卿卿(きょうきょう)日常 ~宮廷を彩る幸せレシピ~ 第16話 あらすじ/ネタバレ

元英(げん・えい)夫人が郝葭(かく・か)を宮廷の宴に招待

元英(げん・えい)夫人が郝葭(かく・か)に宮廷の宴への招待状を届けます。郝葭(かく・か)は尹嵩(いん・すう)が不在の機会と捉え、外出を決意します。しかし、趙芳如(ちょう・ほうじょ)に見つかってしまいます。趙芳如(ちょう・ほうじょ)は郝葭(かく・か)の行動を咎めず、尹嵩(いん・すう)の粗暴な振る舞いに対する複雑な思いを吐露します。

李薇(り・び)が酒楼で男女平等を訴える

李薇(り・び)は酒楼で、男女差別的な内容を語る話芸人を聞いて怒りを覚えます。李薇(り・び)は話芸人の代わりに舞台に上がり、男女平等の重要性を熱く語ります。女性客は李薇の意見に賛同し、男性客は反論します。李薇は論理的に反論し、最終的に喝采を浴びます。

趙芳如(ちょう・ほうじょ)と郝葭(かく・か)の和解

趙芳如は郝葭(かく・か)に面条を差し入れ、皮肉を言いながらも気遣いを示します。郝葭は趙芳如の真意を理解し、和解を提案します。趙芳如は複雑な微笑を浮かべ、返答を保留します。

海棠(かいどう)の婚約解消と三少主の決意

川夫人(せん ふじん)は海棠(かいどう)に早く子孫を残すよう促しますが、海棠(かいどう)は婚約解消を願い出ます。三少主は海棠の手を引いて川夫人(せん ふじん)に謝罪し、海棠と二十四節気姑娘たちを名医のもとに連れて行くことを決意します。しかし、医者は海棠ではなく三少主に薬を処方します。

墨川への縁組と宋舞(そう・ぶ)の悲劇

坊市の成功を祝う朝議で、墨川との関係強化のため、数名の貴女を墨川に嫁がせることが決定されます。尹嵩(いん・すう)は他の少主の妹を犠牲にしようと企みますが、適齢の女性がいません。川夫人(せん ふじん)は宋舞(そう・ぶ)に目をつけます。

宋舞(そう・ぶ)の悲痛と尹崢(いん・そう)の怒り

宋舞は宮廷に呼ばれ、墨川に嫁ぐことを告げられます。宋舞はショックを受け、尹崢(いん・そう)と李薇は怒りを覚えます。大雨の中、宋舞は尹崢(いん・そう)のもとを訪れ、涙ながらに自分の運命を訴えます。尹崢(いん・そう)は宋舞を慰め、李薇は不公平な運命に憤慨します。

第16話感想

第16話は、宮廷内の複雑な人間関係と不条理な運命が描かれた回でした。特に、郝葭と趙芳如の関係、海棠の婚約解消、宋舞の悲劇は印象的でした。

郝葭と趙芳如は、尹嵩(いん・すう)という夫を共有する立場でありながら、お互いに複雑な感情を抱いています。郝葭は趙芳如の皮肉を理解し、和解を提案しますが、趙芳如は複雑な微笑を浮かべるのみです。二人は、夫のせいで不幸な運命を背負っているという共通点がありながら、なかなか分かり合えないもどかしさが伝わってきました。

海棠は、川夫人の期待に応えようとしますが、婚約解消を願い出ます。三少主は海棠の決意を尊重し、名医のもとに連れて行くことを決意します。しかし、医者は海棠ではなく三少主に薬を処方します。この展開は、川夫人の期待と三少主の優しさ、そして運命の皮肉さを浮き彫りにしています。

宋舞は、墨川に嫁ぐことを告げられ、悲痛な表情を浮かべます。尹崢(いん・そう)と李薇は、宋舞の運命に怒りを覚えます。このシーンは、不条理な運命に翻弄される女性たちの姿が描かれており、見る人の心を締め付けます。

つづく