三国誌 秘密の皇帝 第26話 あらすじ/ネタバレ
司馬懿(しばい)と伏寿(ふくじゅ)は鄴城の通りで偶然出会い、自然と唐瑛(とうえい)の話になった。伏寿(ふくじゅ)は司馬懿(しばい)の唐瑛(とうえい)への深い愛情に感心し、唐瑛(とうえい)は良い夫を得て幸せだと咲う。しかし、司馬懿(しばい)は話題を転換し、劉平(りゅうへい)は自分よりも一途であると率直に言う。彼は、密書が手に入れば曹操(そうそう)を倒すことができ、河北(かほく)の知識人や大臣を取り戻し、捕らわれている呂姫(りょき)を救出できると明かす。伏寿(ふくじゅ)はこれを聞いて、一石五鳥を狙い、曹丕(そうひ)も一緒に排除して、将来劉平(りゅうへい)の邪魔にならないようにしようと提案する。司馬懿(しばい)は同意し、二人は闇黙のうちに合意する。
一方、任紅昌(じんこうしょう)は曹丕(そうひ)たちと劉平(りゅうへい)の住居に集まり、重要な計画を練る。曹丕(そうひ)は甄宓(しんぼく)から贈られたハンカチを証拠として、袁府に潜入して袁紹(えんしょう)の印章を盗む計画を明らかにする。劉平(りゅうへい)は、これは賢令に応じた学者たちと一緒に脱出するためのものだと説明する。曹丕(そうひ)は疑念を抱いているものの、表面上は承諾する。しかし、郭嘉(かくか)が何か手回しをしているかどうかを任紅昌(じんこうしょう)に尋ね、任紅昌(じんこうしょう)が単独で行動していることを知ると、すべては自分一人にかかっていることに気づく。
司馬懿(しばい)は劉平(りゅうへい)に、曹丕(そうひ)は彼らの計画を完全に信頼していないことを忠告する。劉平(りゅうへい)は曹丕(そうひ)がこれまで自分を助けてくれたことに感謝しており、彼を傷つけることに躊躇する。その後、司馬懿(しばい)が驿館を出ると、曹丕(そうひ)は積極的に近づき、彼への賞賛の言葉を述べる。劉平(りゅうへい)は伏寿(ふくじゅ)に装飾品を贈って好意を示す。伏寿(ふくじゅ)はそれが劉平(りゅうへい)の本心ではないことを知っているが、劉平(りゅうへい)の真心からの告白の後、二人は和解し、戦後に結婚することを誓う。
袁(えん)夫人の寿宴で、任紅昌(じんこうしょう)は舞姫として登場し、飛燕の舞で観客を魅瞭する。そして、伏寿(ふくじゅ)と曹丕(そうひ)を引き合わせる。甄宓(しんぼく)は曹丕(そうひ)が自分のために来たと勘違いし、喜んで技を競う名目で曹丕(そうひ)と二人きりになる。しかし、曹丕(そうひ)の本当の目的は呂姫(りょき)を救出することだった。甄宓(しんぼく)はそれに気づき、不満ながらも妨害はしなかった。任紅昌(じんこうしょう)と呂姫(りょき)が再会した喜びの中で、甄宓(しんぼく)は巧みに曹丕(そうひ)を解放し、二人はようやく密会して想いを語り合う。
一方、劉平(りゅうへい)と学者たちは家族が捕らえられたことで焦っていたが、任紅昌(じんこうしょう)と伏寿(ふくじゅ)は落ち著いていた。それは、曹丕(そうひ)の「裏切り」が計画の一部であり、呂姫(りょき)を司馬懿(しばい)が支配する鄴城衛に無事に逃がすためだった。司馬懿(しばい)の状況把握に伏寿(ふくじゅ)は少し安心するが、曹丕(そうひ)が文書を持って逃げるのではないかと心配する。
一方、曹丕(そうひ)は変装して漢室の繡衣使者になりすまし、許攸(きょゆう)に面会することに成功する。官渡(かんと)の急報を理由に曹操(そうそう)への帰順を促そうとする。許攸(きょゆう)は彼の正体を見破り、二人は駆け引きを繰り広げる。表面上は礼儀正しいが、実際には闇流が渦巻いている。一方、大牢では唐瑛(とうえい)がついに束縛を解き、助けに来た司馬懿(しばい)と見つめ合い、言葉なくともすべてを理解する。
こうして、鄴城の闇流の中で様々な勢力が交錯し、権力、愛、忠誠をめぐる戦いが静かに幕を開ける。
第26話の感想
第26話は、物語が大きく動き出す重要な回でした。特に、司馬懿(しばい)と伏寿(ふくじゅ)の連携、曹丕(そうひ)の思惑、任紅昌(じんこうしょう)の活躍が印象的でした。
司馬懿(しばい)と伏寿(ふくじゅ)は、劉平(りゅうへい)のために協力して曹操(そうそう)を倒す計画を立てます。二人はお互いを信頼し、息の合った連携を見せていました。
曹丕(そうひ)は、劉平(りゅうへい)の計画に疑念を抱きながらも、表面上は協力する姿勢を見せます。しかし、彼の真の目的は、劉平(りゅうへい)を出し抜いて曹操(そうそう)の信任を得ることにあるようです。
任紅昌(じんこうしょう)は、劉平(りゅうへい)の計画を成功させるために、舞姫として袁(えん)夫人の寿宴に潜入します。彼女の活躍によって、呂姫(りょき)の救出作戦は成功しました。
つづく