卿卿(きょうきょう)日常 ~宮廷を彩る幸せレシピ~ 第21話 あらすじ/ネタバレ

三少主の悩みと酒楼の開店

姑娘たちが去ってしまい、退屈した三少主は庭で酒を飲み始めます。しかし、彼はまだどの姑娘と誰が誰なのか区別がつきません。小厮の洗砚(せんえん)は、姑娘たちはただ飯を食っているのではなく、屋敷の大小様々なことを切り盛りしていると指摘します。しかし、三少主は気にも留めず、酒を飲み続けます。

一方、姑娘たちは契约書に印鑑を押し、九川美食荟を設立します。そして、酒楼の改装とメニューの研究に忙しく取り組みます。尹崢(いん・そう)も手伝い、各川の食文化について李薇(り・び)にアドバイスします。

数日後、酒楼の開店日がやってきます。しかし、問題が発生します。多くの客が女性が経営する酒楼だと聞き、興味本位でやってきますが、姑娘たちが顔を出すと非難されるのではないかと心配になります。上官(じょうかん)婧(じょうかん・せい)は丹川(たんせん)では問題ないと主張しますが、元英(げん・えい)は反対します。李薇(り・び)の仲裁で、開店日は顔を出さないことで決まります。

尹崢(いん・そう)はいつか新川(しんせん)の遅れた制度を変え、女性が堂々と自分らしく生きられるようにすると李薇(り・び)に約束します。しかし、その道は険しいと知り、もしものことがあれば李薇を霁川に送り返すと約束します。しかし、李薇は尹崢(いん・そう)と一緒にいたいと答えます。

酒楼の危機と五少主の想い

酒楼は開店すると、多くの客で賑わいます。しかし、尹岸(いん・がん)が突然現れ、酒楼が風紀を乱していると非難します。掌柜が対応しようとしますが、尹岸(いん・がん)に平手打ちされます。姑娘たちは我慢できずに尹岸(いん・がん)に反論します。李薇は尹岸に証拠がないことを指摘し、尹岸は何も言えなくなります。

酒楼は無事に営業を再開し、客たちは偏見を捨てて料理を楽しみ始めます。しかし、その日の営業は赤字になってしまいます。元英(げん・えい)はすぐに元が取れると自信を見せます。

その頃、五少主は上官(じょうかん)婧(じょうかん・せい)を家に帰らせようとしますが、上官(じょうかん)婧(じょうかん・せい)は酒楼に残ります。老十は上官婧(じょうかん・せい)に五少主に恥をかかせたと文句を言いますが、五少主は老十を殴り飛ばします。上官婧(じょうかん・せい)は五少主が自分を追いかけてきたことに気づき、心がときめきます。

第21話の感想

第21話では、九川美食荟の開店に向けて、姑娘たちが奮闘する様子が描かれました。尹崢(いん・そう)の協力もあり、酒楼は無事にオープンしましたが、尹岸の妨害によって一時的に営業停止に追い込まれてしまいます。しかし、姑娘たちの努力によって営業再開に成功し、多くの客で賑わうようになりました。

特に印象に残ったのは、尹崢(いん・そう)と李薇の会話です。尹崢(いん・そう)は新川(しんせん)の遅れた制度を変え、女性が堂々と自分らしく生きられるようにしたいと李薇に約束しました。李薇は尹崢(いん・そう)の決意を理解し、一緒にいたいと答えました。このシーンは、尹崢(いん・そう)と李薇の強い絆を感じさせるものでした。

また、五少主と上官婧(じょうかん・せい)の関係も進展を見せました。五少主は上官婧を家に帰らせようとしましたが、上官婧は酒楼に残りました。老十は上官婧に五少主に恥をかかせたと文句を言いましたが、五少主は老十を殴り飛ばしました。上官婧は五少主が自分を追いかけてきたことに気づき、心がときめきました。

つづく