卿卿(きょうきょう)日常 ~宮廷を彩る幸せレシピ~ 第33話 あらすじ/ネタバレ

李薇(り・び)の料理店計画

李薇(り・び)は美食荟酒楼を九川の各地に広げようと計画し、新しい料理人を探していました。しかし、何日探しても合适的人が見つかりません。そんな時、九少主が腕の良い料理人・簫揚(しょう・よう)を紹介してくれました。簫揚(しょう・よう)は皆の前で料理を披露し、その腕前に皆が感嘆の声をあげます。李薇(り・び)と簫揚(しょう・よう)は同じ霽川(せいせん)出身で、きのこ類の食材に興味を持っていました。李薇(り・び)は簫揚(しょう・よう)を自宅の厨房に招き、自分が育てている野菜を紹介しました。

尹崢(いん・そう)の嫉妬

尹崢(いん・そう)と蘇慎(そ・しん)が庭を歩いていると、李薇(り・び)と男性が歩いてくるのが見えました。李薇は簫揚(しょう・よう)に庭で育てている野菜を紹介し、九少主のためにいくつか持って帰らせるように提案しました。簫揚は庭で野菜を育てられることに驚き、李薇の選んだ野菜を褒めました。二人は楽しそうに話していましたが、尹崢(いん・そう)は我慢できずに二人の会話を遮りました。李薇は尹崢(いん・そう)に簫揚を紹介し、彼の料理が美味しいと褒めました。尹崢(いん・そう)は嫉妬心を抑えられず、会話に加わろうとしましたが、小米椒を枸杞と間違えてしまうという失態を犯してしまいました。

簫揚の登場

料理の腕だけでなく、容姿端麗な簫揚は酒楼に現れると、多くの女性客を魅了しました。李薇と海棠(かいどう)は一旁で観察し、簫揚を褒め称えました。二階の尹崢(いん・そう)と尹岸(いん・がん)は危機感を抱き、簫揚が自分の妻を奪うのではないかと心配しました。まだ早い時間でしたが、尹崢(いん・そう)は李薇を迎えに酒楼の前に待っていました。しかし、李薇は簫揚を一緒に家に招待してしまいました。

料理の練習

李薇は簫揚に料理を習いたいと思っていましたが、家に帰ると調理器具がなくなっていました。簫揚はどこかからプレゼントを持ってきて、皆を喜ばせました。李薇はようやく料理の練習を始められました。夜になると、皆は騒々しく料理を尹崢(いん・そう)の前に運び、試食を頼みました。しかし、尹崢(いん・そう)は食欲がなく、皆の困惑した視線の中、書斎へと向かいました。

尹岸(いん・がん)の策略

四少主は尹岸(いん・がん)を呼び、政事について話し合いました。普段はあまり目立たない四少主でしたが、実際に仕事を始めると、尹岸(いん・がん)ができないことも難なくこなしていました。尹岸(いん・がん)は表面上は四少主と仲良くしていましたが、戻ってからすぐに尹崢(いん・そう)にそのことを報告しました。尹岸は空腹を感じましたが、李薇は酒楼で簫揚から料理を習っていました。尹岸は不妙な予感がして、尹崢(いん・そう)を連れて酒楼に走りました。

上官(じょうかん)婧(じょうかん・せい)との旅立ち

一方、上官(じょうかん)婧(じょうかん・せい)は早起きして、尹岐(いん・き)が焚き火の前で何かをしているのを見ました。彼女は尹岐(いん・き)の焼いたトウモロコシを受け取りましたが、トウモロコシは焦げていました。上官(じょうかん)婧(じょうかん・せい)は食欲がなくなり、トウモロコシを置いて荷物を片付け始めました。尹岐(いん・き)は慌てて彼女を止め、荷物を片付けようとしました。しかし、何をしても失敗してしまいます。上官(じょうかん)婧(じょうかん・せい)はため息をつき、彼に帰るように言いました。尹岐(いん・き)は落胆した表情を見せましたが、すぐに笑顔になり、九州の地図を覚えたので、どこにでも案内できると言いました。

二人は馬に乗って尹岐(いん・き)が言う方向に進みましたが、長い時間をかけても行き止まりにたどり着きました。道中、尹岐(いん・き)は相変わらず失敗ばかりで、上官(じょうかん)婧(じょうかん・せい)を怒らせてしまいました。尹岐(いん・き)は悟ったように、自分から立ち去り、上官婧(じょうかん・せい)を一人で行かせようとしました。

趙芳如(ちょう・ほうじょ)の決意

趙芳如(ちょう・ほうじょ)は黛川(たいせん)に戻って鉱業を経営することにし、郝葭(かく・か)に別れを告げました。趙芳如(ちょう・ほうじょ)には兄が何人かいましたが、彼女の手段と策略があれば、すぐに鉱業を取り戻すことができるでしょう。

第33話の感想

第33話は、李薇の料理への情熱と尹崢(いん・そう)の嫉妬心が描かれた回でした。李薇は新しい料理人を探すために奔走し、腕の良い簫揚に出会います。簫揚の料理の腕前に皆が感嘆する中、尹崢(いん・そう)は嫉妬心を抑えられず、失態を犯してしまいます。

一方、上官婧(じょうかん・せい)との旅に出た尹岐(いん・き)は、相変わらず失敗ばかりで上官婧(じょうかん・せい)を怒らせてしまいます。しかし、尹岐(いん・き)は上官婧(じょうかん・せい)を一人で行かせることを決意し、成長を感じさせる場面もありました。

趙芳如(ちょう・ほうじょ)は黛川(たいせん)に戻って鉱業を経営することにし、郝葭(かく・か)に別れを告げました。彼女の決意は、今後どのような展開を見せるのか気になります。

つづく