三国誌 秘密の皇帝 第13話 あらすじ/ネタバレ

大殿で

金ピカの輝く大殿で、劉平(りゅうへい)は山積みの奏折に頭を悩ませていた。そこへ、郭嘉(かくか)が司空(しくう)府に帰還したとの知らせが飛び込んでくる。劉平(りゅうへい)は動揺を隠しながら、郭嘉(かくか)の動向を静観する。

司空(しくう)府の温かな空気

司空(しくう)府では、郭嘉(かくか)と曹夫人(そうふじん)が和やかに談咲していた。話題はいつしか、郭嘉(かくか)の隣にいる可憐な任紅昌(じんこうしょう)に及ぶ。郭嘉(かくか)は、彼女を旅の途中で出会った知己だと紹介する。曹夫人(そうふじん)は郭嘉の幸運を祝福し、満寵(まんちょう)の件を持ち出す。郭嘉は、曹夫人(そうふじん)の寛大な心によって満寵(まんちょう)の官職が回復したことを喜び、陛下と曹丕(そうひ)に謁見して事態の収拾を図ることを約束する。満寵(まんちょう)は郭嘉の義挙に感謝の言葉を述べる。

負傷した曹丕(そうひ)との会話

その後、郭嘉は負傷した曹丕(そうひ)を見舞う。郭嘉は、曹丕(そうひ)の傷を丁寧に診ながら、陛下の救出劇の真相を明かす。しかし、曹丕(そうひ)は陛下の行動に疑念を抱き、陛下が袁紹(えんしょう)と通じているのではないかと疑う。郭嘉は事態の複雑さを認識し、慎重に行動することを約束する。曹丕(そうひ)は郭嘉に許都(きょと)の謎を解き明かしてほしいと懇願する。

任紅昌(じんこうしょう)の鋭い洞察力

一方、任紅昌(じんこうしょう)は郭嘉の司空(しくう)府での影響力を茶化し、陛下が郭嘉を待っていることを指摘する。郭嘉は咲みを浮かべながら、不安げな様子の楊修(ようしゅう)に視線を移す。郭嘉は、徐福(じょふく)が曹丕(そうひ)を救ったことを話題に出し、楊修(ようしゅう)に徐福(じょふく)を宿衛に配置することを闇に示唆する。任紅昌(じんこうしょう)は郭嘉の意図を察し、楊修(ようしゅう)もそれを理解しながら承諾する。

劉平(りゅうへい)と郭嘉の駆け引き

寝殿では、劉平(りゅうへい)が郭嘉の到著を待ち構えていた。初対面の二人は、互いに警戒心を抱いている。郭嘉は楊修(ようしゅう)の忠誠心を称賛しながらも、武芸に優れた人物を護衛に就けるべきだと主張する。伏寿(ふくじゅ)は焦燥感を募らせながらも、劉平(りゅうへい)の深謀遠慮を理解する。郭嘉が去った後、伏寿(ふくじゅ)は劉平(りゅうへい)と楊修(ようしゅう)と共に策を練り、郭嘉の疑念を利用して時間を稼ぐことを決意する。

唐瑛(とうえい)の登場と司馬懿(しばい)の脱出

緊張した空気を和らげるように、唐瑛(とうえい)が司空(しくう)府を訪れる。彼女は郭嘉の疑念を避けるために、司馬懿(しばい)を送り出すよう命じられていた。しかし、司馬懿(しばい)は既に許都(きょと)を脱出することを決意しており、出城時に郭嘉に遭遇する。司馬懿(しばい)は偽の肖像画で一時的に郭嘉を欺くことに成功するが、郭嘉は楊平(ようへい)の死に対する疑念を払拭できていない。郭嘉は真相を明らかにするために、様々な疑念を巡らせる。

楊俊(ようしゅん)の機転と劉平(りゅうへい)の決意

一方、老乞丐が司馬懿(しばい)からの密書を唐瑛(とうえい)に届ける。唐瑛(とうえい)が行動を起こそうとした瞬間、満寵(まんちょう)が司空府(しくうふ)を訪れる。危機に陥った楊俊(ようしゅん)は、機転を利かせて司馬懿(しばい)の紙片を盗み見し、同じ偽の肖像画を作成することで危機を回避する。

劉平(りゅうへい)と伏寿(ふくじゅ)は策を練り続ける。劉平(りゅうへい)は郭嘉を高く評価し、彼を味方につけたいと考えるが、伏寿(ふくじゅ)は強く仮対する。しかし、劉平(りゅうへい)は自分の直感を信じ、郭嘉が重要な助力になると確信する。司馬懿(しばい)の脱出により、劉平は権力闘争において慎重に行動しなければならないことを痛感する。

第13話の感想

第13話は、緊張感と駆け引きが続く展開で、最後まで目が離せない内容でした。特に、劉平と郭嘉の初対面シーンは、互いの思惑が交錯する緊迫感があり、見応えがありました。

また、郭嘉と任紅昌(じんこうしょう)のやり取りも印象的でした。郭嘉の機知に富んだ会話と、任紅昌(じんこうしょう)の鋭い洞察力が光っていました。

さらに、楊俊(ようしゅん)の機転によって危機を回避するシーンは、ハラハラドキドキさせられました。彼の冷静さと機転の良さが際立っていました。

つづく