三国誌 秘密の皇帝 第23話 あらすじ/ネタバレ

鄴城の街を歩く司馬懿(しばい)と審栄(しんえい)。そこに崔琰(さいえん)が馬を駆って現れ、司馬懿(しばい)を呼び止めます。崔琰(さいえん)は司馬懿(しばい)が審栄(しんえい)を唆したことを冀州の外戚に対する偏見だと非難します。司馬懿(しばい)は崔琰(さいえん)の言葉を巧みにかわし、袁紹(えんしょう)配下の謀士たちの争いを持ち出して崔琰(さいえん)の立場を問いただします。さらに、崔琰(さいえん)が許都(きょと)に行って天子に忠誠を誓っていないことを指摘し、崔琰(さいえん)を黙らせてしまいます。

一方、劉平(りゅうへい)、曹丕(そうひ)、伏寿(ふくじゅ)の3人は荒れ果てた農家に逃げ込みます。劉平(りゅうへい)と曹丕(そうひ)は伏寿(ふくじゅ)を休ませようとしますが、伏寿(ふくじゅ)は曹丕(そうひ)の過去の行動を根に持っており、自分たちを逃亡の危機に陥れたと責めます。曹丕(そうひ)は謝罪しますが、気まずい雰囲気になります。3人は鄧展(とうてん)の死を知り、安心しますが、伏寿(ふくじゅ)は曹丕(そうひ)への複雑な感情を拭い去ることができません。曹丕(そうひ)は食べ物を探しに出かけ、劉平(りゅうへい)と伏寿(ふくじゅ)の温かい会話を聞いてしまいます。

夜、曹丕(そうひ)は夢の中で伏寿(ふくじゅ)に刃を向けられる悪夢を見ます。目を覚ますと、外から物音が聞こえてきます。少年が侵入してきて、国のために軍に加わりたいと訴えます。曹丕(そうひ)は少年の勇気を認め、刀を贈って曹操(そうそう)のもとに行くように勧めます。翌日、少年は父親と再会しますが、父親は息子の安全を心配します。

一方、司馬懿(しばい)は審栄(しんえい)から騙し取った令牌を使って鄴城の牢獄に侵入し、唐瑛(とうえい)を救出しようとします。しかし、唐瑛(とうえい)は袁紹(えんしょう)の監視下にあり、特殊な鎖で繋がれていて、簡単に開けることができません。司馬懿(しばい)は落胆しますが、唐瑛(とうえい)を強く抱きしめ、必ず助け出すと約束して去ります。

賈詡(かく)と郭嘉(かくか)は馬車に乗りながら、天子である劉平(りゅうへい)について語り合います。賈詡(かく)は郭嘉(かくか)が劉平(りゅうへい)を放任したのは、彼の能力を試すためだとからかいます。2人とも、劉平(りゅうへい)が乱世をどのように再建するか期待しています。

劉平(りゅうへい)一行は鄴城に到著しますが、目の前の光景は衝撃的でした。飢餓で苦しむ人々が溢れ、噂されていた豊かさと平和とはかけ離れた状態だったのです。袁紹(えんしょう)の治める鄴城は、新城と旧城に分かれており、貧富の差が激しいことがわかります。劉平(りゅうへい)は不満を募らせますが、身分を明かさずに様子を探ります。ある士大夫の集まりで、劉平(りゅうへい)は漢室の衰退を軽蔑する言葉を仮論し、天子と漢室の復興への強い意誌を表明します。その姿は在場の士大夫たちの尊敬を集め、崔琰(さいえん)の注目を集めます。伏寿(ふくじゅ)は盧毓の力を借りて劉平(りゅうへい)を闇に守ります。しかし、審栄(しんえい)は劉平(りゅうへい)の活躍を妬み、トラブルを起こそうとします。新たな波乱が巻き起こるのでしょうか?

第23話の感想

第23話は、物語が大きく動き出す重要な回でした。劉平(りゅうへい)の成長と決意、司馬懿(しばい)の策略と行動、審栄(しんえい)の嫉妬と行動、崔琰(さいえん)の立場と決断など、今後の展開が気になる要素がたくさんありました。

特に印象に残ったのは、劉平(りゅうへい)の成長と決意です。劉平(りゅうへい)は、鄴城の貧富の差を目の当たりにして、漢室の復興への決意を新たに固めました。また、士大夫の集まりで漢室の復興への強い意誌を表明し、在場の士大夫たちの尊敬を集めました。劉平(りゅうへい)の成長と決意は、今後の物語の展開に大きな影響を与えるでしょう。

また、司馬懿(しばい)の策略と行動にも注目です。司馬懿(しばい)は、審栄(しんえい)から令牌を騙し取り、唐瑛(とうえい)を救出しようとしましたが、失敗しました。しかし、司馬懿(しばい)は諦めずに、唐瑛(とうえい)を救出するために新たな策略を練るはずです。司馬懿(しばい)の策略と行動は、物語をさらに面白くするでしょう。

そして、審栄(しんえい)の嫉妬と行動も気になります。審栄(しんえい)は、劉平(りゅうへい)の活躍を妬み、トラブルを起こそうとしています。審栄(しんえい)の行動は、劉平(りゅうへい)を危険にさらすことになるかもしれません。審栄(しんえい)の行動は、物語に新たな波乱を巻き起こすでしょう。

最後に、崔琰(さいえん)の立場と決断にも注目です。崔琰(さいえん)は、劉平(りゅうへい)にどのような態度を取るのでしょうか?崔琰(さいえん)の決断は、物語の展開に大きな影響を与えるでしょう。

つづく