卿卿(きょうきょう)日常 ~宮廷を彩る幸せレシピ~ 第20話 あらすじ/ネタバレ

墨川の事件を尹崢(いん・そう)は見事に解決し、宋舞(そう・ぶ)と宋武(そう・ぶ)の結婚を主上にお願いします。しかし、宋武(そう・ぶ)が貧しい書生だと知った主上の笑顔は消え、宋舞(そう・ぶ)は郡主の称号を捨てることを決意します。

宋舞(そう・ぶ)はすぐに宋武(そう・ぶ)にこの知らせを伝え、宋武は驚きながらも彼女を強く抱きしめます。郡主ではなくなった宋舞は尹崢(いん・そう)の屋敷に住むことができなくなり、尹崢(いん・そう)、元英(げん・えい)、李薇(り・び)に別れを告げます。李薇(り・び)は宋舞の自由を羨ましく思い、尹崢(いん・そう)は九川事務司(きゅうせんじむし)の責任者として仁賓宴(じんひんえん)を催すことに。

元英(げん・えい)は李薇(り・び)を指導し、李薇は期待に応えるアイデアを出します。元英(げん・えい)は李薇が自分の後を継いで良い夫人になると褒めます。

仁賓宴(じんひんえん)の日、李薇は元英(げん・えい)と一緒に参加しようとしますが、川夫人(せん ふじん)は元英(げん・えい)だけを許可します。落胆した李薇は来福の世話を理由に留まりますが、一人で新川(しんせん)の決まりに不満をぶちまけます。

尹崢(いん・そう)は李薇の様子を察し、気持ちを吐露するように促します。李薇は誰も悪くないのに誰もが幸せではない状況に不満を募らせていました。元英(げん・えい)もまた、慣習に従っているように見えて、内心では腐った決まりを変えたいと願っていました。

姉妹たちは店を開こうとしますが、どの店も女性には貸してくれません。李薇は法律を根拠に反論し、女性が店を開くことを禁じる法律はないと主張します。

資金は阮思思(げん・しし)が用意しましたが、店を借りることはできませんでした。そこで、李薇、元英、上官(じょうかん)婧(じょうかん・せい)は店を貸し出す予定の店主に交渉し、ついに店を借りることに成功します。

上官(じょうかん)婧(じょうかん・せい)は店の中で長い時間をかけて準備をし、尹岐(いん・き)は心配そうに外で待っていました。尹崢(いん・そう)は彼女たちだけで解決すべきだと考え、3人の女性が笑顔で店から出てきたのを見て安心します。

第20話の感想

第20話は、さまざまな感情が交錯する、とても印象的なエピソードでした。宋舞と宋武の結婚、李薇の仁賓宴(じんひんえん)への参加を阻まれたこと、そして女性が店を開くことの難しさなど、さまざまな問題が提起されました。

特に印象に残ったのは、李薇が新川(しんせん)の決まりに不満をぶちまけるシーンです。彼女は、誰も悪くないのに誰もが幸せではない状況に疑問を抱き、腐った決まりを変えたいと強く願っていました。このシーンは、李薇の成長と決意を感じさせるものでした。

また、女性が店を開くことの難しさも描かれていました。どの店も女性には貸してくれず、李薇は法律を根拠に反論するも、結局は店を借りることができませんでした。このシーンは、新川(しんせん)の女性に対する差別を浮き彫りにするものでした。

しかし、最後には李薇、元英、上官(じょうかん)婧(じょうかん・せい)の3人が協力して店を借りることができました。このシーンは、女性が団結することで困難を乗り越えることができることを示唆するものでした。

つづく