卿卿(きょうきょう)日常 ~宮廷を彩る幸せレシピ~ 第4話 あらすじ/ネタバレ

新川(しんせん)の大地で、九川の筆頭として軍事と政治をリードする尹岸(いん・がん)は、経済分野でもその才能を発揮し、人々の注目を集めていた。尹崢(いん・そう)は、主上が三哥を弾劾という名目で朝廷に呼び寄せたのは、実は国政を共にするためであることを知っていた。尹岸(いん・がん)は内心では動揺していたが、風流な態度でそれを隠し、白露(はくろ)の誕生祝いを理由にその場を去った。

後宮では、李薇(り・び)は女子たちの争いや策略ではなく、和やかな雰囲気に驚いた。彼女は自身の活力と誠実さで、すぐにこの暖かいグループに溶け込んだ。食事の席では、李薇(り・び)は久しぶりの美味しさに幸せを感じていたが、寿星である白露(はくろ)の顔に浮かぶ愁容が気になった。白露(はくろ)は、尹岸(いん・がん)が夜に訪れるかもしれないことに不安を感じていた。それを知った姉妹たちは、白露のために様々なアイデアを出し合い、李薇(り・び)もそれを丁寧に記録した。

尹岸を朝廷に戻し、皆の悩みを解決しようという李薇の提案は、皆から熱烈に支持された。そんな中、尹岸が突然訪れた。彼は霜降(そうこう)の誕生祝いに麺を差し出したが、本当の寿星である白露を無視してしまい、気まずい空気が流れた。

董海棠(かいどう)は、尹岸の心を動かすために説得を試みた。尹岸は動揺したが、後宮の女性たちと別れることを考えると涙を浮かべた。宮籍制度のため、彼は4人の女性だけを連れて行くことができた。意外にも、選ばれなかった女性たちは落胆するどころか、むしろ安堵して、巧妙な「脱出」を計画した。結局、尹岸は自分の気持ちに従って4人の女性を選んだ。

夜遅く、李薇と尹崢(いん・そう)は二人きりになった。尹崢(いん・そう)は李薇がどのように尹岸を説得したのかを尋ね、李薇は尹崢(いん・そう)の近さに緊張した。尹崢(いん・そう)は、無理に説得するつもりはないと告げ、李薇は安心した。そして、尹崢(いん・そう)が朝廷に出仕したら故郷に帰りたいという希望を伝えた。尹崢(いん・そう)は落胆したが、拒否することはできず、複雑な気持ちになった。

一方、七少主の夫人は性格が穏やかなため、嬷嬷から責められることが多かった。上官(じょうかん)婧(じょうかん・せい)が助けてくれたおかげで、李薇と郝葭(かく・か)も彼女と仲良くなり、4人はすぐに友達になった。李薇の食事制限を知った皆は、身边にあるもので改善する方法を提案した。ある日、李薇は台所に入り、料理人がカビの生えた豆腐に困っているのを見て、斬新な調理方法を提案した。選択肢がない料理人は、それを試してみることにした。尹崢(いん・そう)がその料理を食べようとしたとき、料理人は慌てて真実を告白したが、李薇が及时にフォローし、尹崢(いん・そう)に食べてもらうことに成功した。多少のトラブルはあったものの、李薇は劉宝泉の信頼を得て、料理のレシピをカスタマイズする権利を得た。

第4話の感想

第4話は、尹岸の宮廷復帰と李薇の活躍が描かれた回でした。尹岸は当初、宮廷に戻ることをためらっていましたが、董海棠(かいどう)の説得と李薇の機転によって、最終的に復帰を決意します。尹岸の葛藤と決意、そして李薇の賢さと優しさが印象的なエピソードでした。

また、李薇が尹岸の復帰を後押しするだけでなく、七少主の夫人を助けるなど、後宮の女性たちとの絆を深めていく様子も描かれました。李薇の行動力と人柄が、後宮に良い影響を与えていることが伝わってきました。

一方で、尹崢(いん・そう)は李薇の故郷への帰郷希望に複雑な思いを抱いている様子が描かれました。尹崢(いん・そう)と李薇の今後の関係がどうなるのか、気になるところです。

つづく