんせい)が夜行の衣装を脱ぎ、鍾楼の密室で袁忠道(えん·ちゅうとう)と密会していました。張俊清(ちょう·しゅんせい)は実は沐家の生き残りの姉であり、5年前に袁忠道(えん·ちゅうとう)の助けで苦海から逃れ、家族の滅亡の真相を追い求め、袁忠道(えん·ちゅうとう)のために尽くしていました。彼女は袁忠道(えん・ちゅうとう)に魚瞑鎖の在り処と李霧(り・む)の正体を明かし、自分が夜不収(やふしゅう)になりすましていたのは真相を突き止めるためだったと告白しました。袁忠道(えん・ちゅうとう)は彼女の意図を理解し、忠誠の証として李東方(り・とうほう)を排除するよう命じました。

鎮撫司の校場では、謝鏗然(しゃ・こうぜん)は看守に賄賂を渡して陸铮を助け出そうとしました。しかし、看守が突然体調を崩して去ってしまったため、謝鏗然(しゃ・こうぜん)は陸铮の拘束を解き、揚州に逃げるように説得しました。しかし、陸铮は李霧が自分の潔白を証明できると信じており、逃げることを拒否しました。謝鏗然(しゃ・こうぜん)は仕方なく陸铮を連れ戻し、自ら李霧を探す旅に出ました。

鶏鵝巷では、謝鏗然(しゃ・こうぜん)は店小二の案内で王叔と李霧が街に入ってきたことを知りました。王叔は機転を利かせて錦衣衛(きんいえい)の注意をそらし、李霧は寓所に戻って荷物をまとめ、その場から逃げようとしました。しかし、司向南(し・きょうだん)の手下に阻止されてしまいました。相手は李霧が落とした布切れをちらつかせ、李霧を長期的に支配しようとしました。その瞬間、謝鏗然(しゃ・こうぜん)が駆けつけ、李霧が変装して逃げようとしているのを目撃し、追いかけました。李霧は異変に気づき、加速して逃げ出し、追跡劇が繰り広げられました。

第4話の感想

第4話は、衝撃的な展開が続くスリリングなエピソードでした。沐家の悲劇、王克恭の死、李霧の逃亡など、物語が大きく動き出し、今後の展開がますます気になります。

特に印象に残ったのは、陸铮と李霧の複雑な関係です。最初は敵対関係にあった2人ですが、徐々に信頼関係を築き始めています。しかし、李霧が秘密を抱えていることが明らかになり、今後の2人の関係がどうなるのかが気になります。

また、袁忠道(えん・ちゅうとう)と張俊清(ちょう·しゅんせい)の思惑も気になるところです。袁忠道(えん・ちゅうとう)は陸羽林(りく・うりん)を陥れようと企んでおり、張俊清(ちょう·しゅんせい)は家族の仇を討つために闇躍しています。2人の思惑が交錯し、物語をさらに複雑にしていくでしょう。

つづく