卿卿(きょうきょう)日常 ~宮廷を彩る幸せレシピ~ 第11話 あらすじ/ネタバレ

尹崢(いん・そう)の突然の告白に戸惑いながらも、心は揺れ動く李薇(り・び)。尹崢(いん・そう)の背を見送りながら、胸の高鳴りを抑えきれない。

一方、宋舞(そう・ぶ)は李薇(り・び)に戯れながら、好意を滲ませる。しかし、李薇(り・び)はユーモアを交えてそれをかわし、宋舞(そう・ぶ)と「好き」について語り合う。宋舞(そう・ぶ)は、物と人を好きになる違いを、物なら自分の思い通りにできるが、人なら情を尽くし、尊重し、相手を第一に考えるべきだと語る。李薇は、尹崢(いん・そう)との関係について深く考え始める。

大晦日、尹崢(いん・そう)は李薇に休暇を願い出て、二人で街を散策する。偶然、尹岐(いん・き)と上官(じょうかん)婧(じょうかん・せい)に出会い、一緒に鍋を囲んで楽しい時間を過ごす。

一方、郝葭(かく・か)は寂しい大晦日を過ごす。趙芳如(ちょう・ほうじょ)の子供がいなことに疑問を抱き、侍女から趙芳如(ちょう・ほうじょ)の過去を知る。愛ゆえに心を閉ざした趙芳如(ちょう・ほうじょ)の姿に、郝葭(かく・か)は同情を覚える。

姉妹たちは尹崢(いん・そう)の才能と徳を称賛する。夜、李薇と郝葭(かく・か)は語り合い、李薇は尹崢(いん・そう)の厚意に心が揺れ動く。尹崢(いん・そう)が自分を正室にしようとしていることを知り、驚きと戸惑いを隠せない。しかし、尹崢(いん・そう)の真心が伝わり、李薇は尹崢(いん・そう)の側にいたいと思うようになる。

金川(きんせん)の騒動が収まり、尹岐(いん・き)は上官(じょうかん)婧(じょうかん・せい)に愛剣を贈り、二人の絆は深まる。一方、李薇と上官(じょうかん)婧(じょうかん・せい)は、海棠(かいどう)が尹岸(いん・がん)の厳しい要求で倒れたことをきっかけに、女性のダイエットは自分自身の追求からすべきだと考える。李薇は、自分の意志で服を緩め、ありのままの姿を見せる。

ある日、尹崢(いん・そう)は李薇のために自ら服を仕立て、二人は親密な時間を過ごす。李薇は赤い糸を使って尹崢(いん・そう)に気持ちを伝え、六少主夫人になることを決意する。尹崢(いん・そう)は李薇の気持ちを受け止め、生涯彼女だけを愛すると誓う。二人は月光の下、固く抱きしめ合い、永遠の愛を誓う。

翌日、尹崢(いん・そう)は初めて朝議に出席する。李薇は尹崢(いん・そう)を見送り、二人は言葉少ながらも互いの気持ちを確かめ合う。しかし、朝議では尹崢(いん・そう)の提案は無視され、落胆する。そんな尹崢(いん・そう)に、主上は金川(きんせん)の主の娘である元英(げん・えい)との結婚を命じる。尹崢(いん・そう)は李薇への愛を貫き、この結婚を拒否する。

第11話の感想

第11話は、李薇と尹崢(いん・そう)の恋模様が大きく進展する回でした。尹崢(いん・そう)の突然の告白に戸惑いながらも、李薇の心は揺れ動きます。宋舞との会話で「好き」の意味を考え、尹崢(いん・そう)への想いを改めて自覚する李薇の姿は、とても可愛らしかったです。

また、尹崢(いん・そう)の優しさや思いやりが随所に感じられる回でもありました。李薇のために休暇を願い出て、一緒に街を散策したり、鍋を囲んで楽しい時間を過ごしたりする尹崢(いん・そう)の姿は、まさに理想の夫像と言えるでしょう。

一方で、郝葭(かく・か)の寂しい大晦日や、趙芳如の過去など、切ないエピソードも描かれていました。特に、趙芳如が愛ゆえに心を閉ざした姿は、とても印象的でした。

そして、クライマックスは尹崢(いん・そう)の求婚シーンです。赤い糸を使って気持ちを伝え、尹崢(いん・そう)の生涯を誓う李薇の姿は、感動的でした。しかし、尹崢(いん・そう)に金川(きんせん)の主の娘との結婚が命じられたことで、二人の未来に暗雲が立ち込めます。

つづく