陳情令 第35話 あらすじ/ネタバレ

金凌(ジン・リン)は目を覚ますと、全身に痛みを感じ、魏無羨(ウェイ・ウーシエン)に襲われたと勘違いする。魏無羨(ウェイ・ウーシエン)はいたずらっぽく咲い、藍忘機(ラン・ワンジー)がもうすぐ来ると嘘をつき、金凌(ジン・リン)を慌てて逃がす。

夜が更け、魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は闇い街を一人歩く。月光が彼の寂しげな姿に降り注ぐ。橋の上には、白い服を著た藍忘機(ラン・ワンジー)が立っているのが見える。月光に照らされて、さらに冷たく孤高に見える。魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は複雑な気持ちになる。かつては江澄(ジャン・チョン)が永遠の頼りになると信じていたが、藍忘機(ラン・ワンジー)は越えられない溝だった。しかし、今は世の中が変わり、2人の関係はひそかに逆転している。

魏無羨(ウェイ・ウーシエン)が近づくと、藍忘機(ラン・ワンジー)は鋭い視線で彼の足の悪詛痕と紫電の傷跡に気付き、表情が険しくなる。魏無羨は平然を装い、些細な傷だと咲う。藍忘機(ラン・ワンジー)は黙って彼を背負おうとするが、魏無羨は躊躇する。しかし、藍忘機の頑固さに負けて、最終的には妥協する。

住処に戻ると、藍忘機は謎の人物から奪った衣の切れ端を取り出す。そこには聶家の独特の紋章が刺繍されている。魏無羨は仮面をかぶり、2人で聶懐桑(ニエ・ホワイサン)のもとを訪れ、喫人堡の秘密を暴こうとする。聶懐桑(ニエ・ホワイサン)は相変わらず臆病な様子で、2人の質問にはぐらかす。しかし、魏無羨が三重の防線の巧妙な仕掛けを分析し、黒幕が清河聶氏であると指摘すると、ついに真実を吐露する。

喫人堡は実は聶家の墓地であり、歴代の家主が佩刀に宿る製御不能な刀霊を抑えるために使われていた。聶家の先祖は屠夫として家業を興し、刀法を修練していたが、刀に宿る邪気が強すぎて、家主たちは仮噬に遭うことが多かった。6代目の家主は刀霊を鎮めるために、先祖の佩刀と邪祟を一緒に埋葬したが、盗掘者が刀霊を驚かせてしまい、一連の悲劇を引き起こしてしまったのだ。

真相を知った藍忘機は、魏無羨の足の悪詛がさらに悪化していることに気づく。焦る中、鎖霊囊の中の剣霊が突然暴れ出し、悪詛と何らかの関係があるようだ。2人は合奏で安息曲を奏で、なんとか事態を収拾する。魏無羨は、喫人堡こそが剣霊が示していた目的地であると悟る。

再び喫人堡に足を踏み入れると、聶懐桑(ニエ・ホワイサン)はすでに封鎖していたが、藍忘機は強引に壁を破って侵入する。しかし、白骨が散乱しているものの、重要な手がかりは見つからない。石棺を詳しく調べた魏無羨は、聶明玦(ニエ·インジュエ )の佩刀である覇下(バシャー)がそこにはないことに気づく。聶懐桑(ニエ・ホワイサン)は聶明玦(ニエ·インジュエ )の謎の失踪と生前の佩刀の強大な力を思い出し、表情を曇らせる。

喫人堡を後にした魏無羨と藍忘機は、小さな食堂で休憩を取る。そこで、掌柜から薛洋(シュエ・ヤン)が金氏の客卿になったという衝撃的な事実を知る。薛洋(シュエ・ヤン)が罰を逃れられたのは、金光善(ジン・グアンシャン)の庇護と常萍(チャン・ピン)の証言のおかげだった。そして、暁星塵(シャオ・シンチェン)の失踪と宋嵐(ソン・ラン)の旅立ちが、さらに謎を深める。特に常萍(チャン・ピン)の悲惨な結末は、暁星塵(シャオ・シンチェン)の霜華剣を連想させ、真相はさらに複雑さを増していく。

藍忘機は独り酒を飲み、世の中の無常さをしみじみと感じている。魏無羨も感慨深げな様子だ。2人とも、前途にはまだ多くの秘密と試練が待ち受けていることを知っている。そして、この夜は、彼らが肩を並べて困難を乗り越えていく証となった。

第35話の感想

第35話は、複雑な人間関係と衝撃的な真実が明らかになる、見応えのあるエピソードでした。

まず、金凌(ジン・リン)と魏無羨のやり取りが印象的でした。金凌(ジン・リン)は魏無羨を誤解して激昂しますが、魏無羨は巧みな話術で彼を翻弄します。このシーンは、二人の複雑な関係をうまく表現していると思いました。

また、藍忘機と魏無羨の絆が深まる様子も描かれていました。藍忘機は魏無羨の怪我を心配し、彼を背負って歩く姿は、二人の強い信頼関係を感じさせます。

そして、喫人堡の秘密が明らかになったシーンは衝撃的でした。聶家の先祖が刀霊に苦しめられていたという過去と、現在の事件との関係が明らかになり、物語の深みが増しました。

最後に、薛洋(シュエ・ヤン)が金氏の客卿になったという衝撃的な事実が明らかになりました。

つづく