星花双姫~天に咲き、地に輝く恋~ 第11話 あらすじ/ネタバレ
夜曇(イエタン)は少典有琴(ヨウチン)を見送るため、帝嵐絕(テイランゼツ)から法器を借りて帰墟へ向かう。神族も帰墟に到着し、霓虹上神は息子の危険な旅立ちに涙を流す。夜曇(イエタン)は帰墟の近くで突風に巻き込まれ、落下しそうになるが、3人の上仙に助けられる。彼らは、少典有琴(ヨウチン)が死んでも紅光宝睛は消えないと告げ、夜曇(イエタン)は焦燥に駆られる。彼女は少典有琴(ヨウチン)が帰墟に入る前に紅光宝睛を解いてもらうため、天界の人々に惜しんでいるように見せかけようとする。
一方、少典有琴は泥と海水をかいくぐり、帰墟の封印結界にたどり着く。しかし、封印はすでに破損していた。人帝も帰墟に到着し、夜曇(イエタン)は正体がバレるのではないかと心配になり、胸の痛みを理由にその場を離れる。人獣両帝と獣王は天帝を支持するが、そこに沉渊厉王が精鋭軍を率いて現れる。獣王は人帝を連れ、沉渊族と神族の争いに巻き込まれないようにその場を去る。夜曇(イエタン)はそれを目撃し、人帝の冷酷さに失望する。
霓虹上神は南天門の守衛軍を呼び出すが、沉渊の3人の殿下が南天門を突破し、守衛軍を足止めする。頂云は嘲風(チャオフォン)に南天門を守らせ、戦況を見守る。人帝と獣王は口論になり、獣王は少典有琴に頼るしかないと言う。少典有琴は封印の修復と襲い来る黒気への対応に追われ、苦戦を強いられる。天帝は戮魔陣を使うが、帰墟島が沈没し、四界が滅亡する恐れがあるため、力を抑えてしまう。厉王はそれを察知し、反撃の機会を伺う。
夜曇(イエタン)は储妃の正体を明かせば厉王に命を助けられるかもしれないと考えるが、霓虹上神や他の上仙が必死に彼女を守っている姿を見て、自分の考えを恥じる。厉王は想像以上に冷酷で、天帝を簡単に倒し、天界の人々を拘束する。天界では烏玳(うたい)と沉渊軍が猛攻を仕掛けるが、少典有琴が事前に仕掛けた阵法で足止めされる。しかし、彼らはすぐに阵法を破り、清衡(せいこう)は飛池(ひち)に他の武器や阵法がないかと尋ねる。飛池(ひち)は少典有琴の指示を思い出し、主帥の座を清衡(せいこう)に譲る。清衡(せいこう)は烏玳(うたい)、頂云、沉渊軍を破り、2人を捕らえる。
嘲風(チャオフォン)はこれ以上戦えば両敗になると判断し、谷海潮(こくかいちょう)と共に斥候営の兵士を率いて沉渊へ向かう。夜曇(イエタン)は飛池(ひち)の言葉を思い出し、清衡の援軍を待つことにする。予想通り、清衡が援軍として到着するが、嘲風(チャオフォン)もすぐに追いつき、両者は激しく交戦する。少典有琴は帰墟の修復を完了する直前、黒気に襲われ、死の淵に立たされる。
第11話の感想
第11話は、緊迫感と感動が入り混じった、見応えのある展開でした。特に、少典有琴が帰墟の封印を修復するために奮闘する姿は、胸を打つものがありました。また、夜曇(イエタン)が自分の正体を明かそうと葛藤する場面も、彼女の心情が伝わってきて、思わず感情移入してしまいました。
一方、沉渊厉王の冷酷さには驚愕させられました。彼の圧倒的な力と残忍さは、天界を絶望の淵に追いやるほどの脅威となっています。今後の展開がますます気になります。
つづく