陳情令 第9話 あらすじ/ネタバレ

墨のような夜空に狂風が吹き荒れる中、天女祠の静寂は奇妙な行動を取る村民たちによって破られます。彼らはまるでゾンビのように押し寄せ、狂気的な光を目に宿しています。魏無羨(ウェイ・ウーシエン)、藍忘機(ラン・ワンジー)、聶懐桑(ニエ・ホワイサン)は突然の事態に驚き、慌てて結界を張ってなんとか村民の猛攻を防ぎます。藍忘機(ラン・ワンジー)は積極的に行動して脱出路を探すことを提案しますが、聶懐桑(ニエ・ホワイサン)の恐怖は彼を躊躇させます。藍忘機(ラン・ワンジー)は彼の動揺を察し、彼を混乱させないように禁言術をかけてしまいます。

3人が膠著状態に陥ったその時、遠くから神秘的な笛の音が夜を貫きます。村民たちはその音に導かれるかのように足を止め、音の方へ歩き去ります。魏無羨(ウェイ・ウーシエン)たちはその隙に後を追い、笛を吹いている人物が溫情(ウェン・チン)であることに気づきます。彼女は広場で笛を吹き、暴走した村民たちを鎮めていました。しかし、梟が夜空を横切り、溫情(ウェン・チン)の表情は一変します。不吉な予感がしたのでしょう。

魏無羨(ウェイ・ウーシエン)たちはその隙に撤退しようとしますが、江澄(ジャン・チョン)の不意の出現によって計画は中断されます。彼は飄々と仲間に入り、溫情(ウェン・チン)が必死に状況をコントロールしようとしている様子を目の当たりにします。溫情(ウェン・チン)は、梟を退治しなければ村民を救えないことを明かします。

そこで、魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は仲間を守るために金絲罩を張り、藍忘機(ラン・ワンジー)と共に密林へ入り、梟を狩ることを決意します。密林は霧が立ち込めて視界が悪く、2人は五感を閉じて、心の繋がりだけで協力し合いながら、障害物を切り払いながら狡猾な梟を追跡します。梟は鉄の鎖で魏無羨(ウェイ・ウーシエン)を捕らえ、彼を殺そうとしますが、魏無羨は機転を利かせて死んだふりをして、油断した隙に梟を倒します。

梟が倒れると、村民たちは正気を取り戻し、すべてが静寂を取り戻したように見えました。魏無羨と藍忘機(ラン・ワンジー)が戻ると、温晁(ウェン・チャオ)の叱責を受けます。彼は息子の無能さに極度の不満を表します。溫情(ウェン・チン)はこれを機に、溫寧(ウェン・ニン)との過去や天女祠の秘密を語ります。かつて温氏の祠堂だった天女祠は、舞天女の心臓から陰鉄が失われたことで暴走し、人を傷つけたといいます。溫情(ウェン・チン)と溫寧(ウェン・ニン)もその影響で不幸な運命を辿ったのです。

一方、魏無羨たちは林の中で野鶏に出会い、戯れた後、藍忘機は溫情(ウェン・チン)の態度に疑問を呈し、舞天女の暴走の真相を知っているのかと疑います。魏無羨は、陰鉄を奪ったのは温若寒(ウェン・ルオハン)であり、それが舞天女の暴走の原因だと断言します。溫情(ウェン・チン)は胸を痛めながらも現状を変えることができず、落胆して立ち去ります。

その後、一行は栎陽の集市を訪れ、魏無羨は豪快に酒を買い、店小二から常氏の屋敷で起こっている奇妙な事件について聞きます。藍忘機は陰鉄の異常な仮応を感じ取り、調査に向かうことを決意します。聶懐桑(ニエ・ホワイサン)は怖がって躊躇しますが、魏無羨と藍忘機は行くことを決意します。

常氏の屋敷に到著すると、入り口には赤い服を著た2つの死体が弔るされており、屋敷内は目を覆うような惨状が繰り広げられていました。全員が毒殺されており、瞳孔がないことから、傀儡にされたことがわかります。藍忘機は、这一切が陰鉄と関係していることを悟り、より厳しい試練が待ち受けていることを感じます。

第9話の感想

第9話は緊迫感と衝撃的な展開が続く、見応えのあるエピソードでした。

冒頭から、狂暴化した村民に襲われるシーンは、緊迫感があり、ハラハラドキドキしながら見守りました。魏無羨と藍忘機の連携プレーや、溫情(ウェン・チン)の笛の音色が印象的でした。

また、溫情(ウェン・チン)の過去が明らかになるシーンは、切なく、胸を打つものでした。温氏一族の悲劇や、陰鉄の恐ろしさを改めて感じさせられました。

さらに、常氏の屋敷での惨劇は、衝撃的で、今後の展開が気になります。陰鉄をめぐる戦いは、ますます激化していくのでしょう。

つづく