卿卿(きょうきょう)日常 ~宮廷を彩る幸せレシピ~第36話 あらすじ/ネタバレ
山賊との遭遇
李薇(り・び)一行は山賊に遭遇し、馬車を捨てて茂みに隠れます。山賊は馬車から宝物を発見し、喜び勇んで褒美をもらいに戻ります。しかし、玉瓶(ぎょくへい)が不注意でくしゃみをすると、山賊が戻ってきてしまいます。李薇(り・び)は咄嗟に唐辛子粉を山賊の顔にかけ、混乱に乗じて人々と離れ離れになってしまいます。
山賊の隠れ家
この事態を知った尹崢(いん・そう)は激怒し、捜索隊を増員するよう命じます。その頃、李薇(り・び)は山林に逃げ込み、遠くで灯りが点いているのを見つけて助けを求めます。しかし、その家はなんと山賊の隠れ家でした。
一方、尹崢(いん・そう)は李薇(り・び)の行方を突き止め、その家に向かいますが、李薇(り・び)の姿は見当たりません。李薇が逃げ出したことを知った尹崢(いん・そう)は、すぐに捜索を開始します。
尹崢(いん・そう)の救出
李薇は慌てて転倒し、火折子の火は弱々しくなり、周囲からは野獣の鳴き声が聞こえてきます。様々なプレッシャーに耐え切れなくなった李薇は、ついに泣き出してしまいます。もうダメだと思ったその時、遠くから眩しい光が差し込んできます。尹崢(いん・そう)が火の中を歩いて李薇を背負って家に連れ帰ります。
家に帰った後、彼らは四少主一家が何か企んでいるのではないかと推測します。
四少主の妨害
その直後、四少主がやってきます。尹崢(いん・そう)は激怒し、四少主を殴りかかろうとします。李薇は尹崢(いん・そう)を制止し、落ち着くように促します。尹崢(いん・そう)は怒りを飲み込み、四少主を部屋から追い出します。尹崢(いん・そう)は四少主に、内政問題に後宮を巻き込むなと警告し、もしそうすれば容赦しないと告げます。
一方、尹岸(いん・がん)は尹崢(いん・そう)からの手紙を受け取り、支援することを決意します。ちょうど新川(しんせん)主が被災地の状況を確認している最中だったので、尹岸(いん・がん)は尹崢(いん・そう)の功績を称えます。
安曦元(あん・きげん)の怒り
その頃、和夫人は安曦元(あん・きげん)を宮殿に呼び寄せ、経典の写経を命じます。安曦元(あん・きげん)は妊娠中であることを理由に断りますが、和夫人は4人の太医を呼び寄せます。安曦元(あん・きげん)はこれ以上断ることができず、写経を始めます。
家に帰った安曦元(あん・きげん)は激怒し、髪飾りを床に投げつけます。その後、四少主に手紙を書き、このことを伝えます。四少主はすぐに宮殿に戻ることを決意します。出発前に、尹崢(いん・そう)が病に倒れたことを知った四少主は、楚県令に医師を全員拘束するよう命じます。
尹崢(いん・そう)の回復
街の医師は皆頼りにならず、宮殿への手紙も届かず、尹崢(いん・そう)の容態は悪化する一方です。李薇は故郷の民間療法を試すしかありません。このことを知った住民たちは、野菜や薬草を持って駆けつけます。人々の祈りが通じたのか、昏睡状態だった尹崢(いん・そう)がついに目を覚まします。
新川(しんせん)主の怒り
宮殿では、新川(しんせん)主が尹崢(いん・そう)を見捨てたという噂が流れます。和夫人は泣きながら新川(しんせん)主に会い、噂の真偽を確かめます。この話を聞いた新川(しんせん)主は激怒し、真相を究明するよう命じます。
和夫人はすぐに新川主(せんしゅ)に太医を蒼河鎮(そうかちん)に派遣するよう懇願し、尹崢(いん・そう)が治療を受けられない状態であることを伝えます。新川主(せんしゅ)は驚き、何かを悟った様子です。彼は目を強く閉じ、怒りを抑えようとします。しかし、再び目を開けた時、怒りが爆発し、苦しそうな様子を見せます。
雪景色
事態はようやく好転し、住民たちは寒波から解放され、尹崢(いん・そう)の容態も回復します。降り積もった雪景色も美しく感じられます。新川主(せんしゅ)は人々の前で尹崢(いん・そう)を称え、四少主に過ちを認めれば許されると示唆します。四少主は新川主(せんしゅ)の真意を理解し、慌てふためきます。
第36話感想
第36話はハラハラドキドキの展開が続く、見応えのある回でした。山賊との遭遇、尹崢(いん・そう)の病気、新川主(せんしゅ)の怒りなど、様々な事件が絡み合い、最後まで目が離せませんでした。
特に印象に残ったのは、李薇の勇気と尹崢(いん・そう)の愛情です。李薇は山賊に襲われた時、咄嗟に唐辛子粉を投げつけるなど、勇敢な行動で尹崢(いん・そう)を助けました。また、尹崢(いん・そう)は李薇が山賊の隠れ家にいると知ると、すぐに助けに向かい、彼女の身を案じていました。二人の強い絆を感じられるシーンでした。
また、四少主の悪事が暴かれ、新川主の怒りが爆発するシーンも迫力がありました。四少主は尹崢(いん・そう)を陥れるために様々な手段を用いましたが、最終的には新川主に見破られてしまいました。新川主の怒りは凄まじく、四少主の今後がどうなるのか気になります。
つづく