卿卿(きょうきょう)日常 ~宮廷を彩る幸せレシピ~ 第13話 あらすじ/ネタバレ
元英(げん・えい)の厳しい指導と李薇(り・び)の成長
尹崢(いん・そう)の成長を願う元英(げん・えい)は、彼のために特別な書物を用意しました。しかし、宋舞(そう・ぶ)はそれを離縁状と勘違いし、破り捨ててしまいます。元英(げん・えい)は怒ることもなく、穏やかに宋舞(そう・ぶ)に破片を拾い集め、貼り付けるように促しました。元英(げん・えい)の毅然とした態度に、宋舞(そう・ぶ)は素直に従い、破片を拾い集めました。
元英(げん・えい)の厳しさは、李薇(り・び)の成長を願う気持ちの表れであることを理解した李薇(り・び)は、彼女を尊敬するようになります。郝葭(かく・か)は、仕事や結婚において、信頼できる相手を見つけるのは難しいと嘆き、側室として多くの苦労を強いられることを指摘します。李薇(り・び)は、元英(げん・えい)のような人物が家庭に縛られなければ、もっと早くに活躍できたはずだと考えます。
石榴(せきりゅう)の過ちと謝罪
元英(げん・えい)は李薇(り・び)に敵意を持っていませんが、彼女の侍女である石榴(せきりゅう)は私心を抱いていました。李薇と郝葭(かく・か)が親密に話しているのを盗み聞きしていた石榴(せきりゅう)は、玉瓶(ぎょくへい)に見つかってしまいます。元英(げん・えい)は石榴(せきりゅう)を諭し、自分の過ちを認めさせます。そして、石榴(せきりゅう)は玉瓶(ぎょくへい)に謝罪するために李薇の元へ向かいます。
尹崢(いん・そう)と李薇の接近
元英(げん・えい)は家事全般を管理しており、尹崢(いん・そう)と李薇の食事も含まれます。ある夜、空腹に耐えられなくなった尹崢(いん・そう)は、台所へ食べ物を探しに行きます。そこで、李薇に出くわします。李薇は手元の糕点の一部を尹崢(いん・そう)に差し出します。尹崢(いん・そう)は遠慮しますが、李薇は彼にも食べてもらうように促します。二人は押し合いへし合いしながら、徐々に距離が縮まります。そのとき、外から音が聞こえ、二人は慌てて戸棚に隠れます。
戸棚を開けたのは元英(げん・えい)でした。二人は驚いて隅に縮こまりますが、元英は何も言わずに微笑んで立ち去ります。元英が去った後、尹崢(いん・そう)と李薇は互いの温もりを感じます。
金川(きんせん)の解決と夜市の開催
金川(きんせん)の問題は解決しましたが、残りの借金を返済する必要があります。尹崢(いん・そう)は朝廷で重商主義を提唱し、経済発展を図ることを提案します。朝廷は賛否両論でしたが、川主(せんしゅ)は良い案だと判断し、尹崢(いん・そう)に草案の作成を命じます。尹崢(いん・そう)は尹岸(いん・がん)にも恩返しをし、彼を屋敷に戻すように手配します。
夜市開催は重要な事業であり、慎重な検討が必要です。尹崢(いん・そう)と李薇は街に出て、商人の意見を調査します。そこで、尹嵩(いん・すう)と遭遇します。尹嵩(いん・すう)は尹崢(いん・そう)を嘲笑しますが、李薇は反論します。元英の教えのおかげで、李薇は尹嵩(いん・すう)の嫌がらせに屈することなく、論理的に反論して追い払います。尹崢(いん・そう)は李薇の成長に感心します。
尹崢(いん・そう)の開府宴
尹崢(いん・そう)は兄弟たちに開府宴への招待状を送りました。尹嵩(いん・すう)は尹崢(いん・そう)に下馬威を食らわせるために参加せず、他の大臣にも参加しないように圧力をかけます。開府宴当日、尹崢(いん・そう)の屋敷は賑わっていますが、招待客はなかなか現れません。実は、他の兄弟たちも尹嵩(いん・すう)を恐れて参加を躊躇していたのです。
第13話感想
第13話は、李薇の成長と尹崢(いん・そう)との関係の進展が描かれた回でした。元英の厳しい指導のもと、李薇は着実に成長し、尹嵩(いん・すう)の嫌がらせにも屈することなく、論理的に反論できるようになりました。また、尹崢(いん・そう)と李薇は、夜食を一緒に食べたり、戸棚に隠れたりと、距離が縮まっていく様子が描かれました。
尹崢(いん・そう)は、金川(きんせん)の問題を解決し、重商主義を提唱するなど、政治的にも活躍しました。また、尹岸(いん・がん)への恩返しをするなど、人情味のある一面も見せました。
一方、元英は、相変わらず冷静沈着で、家事全般を完璧に管理していました。また、石榴の過ちを諭し、謝罪させるなど、指導者としての責任を果たしました。
つづく