三国誌 秘密の皇帝 第45話 あらすじ/ネタバレ

劉平(りゅうへい)の正体が明らかになったことで、曹節(そうせつ)の心は複雑な感情に包まれます。彼女は母親に、叔父と嫂の関係について尋ねます。曹夫人(そうふじん)は曹植(そうしょく)と伏寿(ふくじゅ)の関係を誤解し、激怒しますが、曹節(そうせつ)が誤解を解き、事なきを得ます。

一方、曹丕(そうひ)は曹植(そうしょく)に錦囊を盗むよう命じます。曹節(そうせつ)が劉平(りゅうへい)に想いを寄せていることを知っていた曹丕(そうひ)は、錦囊の発見が曹節(そうせつ)にどのような影響を与えるかを知っていました。しかし、曹節(そうせつ)が部屋に戻ると、錦囊はすでに消えていました。曹節(そうせつ)は、これが兄の仕業であることに気づきません。

曹夫人(そうふじん)は、崔琰(さいえん)の姪を連れて伏寿(ふくじゅ)に謁見します。伏寿(ふくじゅ)は彼女の質素さに感銘を受け、装飾品を贈ります。曹節(そうせつ)は伏寿(ふくじゅ)と二人きりになり、錦囊の消失を告げます。伏寿(ふくじゅ)は驚き、劉平(りゅうへい)と対策を練ろうとします。

曹植(そうしょく)は錦囊を手に劉平(りゅうへい)と対峙(たいじ)します。劉平(りゅうへい)はすべてを認め、曹植(そうしょく)に妹を安心させるよう頼みます。曹植(そうしょく)は証拠を握っているにもかかわらず、劉平(りゅうへい)を告発せず、錦囊を返します。そこに曹操(そうそう)が現れ、曹植(そうしょく)を裏切り者として叱責し、錦囊を奪い、罰を与えます。劉平(りゅうへい)は曹植(そうしょく)を庇い、郭嘉(かくか)の手紙を見せることで事態の打開を図ります。

曹丕(そうひ)は、司馬懿(しばい)に劉平(りゅうへい)を告発するよう持ちかけますが、司馬懿(しばい)は曹丕(そうひ)の家族を逃がすよう頼みます。激怒した曹丕(そうひ)は、司馬懿(しばい)を捕らえます。曹操(そうそう)は錦囊を読み、劉平(りゅうへい)の偽装に激怒しますが、劉平(りゅうへい)は天子遺詔を根拠に自分の正当性を主張します。

司馬懿(しばい)は獄中で拷問を受けますが、劉平(りゅうへい)は曹操(そうそう)の命令に従うしかありません。司馬懿(しばい)は劉平(りゅうへい)に諦めないよう説得します。

劉平(りゅうへい)は獄を出て曹丕(そうひ)と出会い、司馬懿(しばい)の安否を尋ねます。曹丕(そうひ)は、司馬懿(しばい)の家族を助けることを約束します。劉平(りゅうへい)は伏寿(ふくじゅ)に心境を吐露し、妥協も考えますが、伏寿(ふくじゅ)の説得により、3日以内に司馬懿(しばい)を救出することを決意します。

曹植(そうしょく)は劉平(りゅうへい)をかばったことで幽閉されます。曹操(そうそう)は曹植(そうしょく)への失望をあらわにし、曹節(そうせつ)は曹植(そうしょく)を助けようとしますが、曹丕(そうひ)に止められます。曹操(そうそう)は謀臣を集め、錦囊のことを明かしますが、満寵(まんちょう)は沈黙を貫きます。曹操(そうそう)は錦囊のことを伏せることを決め、曹丕(そうひ)と語り合います。曹操(そうそう)は曹丕(そうひ)を自分の後継者として認め、曹丕(そうひ)は期待に応えることを誓います。

権力と感情が交錯する第45話。登場人物たちはそれぞれの立場で選択を行い、今後の展開はますます不透明になっていきます。

第45話の感想

第45話は、権力と感情の交錯が激しく、見応えのある回でした。特に印象に残ったのは、以下の3つのポイントです。

1. 劉平(りゅうへい)の正体が明らかになり、曹節(そうせつ)の心境が複雑に変化する

劉平(りゅうへい)の正体が明らかになったことで、曹節(そうせつ)は複雑な感情に包まれます。彼女は母親に、叔父と嫂の関係について尋ね、曹植(そうしょく)と伏寿(ふくじゅ)の関係を誤解した曹夫人(そうふじん)をなだめます。曹節(そうせつ)の揺れ動く心情が丁寧に描かれており、視聴者としても感情移入してしまいました。

2. 曹丕(そうひ)と曹植(そうしょく)の兄弟対立が激化

錦囊をめぐって、曹丕(そうひ)と曹植の兄弟対立が激化します。曹丕(そうひ)は曹植に錦囊を盗むよう命じ、劉平(りゅうへい)を窮地に追い込もうとします。一方、曹植は劉平(りゅうへい)を庇い、錦囊を返します。二人の兄弟の対立は、今後の展開に大きな影響を与えそうです。

3. 司馬懿(しばい)の忠誠心が試される

司馬懿(しばい)は、曹丕(そうひ)に劉平(りゅうへい)を告発するよう持ちかけられますが、曹丕(そうひ)の家族を逃がすよう頼みます。激怒した曹丕(そうひ)は、司馬懿(しばい)を捕らえます。獄中で拷問を受ける司馬懿(しばい)の忠誠心が試されます。

つづく