陳情令 第6話 あらすじ/ネタバレ
魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は帰路で貴重な天子咲(てんこざき、酒)を数壇手に入れ、江澄(ジャン・チョン)と聶懐桑(ニエ・ホワイサン)と共に喜びを分かち合おうとします。3人が酒を酌み交わす中、天子咲(てんこざき、酒)の芳醇な香りと味わいが口に広がり、魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は思わず酒の性質を人の性に例えてしまいます。それを聞いた江澄(ジャン・チョン)は、からかい半分に魏無羨(ウェイ・ウーシエン)を窘めます。
そんな時、藍忘機(ラン・ワンジー)が突然姿を現します。魏無羨(ウェイ・ウーシエン)はいたずら心から藍忘機(ラン・ワンジー)に一緒に酒を飲むように誘いますが、藍忘機(ラン・ワンジー)は頑なに拒否します。しかし、魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は子供の心を忘れず、藍忘機(ラン・ワンジー)の背中に符を貼り付けます。すると、藍忘機(ラン・ワンジー)は呆然となり、おとなしく酒を受け取ります。
藍忘機は生まれて初めて酒を口にします。1杯飲んだだけで、彼はまるで雲の上を歩いているような感覚に陥り、意識が朦朧としてきます。魏無羨はそんな藍忘機を自分の寝台まで連れて行き、いたずら半分に「魏哥哥」と呼ぶように仕向けます。すると、藍忘機は素直に従い、愛らしい姿を見せます。
さらに魏無羨を驚かせたのは、酔っ払っているにもかかわらず、藍忘機は歪んだ抹額を直すことを忘れないことです。抹額は藍家にとって家族と身分の象徴であり、親族以外の人が触れることは許されません。魏無羨は思わず咲ってしまい、藍忘機が常にこのように堅苦しい態度でいれば、一生孤独で終わってしまうだろうと冗談を言います。
その後、2人は自然と自分たちの過去について語り始めます。魏無羨は4歳の時に両親を亡くした悲しみを思い出し、藍忘機も幼い頃に母親を亡くした辛さを吐露します。
一方、藍曦臣(ラン・シーチェン)は叔父である藍啓仁(ラン・チーレン)に水祟退治の報告をします。藍啓仁(ラン・チーレン)は、この事件が温氏の摂霊秘術と関係があるのではないかと推測します。そして、魏無羨も事件に関与していたことを知り、魏無羨の機転の良さに感心します。藍啓仁(ラン・チーレン)は、魏無羨の性格が母親である藏色散人(ツァンセー・サンレン)とそっくりだと感じます。
その直後、弟子が魏無羨と藍忘機が酒を飲んだことを報告します。藍啓仁(ラン・チーレン)は激怒し、2人に戒尺300回の罰を与えることにします。魏無羨は藍忘機をかばおうとしますが、藍忘機は自らの責任だと主張します。最終的に、魏無羨は重い罰を受けますが、藍曦臣(ラン・シーチェン)は魏無羨のために療養場所を探すことを提案します。そして、藏色散人(ツァンセー・サンレン)と藍啓仁(ラン・チーレン)の過去の関係を明かし、藍啓仁が魏無羨に対して厳しい態度を取る理由を説明します。
与此同時、溫情(ウェン・チン)は温若寒(ウェン・ルオハン)に緊急情報を伝えます。それは、碧霊湖、水行淵、白瞳の異変に関する情報です。温若寒(ウェン・ルオハン)は、陰鉄は水の中に隠されていると答えます。
一方、魏無羨は藍忘機を探して後山に行きます。そこで、藍忘機が沐浴している姿を見てしまいます。2人はじゃれ合っているうちに、闇流に巻き込まれて謎の闇道に落ちてしまいます。
闇道の奥には、古琴が静かに置かれています。古琴には藍氏の禁文が刻まれており、藍忘機には害はありませんが、魏無羨には敵意を向けます。魏無羨は機転を利かせて、抹額を媒介にして藍忘機と繋がり、古琴に近づきます。藍忘機が琴を弾くと、洞窟の中から異音が聞こえてきます。どうやら、複数の勢力が何かを探しているようです。
その時、藍家の先祖である藍翼(ブルーウィング)が現れます。彼女は弦殺術の創始者であり、藍家唯一の女性当主です。外界ではすでに亡くなったと噂されていましたが、実はここに隠居していたのです。
藍忘機と魏無羨は藍翼(ブルーウィング)に陰鉄について尋ねます。藍翼(ブルーウィング)は陰鉄の欠片を取り出し、ゆっくりと過去を語ります。夷陵乱葬崗はかつては仙境でしたが、国師である薛重亥(シュエ・チョンハイ)が陰鉄を乱用したことで、多くの命が失われました。最終的に五大世家は薛重亥(シュエ・チョンハイ)を討伐し、陰鉄は封印されました。藍翼(ブルーウィング)は好奇心から寒潭洞の封印を解き、陰鉄を浄化しようとしましたが、逆に陰鉄の影響を受けてしまいました。彼女は自分の霊識を使って陰鉄を再び封印し、それ以来寒潭洞に住み続けています。
第6話感想
第6話では、魏無羨と藍忘機の関係がさらに深まり、彼らの過去や陰鉄の秘密が明らかになりました。
特に印象的だったのは、酔っ払った藍忘機の姿です。普段は常に冷静で感情を表に出さない藍忘機が、魏無羨のいたずらによって無邪気な一面を見せるシーンは、とても可愛らしく、思わず咲ってしまいました。また、魏無羨が藍忘機の抹額を直すことを指摘したシーンは、2人の間に絆が芽生えていることを感じさせました。
一方で、陰鉄の秘密が明らかになったことで、物語が大きく動き出す予感がします。藍翼(ブルーウィング)の過去や、陰鉄を狙う複数の勢力の存在など、今後の展開が気になります。
つづく