陳情令 第16話 あらすじ/ネタバレ

夜が深まり、小舟は湖面をゆっくりと進んでいきます。ようやく紫電の束縛が解け、江澄(ジャン・チョン)と魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は蓮花塢への帰路を急ぎます。

しかし、蓮花塢に戻ると、目の前は地獄絵図と化していました。かつて咲い声が響いていた蓮花塢は血で染まり、江氏の弟子はほとんどが殺されていました。虞紫鸢は孤軍奮闘し、傷だらけになっていました。

江楓眠(ジャン・フォンミエン)が援軍を連れて駆けつけますが、温氏の軍勢に圧倒され、重剣で胸を刺されて倒れてしまいます。虞紫鸢は絶望し、江楓眠(ジャン・フォンミエン)の手を握りしめながら、彼と共に自害します。

江澄(ジャン・チョン)と魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は悲しみに耐えながら、屋根の上から様子を伺います。温晁(ウェン・チャオ)は勝利に酔いしれ、王霊嬌(ワン・リンジャオ)は冷酷な表情で惨状を眺めています。

怒りに駆られた江澄(ジャン・チョン)は屋根から飛び降り、荒野へと走り出します。魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は彼を追いかけます。江澄(ジャン・チョン)は復讐の炎を燃やし、魏無羨はそれを止めようとしますが、激しく言い争いになり、ついには手が出てしまいます。

雨の中、江澄(ジャン・チョン)は絶望に打ちひしがれます。魏無羨は彼を励ましますが、時間は戻りません。

朝が訪れ、江澄(ジャン・チョン)と魏無羨は蓮花塢に戻ります。江厭離(ジャン・イエンリー)は彼らの腫れぼったい目を見て、不吉な予感を抱きます。魏無羨から蓮花塢の惨劇を聞かされ、江厭離(ジャン・イエンリー)は悲しみに暮れます。

大雨が降り、蓮花塢の悲劇を悼むかのように、血と悲しみの跡を洗い流します。江厭離(ジャン・イエンリー)は悲しみと雨で倒れてしまいます。

魏無羨は江厭離を劉婆婆の元へ避難させ、江澄の救出に向かいます。溫寧(ウェン・ニン)と出会い、江澄が温晁(ウェン・チャオ)に捕らわれていることを知ります。溫寧(ウェン・ニン)の純粋さに心を打たれた魏無羨は、彼と共に救出作戦を立てます。

その夜、温晁(ウェン・チャオ)は蓮花塢で祝宴を開き、江楓眠(ジャン・フォンミエン)と虞紫鸢の遺体を晒し者にします。しかし、酒には溫寧(ウェン・ニン)が毒を盛っていました。温晁と温逐流(ウェン・ジューリウ)は酒を飲み、危険が近づきます。

魏無羨は溫寧の成功を祈りながら、江澄の救出を待ちます。

第16話の感想

第16話は、陳情令の中でも特に衝撃的な回でした。温氏による蓮花塢の襲撃は、江氏にとって大きな悲劇となり、多くの命が奪われました。江楓眠と虞紫鸢の死は、江澄と魏無羨にとって大きな喪失感となり、彼らの心に深い傷を残しました。

江澄の怒りと悲しみが伝わってくる演技は圧巻でした。屋根から飛び降りるシーンは、彼の絶望と怒りを表現しており、見ているこちらも胸が痛くなるほどでした。魏無羨もまた、江澄の苦しみを目の当たりにして、心を痛めていました。

温晁の残虐さは、見ていて不快になるほどでした。王霊嬌(ワン・リンジャオ)の冷酷さもまた、温氏の非情さを象徴していました。

つづく