陳情令 第37話 あらすじ/ネタバレ

魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は、毒霧に包まれた人々を救うため、解毒に効果的な糯米粥を作る人手を必要としていました。藍思追(スー・チュイ)と金凌(ジン・リン)は、ためらうことなく協力します。二人はそれぞれが追いかけている「謎の物」について言及します。その物の行方は定まらず、死んだ猫の死体など不吉な兆候が伴い、恐怖を感じさせます。

苦労の末、ようやく糯米粥が完成しました。しかし、魏無羨(ウェイ・ウーシエン)と仲間たちが粥を配ろうとした時、思いもよらないことが起こります。粥は異常に辛く、人々はむせて咳き込み、一時的に混乱に陥ります。その時、小屋の外から軽いノック音が聞こえ、魏無羨(ウェイ・ウーシエン)の注意を引きます。彼はそっと窓に近づくと、やせ細った少女が杖をついてよろよろと歩いてきました。目は虚ろで、口元には生々しい血痕が残っています。少女の姿は恐ろしいものでしたが、魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は彼女に悪意はないと感じ、何か助けを求めていることに気づきます。

突然の出来事に人々がざわついていると、盲目の男性である暁星塵(シャオ・シンチェン)が小屋に飛び込んできます。状況は危険です。魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は素早く仮応し、点睛招将法を使って暁星塵(シャオ・シンチェン)を安全に小屋に連れ込み、解毒のために糯米粥を与えます。しかし、平穏は長くは続きません。小屋の外に大量の傀儡が現れ、危機的状況に陥ります。

魏無羨は法術で対応しようとした瞬間、屋根から宋嵐(ソン・ラン)が落ちてきます。彼は傀儡に操られており、魏無羨たちと激しく戦います。魏無羨は鋭い洞察力で、宋嵐(ソン・ラン)が傀儡に操られていることに気づき、陳情を吹いて彼の意識を一時的に回復させます。協力して宋嵐(ソン・ラン)を製圧しますが、恐ろしいことに彼の舌が抜かれ、溫寧(ウェン・ニン)(ウェン・ニン)と同じような製御釘が後頭部に打ち込まれていることがわかります。

藍思追(スー・チュイ)は琴を弾いて問霊を行い、真相を明らかにしようとします。信じられないことに、問霊の結果、宋嵐(ソン・ラン)を傷つけたのは彼の親友である暁星塵(シャオ・シンチェン)であることが判明します。この事実は晴天の霹靂のように人々を混乱と困惑に陥れます。

その後、魏無羨は「暁星塵(シャオ・シンチェン)」の異常さに気づき、一連のやり取りの後、彼の正体が薛洋(シュエ・ヤン)であることを確認します。薛洋(シュエ・ヤン)は魏無羨の同情心を巧みに利用し、壊れた鎖霊囊の中の破片を修復させようとします。その破片は、薛洋(シュエ・ヤン)にとって大切な人物の残留思念です。薛洋(シュエ・ヤン)の脅迫にもかかわらず、魏無羨は原則を貫き、死者を復活させることを拒否します。

薛洋(シュエ・ヤン)は諦めきれず、長年隠してきた秘密を暴露します。それは、陰鉄を私蔵し、滅門を企てた罪です。二人が対峙している間に、溫寧(ウェン・ニン)(ウェン・ニン)が駆けつけ、再び宋嵐(ソン・ラン)と交戦します。薛洋は隙を見て魏無羨を攻撃します。その時、藍忘機(ラン・ワンジー)が天から降ってきたかのように現れ、薛洋と激しい戦いを繰り広げ、魏無羨たちの逃走時間を稼ぎます。

魏無羨は盲目の少女と共にその場を離れることを決意します。少女は彼らを不気味な棺桶のある小屋に連れて行きます。少女の指示に従って、魏無羨は棺桶を開けてみると、そこには本物の暁星塵(シャオ・シンチェン)の遺体がありました。少女の悲痛な泣き声は胸を打ちます。真相を明らかにするため、魏無羨は共情術を使って、複雑で悲惨な過去の記憶を探ります。

第37話の感想

第37話は、霧に包まれた真相と決断が描かれた、緊張感あふれるエピソードでした。魏無羨の機転と仲間たちの協力により、辛辣な粥の危機を乗り越え、傀儡との戦いにも勝利します。しかし、宋嵐を傷つけたのが暁星塵であるという衝撃的な事実が明らかになり、物語はさらに複雑さを増します。

薛洋の狡猾さと陰湿さは、視聴者をゾッとさせます。彼は魏無羨の同情心を巧みに利用し、死者を復活させようとするなど、倫理的に許されない行為に手を染めます。一方、魏無羨は彼の脅迫にも屈せず、原則を貫く姿は、彼の正義感と強い意誌を感じさせます。

また、盲目の少女の登場は、物語に新たな謎を投げかけます。彼女が薛洋とどのような関係にあるのか、なぜ魏無羨に協力を求めたのか、今後の展開が気になります。

つづく