山河之影 錦衣衛(きんいえい)と謀りの王朝 第6話 あらすじ/ネタバレ

陸铮(りく・そう)は重傷の謝鏗然(しゃ・こうぜん)を背負って儀門内に入りました。しかし、司向南(し・きょうだん)は陸铮(りく・そう)を裏切り者として糾弾し、謝鏗然(しゃ・こうぜん)の後事を盾に自白を強要します。陸铮(りく・そう)は屈せず、杖刑を受けながらも謝鏗然(しゃ・こうぜん)の名札を拾おうとしますが、意識が朦朧となり、指紋を押されてしまいます。

一方、李霧(り・む)は李東方(り・とうほう)の服を著て舒棠(しょ・とう)を探していました。河原の軒下で昏倒している舒棠(しょ・とう)を見つけ、洞窟に運び込んで治療します。舒棠(しょ・とう)が目を覚ますと、李霧(り・む)は李東方(り・とうほう)はまだ生きていると嘘をつき、夜不収(やふしゅう)に裏切り者がいるため単独で連絡を取っていると説明します。

李霧(り・む)は舒棠(しょ・とう)を城内に連れて行き、そこで陸铮の仮逆の告示を見て怒りを覚えます。変装して鎮撫司前に行くと、錦衣衛(きんいえい)が陸铮と謝鏗然の事件を軽く扱っていることに憤慨します。

夜、洞窟で目を覚ました舒棠(しょ・とう)は、李霧(り・む)に助けられたことを思い出します。李東方(り・とうほう)のもとに行きたいと訴えますが、李霧(り・む)はそれを止めます。李霧(り・む)は謝鏗然の血のついた布を見せ、真相を究明して陸铮を救うことを誓います。

翌日、李霧は舒棠(しょ・とう)を城内に連れて行き、鎮撫司に赴任します。陸羽林(りく・うりん)の質問に、血は謝鏗然のものであり、自分が助けてもらったが、謝鏗然は亡くなったと答えます。司向南(し・きょうだん)は陸铮が自白したと指摘しますが、李霧は夜不収(やふしゅう)が王克恭(おう・こくきょう)を殺害したのを目撃したと主張し、聖上の裁定を求めます。

陸羽林(りく・うりん)は、聖上が陸铮を今夜亥の刻に処刑すると告げます。司向南(し・きょうだん)は満足して去りますが、陸羽林(りく・うりん)は李霧の動機を尋ねます。李霧は謝鏗然に頼まれたと答え、陸铮を救いたいと訴えます。陸羽林は、文華殿の袁大人だけが陸铮を救えると指摘し、入宮して助命を嘆願します。

夜、鎮撫司の校場で、李霧は司向南に陸铮と逆党の関係を突き止め、忠誠の証として処刑を請願します。司向南はそれを認めます。処刑前、李霧は水で陸铮を起こし、飯碗を渡します。陸铮は意味を理解し、食事を始めます。

一方、陸羽林は宮殿前で聖上への謁見を懇願し、何度も拒否されても諦めません。ついに、洪武(こうぶ)年旧案を餌に聖上との面会を果たします。陸羽林は魚瞑鎖(ぎょめいさ)の秘密を明かし、陸铮が罪臣宋鶴鳴(そう・かくめい)の息子であることを指摘します。陸铮は闇号を解読できる唯一の人物であり、朝廷のために働かせるべきだと訴えます。

鎮撫司の校場では、李霧は表面上司向南に従いつつも、弓弦を握りしめ陸铮の喉元に当てます。生死をかけた戦いが始まろうとしていました…

第6話の感想

第6話は、陸铮と李霧の友情と決意が描かれた、見応えのあるエピソードでした。

陸铮は重傷を負いながらも謝鏗然を助けようとする姿に、彼の正義感と仲間への思いを感じました。一方、李霧は陸铮を救うために奔走する姿に、彼の友情の深さと行動力を垣間見ることができました。

特に印象的だったのは、李霧が陸铮に飯碗を渡すシーンです。これは、陸铮が生き延びるための希望の象徴であり、李霧の強い決意が伝わってくる場面でした。

また、陸羽林が聖上への謁見を諦めず、洪武(こうぶ)年旧案を餌に面会を果たすシーンも、彼の機転と陸铮への思いを感じさせるものでした。

つづく