陳情令 第10話 あらすじ/ネタバレ

夜の闇に包まれた雲深不知処。魏無羨(ウェイ・ウーシエン)たちは、黒幕の正体を探る中、屋上に薛洋(シュエ・ヤン)の姿を発見する。薛洋(シュエ・ヤン)は、余裕の咲みを浮かべながら、魏無羨(ウェイ・ウーシエン)たちを挑発する。そこに、薛洋(シュエ・ヤン)を追ってきた暁星塵(シャオ・シンチェン)が現れる。暁星塵(シャオ・シンチェン)は、薛洋の悪行を糾弾し、捕縛しようと剣を向ける。薛洋は軽功で逃げようとするが、魏無羨(ウェイ・ウーシエン)の仕掛けた糸で足を取られ、地面に叩きつけられる。

薛洋は、暁星塵(シャオ・シンチェン)と激しく戦い始める。魏無羨は、「無衣」の霊符で薛洋を一時的に拘束するが、薛洋は乾坤袖で仮撃しようとする。そこに宋嵐(ソン・ラン)が駆けつけ、薛洋を協力して製圧する。暁星塵は、薛洋が最近の仙門滅族事件の犯人であることを暴く。藍忘機(ラン・ワンジー)は、薛洋が陰鉄を持っていると推測し、捜索するが、見つからない。魏無羨は、薛洋が温若寒(ウェン・ルオハン)と関係があるのかと問いただすが、薛洋は否定する。

その頃、聶懐桑(ニエ・ホワイサン)と孟瑶(モン・ヤオ)が、金光善(ジン・グアンシャン)が藍曦臣(ラン・シーチェン)からの密書で藍忘機(ラン・ワンジー)を清河に招待したことを伝える。魏無羨たちは、藍忘機(ラン・ワンジー)と共に清河に向かうことにし、暁星塵と宋嵐(ソン・ラン)は別れを告げる。魏無羨は、暁星塵が抱山散人(バオシャン・サンレン)の弟子であることを知り、激動するが、暁星塵の謙虚な言葉にその気持ちはすぐに消える。

不浄世に到著すると、孟瑶(モン・ヤオ)は温若寒(ウェン・ルオハン)が各仙門に親伝弟子を岐山に派遣することを要求していることを伝える。聶懐桑(ニエ・ホワイサン)は、自分が人質になるのではないかと不安がるが、聶明玦(ニエ·インジュエ )が現れ、聶懐桑(ニエ・ホワイサン)を安心させる。

薛洋の悪行に激怒した聶明玦(ニエ·インジュエ )は、薛洋を処刑しようとするが、魏無羨と孟瑶(モン・ヤオ)の説得により、地牢に閉じ込め、陰鉄の行方をゆっくりと聞き出すことにする。しかし、孟瑶が薛洋の監視を任された総領から侮辱を受け、激昂してその場を去ってしまう。その後、地牢から騒ぎが起こり、聶明玦(ニエ·インジュエ )は薛洋が逃げ出したと思い、急いで駆けつける。しかし、薛洋が総領を殺害している現場を目撃してしまう。孟瑶が止めようとするが、聶明玦(ニエ・ミンジュエ)は温晁(ウェン・チャオ)の奇襲を受け、重傷を負ってしまう。

温晁(ウェン・チャオ)は、聶家に陰鉄と薛洋の引き渡しを要求し、兄の温旭が姑蘇藍氏を攻めていることを告げる。温晁(ウェン・チャオ)が去った後、聶明玦(ニエ・ミンジュエ)は孟瑶に真相を問いただす。孟瑶は、長年の屈辱に耐え切れず、総領を殺害したことを告白する。そして、総領が戦功を横取りし、薛洋をわざと逃がしていたことも明かす。聶明玦(ニエ・ミンジュエ)は、孟瑶を厳罰に処そうとするが、不憫に思い、解放する。

その夜、魏無羨は藍忘機の部屋の屋根で一人酒を飲み、憂さを晴らす。しかし、藍忘機がすでにいなくなっていることに気づかない。翌朝、温晁が兵を率いて聶氏に攻め込み、清河は前代未聞の危機に陥る。陰鉄と生存権を巡る戦いが、静かに幕を開ける。

第10話の感想

第10話は、物語が大きく動き出す重要なエピソードでした。薛洋の悪行が明らかになり、温氏の圧力が強まる中、魏無羨や藍忘機たちは新たな戦いに巻き込まれていきます。

特に印象的なのは、薛洋と暁星塵の対決シーンです。暁星塵の正義感と薛洋の狡猾さが鮮明に描かれており、緊迫感あふれる展開に引き込まれました。また、温晁の横暴な態度や聶明玦の苦悩など、各キャラクターの心情が丁寧に表現されており、ドラマの深みが感じられました。

魏無羨と藍忘機の絆もさらに深まった回でした。魏無羨の無邪気さと藍忘機の静かな優しさが、対照的でありながらも互いに補完し合う関係性が魅力的です。

つづく