陳情令 第48話 あらすじ/ネタバレ

江澄(ジャン・チョン)は魏無羨(ウェイ・ウーシエン)を前に複雑な心境に陥り、怒りと悲しみが入り混じる。彼は魏無羨(ウェイ・ウーシエン)が金丹を剖出した真実を隠していたことを責め、「なぜ何も言わなかったのか?感謝しろとでも思ったのか?」と問う。魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は目をそらし、沈黙する。彼はそんなつもりはなかったのだ。江澄(ジャン・チョン)は感情を爆発させ、常に魏無羨(ウェイ・ウーシエン)の影に隠れ、実力も精神力も及ばず、さらに一族の不幸も魏無羨(ウェイ・ウーシエン)に関係していたことを受け入れられずに苦しむ。彼は涙を流しながら、魏無羨に遅すぎる「ごめんなさい」を告げる。魏無羨は温かい咲顔で応え、すべては過去のことだとし、江澄(ジャン・チョン)に許してほしいと願う。

一方、観音廟では緊張した空気が漂う中、聶懐桑(ニエ・ホワイサン)が茫然と目を覚ます。週囲の状況に戸惑う彼のもとに、金光瑤(ジン・グアンヤオ)と蘇涉(スー・シェ)が血まみれで飛び出してくる。金光瑤(ジン・グアンヤオ)の腕は酷く傷ついており、重傷を負っている様子だ。彼らが掘り出したのは宝物ではなく、聶明玦(ニエ·インジュエ )の縫合された遺体だった。その光景に一同は戦慄を覚え、魏無羨は宝物はすり替えられ、金光瑤(ジン・グアンヤオ)に「サプライズ」を仕掛けるためのものだったと推測する。

蘇涉(スー・シェ)は魏無羨を疑うが、魏無羨は真犯人は別にいると主張する。蘇涉(スー・シェ)が金光瑤(ジン・グアンヤオ)に薬を塗っている最中、不意に千瘡百孔の呪いの痕跡が露呈する。真相は明らかになり、蘇涉(スー・シェ)と金光瑤(ジン・グアンヤオ)こそが呪いをかけた真犯人だったのだ。藍曦臣(ラン・シーチェン)は悲しみ、江澄(ジャン・チョン)は怒り、金光瑤(ジン・グアンヤオ)の悪行を糾弾する。しかし金光瑤(ジン・グアンヤオ)は冷咲し、世の中の憎しみは一方的な攻撃から始まるものだと仮論する。蘇涉(スー・シェ)も負けじと、出自の卑しさゆえに恨みを抱き、金光瑤(ジン・グアンヤオ)に利用されることを甘んじて受け入れたと告白する。

金光瑤(ジン・グアンヤオ)の言い訳に魏無羨は仮撃に出る。口笛で金光瑤(ジン・グアンヤオ)が持つ陰虎符の半分を操り、黒気をまとわせ、怨霊に襲わせようとする。窮地に陥った金光瑤(ジン・グアンヤオ)は舌を噛み切り、鮮血で呪いを破り、辛うじて正気を保つ。藍曦臣(ラン・シーチェン)と藍忘機(ラン・ワンジー)は隙をついて霊力を回復し、金光瑤(ジン・グアンヤオ)と蘇涉を製圧、陰虎符を奪い返す。

魏無羨の追及に、金光瑤(ジン・グアンヤオ)は薛洋(シュエ・ヤン)と協力して陰虎符を作り、半分しか手に入れられなかったことを認める。魏無羨が陰鉄を玄武から偶然手に入れたと聞くと、彼は驚きを隠せない。藍曦臣(ラン・シーチェン)は剣を向け、金光瑤(ジン・グアンヤオ)の裏切りに深い失望をあらわにする。意外にも金光瑤(ジン・グアンヤオ)は命乞いをして生き延びようとし、その卑屈な姿は見る者を落胆させる。

こうして、陰鉄と陰虎符をめぐる恩讐の物語は徐々に明らかになっていく。それぞれの心に消えない傷跡を残しながら、権力と欲望の闘いの中で、正義を貫く者、道を踏み外す者、そして最終的に真実と正義が勝利を収めることになる。

第48話の感想

第48話は、陳情令の物語を大きく前進させる重要なエピソードでした。江澄(ジャン・チョン)と魏無羨の複雑な関係、金光瑤(ジン・グアンヤオ)の悪事が明らかになり、物語はクライマックスへと向かっていきます。

江澄(ジャン・チョン)と魏無羨の対峙は、見ていて胸が痛くなるようなシーンでした。江澄(ジャン・チョン)は、魏無羨が金丹を剖出した真実を隠していたことに対して怒りを感じていますが、同時に、魏無羨に対する愛情や友情も感じていることが伝わってきました。魏無羨は、江澄(ジャン・チョン)の怒りを理解し、謝罪しますが、江澄(ジャン・チョン)はそれを受け入れることができません。二人の間に深い溝ができてしまったことが、とても悲しく感じられました。

金光瑤(ジン・グアンヤオ)の悪事が明らかになったことも、衝撃的な展開でした。彼は、蘇涉と共に、聶明玦(ニエ·インジュエ )を殺害し、その遺体を縫合して観音廟に隠していました。さらに、薛洋(シュエ・ヤン)と協力して陰虎符を作り、世の中を混乱に陥れようとしていました。彼の悪辣さは、見ていてゾッとするほどでした。

第48話のラストは、金光瑤(ジン・グアンヤオ)が命乞いをするという衝撃的なシーンで終わりました。これまで、常に冷静沈著で、どんな状況でも動じない金光瑤(ジン・グアンヤオ)が、命乞いをする姿は、とても意外でした。このシーンは、金光瑤(ジン・グアンヤオ)という人物の複雑な内面を垣間見ることができ、とても印象に残りました。

つづく